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高尾山薬王院へぶらぶらとお山歩


ご無沙汰しております。"なごみじぞう"です。
みなさまお元気でしょうか。
わたしは元気に日々の暮らしを送っております。


とある日、食事の後片付けが終わってふと外を見てみたらぽっかりと青空。時間はまだお昼の12時。うーん、このまま家で過ごすのは勿体無いのではないか。そこで、出かけることにしました。高尾山であれば電車で30分もあれば着きます。
ということで、高尾山にスギ花粉のシャワーを浴びに出かけることにしました。アレジオン服用して目薬持って。準備は万端です。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

家から高尾山口まではJRと京王線を使って30分程度で到着。ケーブルカーの山麓駅前の広場の梅もだいぶほころんでいました。裏高尾よりは少し開花が遅いように感じられます。今回の目的地は山頂ではなく薬王院です。さて、どんなコースで上ろうかと考えます。

山麓から1号路を進むのは相変わらず抵抗があるので(私はこのコースが苦手)、いつもの6号路から入山し琵琶滝コースに舵を取り山肌を上昇、2号路の別れにまで行ったなら2号路に進み浄心門へ、そこからは1号路で薬王院へ向かう事にしました。
心配なのは、「琵琶滝コースは急登なので上昇負荷に耐えられるか」なのですが「ワクワクが止まらないので」クライムオンです。

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ケーブルカーの山麓駅の横を抜けて行きます。山麓駅の横は稲荷山コースの入り口ですが、稲荷山コースは登山道の整備工事中のようです。1月に稲荷山コースで登った時は工事はやっていなかったのですが、どうやら出張中に工事が始まったようです。

「ご迷惑をおかけします」

なんてとんでもありません。ご苦労さまです安全第一でお願いします。
良い登山道に整備されますように。

期待しています。


Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
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歩みを進めていくと、蝋梅の花が見えました。蝋梅の季節はもう終わりかと思っていましたが高尾山では山麓でもまだ咲いているのですね。この蝋梅を撮影するためにしばらく足止めとなります。
蝋梅の花にお陽さまの光が当たりキラキラと輝いています。背景は山陰となっており、暗く落ち込んでいます。こんなシチュエーションを見逃す手はありません。私はこんなシーンが大好きなんです。
寄ったり引いたりと色々と撮影を楽しみました。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
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蝋梅の近くには梅も咲いたのでこちらも撮影しました。ケーブルカー山麓駅の梅と比べるとまだ咲きそろっているというわけでなかったのですが、撮影をしながらこんなシーンを見るていると、まだ寒い季節なんだなと感じ入いりますが、もうそこまで暖かい季節が来ているんだなとも思います。

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6号路に入りました。高尾山は代表的な登山道を○号研究路と呼んでいますが(この呼び方をするのは1号から6号まであります)、研究路だと堅苦しいので、私は○号路と略して呼んでます(⌒▽⌒)。
6号路は最初のうちはこのように綺麗に整地された登山道となっております。冬の午後の木漏れ日が登山道をやさしく照らしています。この6号路の風景は気に入りっていて。私は高尾山を上るとき半分はこの6号路を使い頂上へ向かいますね。

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キヨスミイトゴケでしょうか、高尾山ではあちらこちらで見られます。サガリゴケとも呼ばれているようです。淡い光の中をゆらゆらと風に吹かれて揺れていました。この苔は、下が湿っている場所の上によくぶら下がっているんですよね。まるでこちらを誘い込むように揺らめくんです(怖い)。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
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6号路は沢沿いのコースなので、谷間の道となっています。日の光がなかなか届かないところも多いのですが、そんなところでもわずかに日の光が差し込む場所、時間があリます。そんな時の光を捉えるのが好きでついついレンズを向けてしまいます。明部と暗部のバランスを考えながら構図を決めるのが楽しいですね。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
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信仰の山でもある高尾山ですが、滝行も行われます。琵琶滝も滝行が行われている滝で、滝の横には小さなお堂があるのですが、そのお堂の彫り物を見ると信仰が生きていることを伺えます。こうした彫り物や絵はよく見かけるのですが、おそらく尊い道志さまが、徳のある精霊に乗って導きに来るといったものでしょうか。
琵琶滝を通過したら、急登の琵琶滝コースの始まりです。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
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琵琶滝コースは、6号路から分かれ高尾山の南側斜面を一気に登り、ケーブルカーの山頂駅まで一気に登ります。結構な急登であまり利用しないのですが、今回の目的地は薬王院なので利用する事にしました。
南に面した斜面は見晴らしは効かないものの、常緑の紅葉樹が多くその葉にあたる光を楽しむのに良いコースです。良い光を見つけるたびに一休みしながら撮影を楽しみます。こうして休憩を兼ねた撮影を何度も入れながら高度を稼いでいきます。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

琵琶滝コースの上部終点箇所の少して前に2号路との分岐があります。2号路は高尾山の猿園やかすみ台手前、浄心門などを1号路を取り囲むようにぐるりと一周ひとまわりするコースです。高度差もなく楽に散策できるコースで、私は密かに「高尾山の水平歩道」と呼んでいます。

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楽ちんな2号路を歩き浄心門に出ました。浄心門の少し下にペーパークラフトが飾ってあります。このペーパークラフトは定期的に飾りが変わっていて、季節の移り変わりを教えてくれ、登山者や参拝者を和ませてくれます。今回は梅と時鳥(メジロかな)でした。
この時期、浄心門からは面白い風景が見れます。
浄心門に向かって左側が3号路、右側が4号路となりますが、高尾山の特徴を表す風景が見られます。

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上神門から左手の風景です。3号路になります。鬱蒼としていますね。

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浄心門から右手の風景です。4号路になりますね。


おやっ、ちょっと風景が違いませんか?3号路の写真の中心部は、葉っぱで鬱蒼としています。でも4号路の写真の中心部は、葉っぱが落ちていますね。これは常緑広葉樹(カシなど)が多いか、落葉紅葉樹(ブナなど)が多いかの違いです。
高尾山は1号路を境として南側斜面が暖温帯植物 北側斜面が冷温帯植物と植生が異なっている珍しい山なんです。そのせいもあってか、植物の種類も多く、高尾山独自の植物も多く見られます。スミレなどは非常に種類が多いですね。

薬王院の入り口でもある浄心門で一礼をして1号路を進みます。ここからは薬王院の境内となります(というか高尾山=薬王院ぐらいに私は思ってますけど)。山道も参道と名を改めてることにしましょう。
山道を進んでいくと、山門が現れます(途中の山道の紹介はまた別の機会にでも)。山門の中には四天王がおられて厳しい表情でこちらを睨んできます。

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持国天

鎧兜に身を固めするどい独鈷光らせる。
心の悪魔を打ち砕き清らかな社会を守ります。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

増長天

剣を手にして勇ましく無数の鬼を懲らしめる。
驕れる心を打ちのめし安らかな社会を守る。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

広目天

軸と筆を手に持って澄んだ眼差しを差し向ける。
広く見る目でしっかりと大きな社会をまもる。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

多聞天

宝塔槍を手に持って素直に耳を傾ける。
福徳たちまち集まって豊かな社会を守る。

いずれの天も、迫力があります。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

薬王院境内にも梅が咲き出していました。ここは紅梅を切り取って見ました。
そして、高尾山と言えば天狗です。

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大天狗

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小天狗

大天狗も小天狗もかなり大きな面となります。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)

今回も色々と楽しめた高尾山、たまには山頂を目指すのではなく目的地を別なものにするもの良いですね。日もだいぶ傾いてきたのでそろそろ下山することにしましょう。ヘッデン付けて下山開始です。


今回もお付き合いいただきありがとうございました。
気がつけば、Df850+Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)の組み合わせで歩き通してしまいました。ズームレンズをつけると怠惰になってしまいますね。引き締め、引き締め。
次回も高尾山ネタにしようと思います。
それでは。また。



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