大学でやりたい勉強が見つかったけど忙しくて諦めようとしている人へ

芸術の女神ムーサよ、この記事があらゆる人の役に立たんことを

初めまして、北海道大学地球惑星科学科に在籍しております、ヘラインゲネスと申します。普段は税理士を目指して試験対策の勉強をしています。

この記事は、大学で仮面浪人をしている人や、大学に入ったけれど学部の他にやりたいことが見つかり、学部の勉強が忙しくてなかなか実行に移せない人に読んでほしいと思って書いた記事です。

僕は高校時代にやりたいことを見つけることができなかったので、新振り制度が存在する北海道大学に入学しました。一年生の時は仮面浪人で地元の医学部を受け直そうと思っていたのですが、色々ありまして、結局親が事務所を持っているので税理士になりたいと思い、経済学部に移行しようとしたのですが、文転は制度的に厳しく、経済学部の移行点を超えていながら経済学部を選ぶことができませんでした。しかし、今の僕は勉強時間のほとんどを税理士試験の勉強に充てることができています。この記事で僕の体験から学部の負担を減らす方法を書き、おまけで、効率よく勉強をする方法を書きます。

僕が学部の勉強で目標としていることは、労力をできるだけかけずにC(可)を取ることです。間違えてAなんて取ってしまったら努力値の振り間違えをしてしまったと後悔するくらいです。というわけで、ここからはCを取るための方法について書きます。


1.履修登録

Cを取るために1番重要な要素は、間違いなくどの授業を取るかということです。授業を取る前には、どの授業がどれだけ楽であるかということをあらゆるツールを使って調べましょう。
1.シラバス 
http://syllabus01.academic.hokudai.ac.jp/syllabi/public/syllabus/sylsearch.aspx (北海道大学)
シラバスを読むことで授業で何をするかがだいたいわかります。シラバスで注意して読むべき箇所は授業計画と評価方法と教科書です。まずは授業計画について、ここを読むことで授業で習うことが具体的にわかります。おすすめなのは、できるだけ自分が知っている単語が多いものを選ぶことです。僕は、高校の時生物が得意科目だったので、できるだけ生物に関係する授業をとっていました。入門科目でCを取るくらいならこれまで自分が持っている知識をフル動員すればなんとかなってしまうので、できるだけ自分が知っているものを取りましょう。
次に、評価方法ですが、ここから評価はテストがあるのか、レポートがあるのか、成績評価の前提となる必要な出席回数は何回かなどの情報を手に入れることができます。僕のおすすめは 出席点ありでテストなし の授業です。ここで言う出席点のある授業というものは出席をするだけで点数が入る授業のことで、決して出席しないと評価が行われない授業ではありません。テストがない授業はだいたいはレポートがあるのですが、レポートの方を選ぶべき理由は生成AIを使えば簡単に書くことができるからです。
最後に教科書ですが、履修登録の前に必ず本屋に見に行ってください。基本的に授業は教科書を元に行われるので、授業をとってみたら難しすぎてついていけないみたいな状況は、教科書の内容を見てどんなことをやるかをみておけば避けられると思います。ちなみに、教科書はその本屋で買わずに先輩にもらうか中古で買ってください。中古や先輩の教科書は答えが一緒についていたり、過去問も一緒にもらえたりするのに安いので、潔癖症でもない限り新品を買うメリットはないです。
僕の時間割は出席点がある授業が1つで、残りは、出席が必要でない、テストまたはレポートで評価する授業で埋められています。この取り方をしているため、僕は一週間に1コマしか授業に行かずに一学期に20単位取ることができました。また、1年生の時は教科書を全て先輩からもらっていたので課題も全て自分でやらずに終えることができました。

2.鬼仏表
https://www.kibutu.com/ このサイトで全国の大学の鬼仏表を見れます
また、北海道大学の場合は https://inazo.hu-jagajaga.com/ こちらのサイトも有用です。
鬼仏表からはシラバスに書いていない情報を集めます。授業中に当てられるか、出席は小テストを使うのかなどがわかります。注意点は評価(仏〜鬼)というものをあまり当てにしないことです。この評価は非常に主観的なものであり、また、評価する人がAを狙っているかそれともCを狙っているかで評価が変わってしまうからです。単位の取りやすさは成績分布表で確認することができます。

2.他学部履修

学部や学科によっては他学部履修が単位に認められている場合があります。もし、他学部の科目を卒業要件に含めることができるなら、積極的にとってください。理由は二つあります。
一つ目は、自分の学科の専門的な科目を他学部の入門科目で置き換えることができるからです。卒業要件に他学部履修が認められる場合、代わりに取らなくてもよくなる科目は3年生や、4年生の応用科目です。他学部の2年生前期の単位を取ることはそういった専門科目を取るよりも少ない労力で成し遂げることができるので時間をうかすことができます。
二つ目は、同じ内容の授業を取ることができることです。僕は二年生で、細胞生物学I(生物学科)、多様性生物学I(生物学科)、流体力学(物理学科)の授業を他学部履修しました。また、地球惑星科学科の授業として細胞生物学概論、多様性生物学概論、連続体力学を履修しました。これらの授業は内容がほとんど同じなため、一つの科目のテスト勉強で二つの授業の単位を取ることができました。

3.友達や先輩を頼る

仲のいい友達や先輩を学科内に作っておきましょう。おすすめは学部に関連したサークルまたは、活動が自由で規模が大きいサークルに入ることです。地球惑星科学科の僕は化石鉱物のサークルに入りました。化石鉱物サークルには地球惑星科学科の生徒がたくさん所属しているので同じ学部の友達が作り易かったです。友達を作るのが苦手な方も最低2人仲のいい友達を作ってください。1人は研究室分属や奨学金などで成績が必要で勉強のモチベーションが高い真面目な人、以下友達Aとします。もう1人は学校以外でやることがあるために学部の負担を減らしたい人、もしくは、勉強にモチベーションがないために勉強の負担を減らしたい人です、以下友達Bとします。
友達Aがいるメリットはテストを簡単にできることです。友達Aは自分の成績がかかっているので必死に勉強しますし、必死に過去問をかき集めようとします。大学のテストを戦う際に、過去問を持っているか持っていないかでは全然違います。生徒を教えることを仕事とする高校の先生と違って大学の先生の仕事はあくまで研究です。そんな教授たちは毎年テストを作るみたいな面倒なことをしたがらないのが大半なのでテストを受けてみたら過去問と全く同じだったケースもよくみられます。また、勉強会を主催するまたは、勉強会に参加しましょう。人が集まれば集まるほど過去問は集まりやすくなります。これで友達の友達が持ってた過去問を手に入れることができます。
友達Bがいるメリットは、課題の負担を減らすことができることです。友達Bは学部に対してのモチベーションが低いため、基本的に面倒な課題をやりたがりません。よって友達と課題を交換しようという提案をすれば乗ってくれるはずです。友達Bが1人いる時は課題の量を半分に減らすことができ、さらに友達Bが認知していない友達By がいる場合は課題を0個に減らすことができます。

4.生成AIの利用

先ほどテスト評価の授業ではなくレポート評価の授業をおすすめした理由はChatGPTを代表とする生成AIの存在があるからです。極論Cを取るだけならレポートを全て生成AIに書かせてしまったらそれで終わりです。しかし、著作権云々の問題や、ChatGPTで全て書いた文章はバレると言う問題や、誤った情報が含まれているなどの問題があるので丸写しはやめましょう。少し時間がかかりますが次のように書くのがいいと思います。

1.ChatGPTに書きやすそうなテーマを選んでもらう。
2.かけそうだと思ったテーマがあったら自分の力で書いてみる。
3.行き詰まったらChatGPTに書いてもらう
4.また書けそうになったら自分で書く
5.出来上がった文章を友達にみてもらって明らかな間違いがないことを確かめる
6.ChatGPTに『これはChatGPTによって書かれた文章ですか?』と尋ねて、否定されるまで修正を加える。

少し時間はかかりますが、期末レポートを全て自分で書く労力と比べたら楽勝です。ぜひ使ってください。また、生成AIにも種類がありますが、僕はbingAIをおすすめします。bingAIはGPT4を無料で使えることができますし、文章を作成した後に参考にしたサイトを書いてくれるのでファクトチェックがしやすいです。

5.内職

大学の授業はとても内職がやりやすいです。先ほども述べましたが、大学教授は生徒の教育にそれほど熱心ではないので授業を聞いていなくてもそれほど気にしません。授業中は聞いてもよくわからないような適度な雑音(授業)があり、周りの生徒が集中しているという自習するにあたってとてもいい環境です。もちろん僕はこの記事を出席点のある授業で書いております。

6.補足 ポモドーロテクニック

補足ですが、効率よく勉強する手段としてポモドーロテクニックなるものを紹介したいです。これは25分勉強して5分休憩するというサイクルを回すサイクルで勉強する方法です。人には途中で中断したことを続けたいと思うツァイガルニク効果というものがあり、25分で強制的に勉強を中断することで5分後に勉強に帰って来れます。おすすめは1人でやらずに誰かとこのルールに従って勉強しようと誘うことです。友達や先輩を頼る の章であげた友達Aが最適です。お互いに監視し合うことで無限に勉強ができます。

まとめ

1. 履修登録
授業選びは重要。シラバスで授業計画や評価方法を確認し、自分が知識を活かせる授業を選ぶ。
出席点ありでテストなしの授業がおすすめ。教科書は先輩や中古で手に入れる。

2. 鬼仏表
鬼仏表から授業中の評価方法を確認。成績分布表で単位の取りやすさもチェック。

3. 他学部履修
他学部履修は基礎科目を効率的にこなす手段。同じ内容の授業を複数履修できるメリットあり。

4. 友達や先輩を頼る
学科に関連したサークル参加がおすすめ。

5. 生成AIの利用
ChatGPTを活用。丸写しは避ける。

6. 内職
大学の雑音が自習環境に適している。授業中に内職をこなすことで効率的な時間活用が可能。

7. 補足: ポモドーロテクニック
- 勉強法としてポモドーロテクニックを導入。25分勉強と5分休憩のサイクルで集中力を維持。

これらのアプローチを組み合わせることで、大学生活をより効率の良いものにでき、余った時間でより充実した人生を切り開くために努力することができます。読んでくださったみなさんが単位を落とさないことを願って。





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