見出し画像

ファミレスで本を読んでいるふりをして楽しむこと

時々本を読むためにファミレスに行く。
読書をするつもりがいつの間にか周りの人たちの話に耳を傾けてしまい
「耳がダンボ」状態でページが一向に進まないことがある。
本を読んでいるふりをして、密かに聞き耳を立てることは楽しみの一つだ。

このファミレスは近くに新興住宅地がある。
小学生の子どもを持つ母親とみられる客Aと客Bの会話。

 客A:「今日の晩ご飯、何?」
 客B:「今日は天ぷらにする!」
 客A:「えーすごいね!そば?うどん?」
 客B:「ん????? ごはんだよ。」
 客A:「天丼?」
 客B:「普通にごはんと天ぷら」

この会話を聞いて私も「?????」となった。

客Aの家では、天ぷらといえば蕎麦やうどんが当たり前なんだと思った。
そして、万が一、万が一にも、ご飯しかなかった時は…
必ず上にのせて天丼にすると決まっているようだ(笑)。

天ぷらの日は…

  1. 蕎麦

  2. うどん

  3. 天丼

という感じの優先順位だ。

テレビの企画で「我が家のマイルール」を見たことがある。
その家独自の慣習やきまり事を「へぇーー!」と興味深く見ていた。

きっと、客Aの「我が家のマイルール」では「天ぷらのルール」があるのだろう。

自分のことは当たり前すぎて違和感を感じないが
この会話がきっかけで「天ぷらのルール」に気付いたかもしれない。
お互いにね。

と、私なりに結論が出たところで自分の本を読み進める。

ファミレスでの読書は当分やめられない。
聞き耳を立てることは実におもしろい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?