有馬記念 枠順確定前全頭診断

S A B C の4段階評価で、C評価以外の馬は見解を書いています。

S 本命級(最上位評価)
A 馬券の相手に入れたい
B 枠、馬場、状態面次第で馬券に入れたい。
C 今回は馬券内が厳しい。

ウインマリリン B
前走の海外戦では直線で進路を切り替えながらも4着と着差以上に評価できる内容。
近走は状態面がふるわず好走できていないがエリザベス女王杯の走りを見ると能力を出しきれればこのメンバーでも通用し、有馬記念は持久力を活かしたいこの馬にとっては相性のいいレース。
内らちを頼って走りたい馬なので内枠を引ければ穴馬として面白い一頭。

ジャスティンパレス A
近3走は全て展開に恵まれたレースでオッズ妙味はないが、好位から押し切る競馬と後方から差す競馬のどちらもでき、自在性がある点は評価できる。
前走の天皇賞は確かに展開が向いた中での好走だったが同じ差す競馬を得意としていたプログノーシスに先着している点は評価できるし、状態面、舞台適正共に今回の方が好転する。
3200mのG1を勝っているようにスタミナ面に不安もないので枠には左右されないがスタートに不安があるため後入れの偶数が引けると良い。

スターズオンアース S
前走のジャパンカップは超ハイレベルなメンバーで内有利の中、大外から外を回しながらイクイノックス、リバティアイランドに次ぐ3着。
爪の怪我の影響で半年ぶりのレース、状態面が良くなかった事を考えるとかなり強い。
元々牝馬2冠を取ったように3歳時から能力が高かったが、晩成傾向のあるドゥラメンテ産駒らしく4歳になって更に化け物級になっている印象。
差しのイメージが強いが元々先行できるタイプで中山も問題なく、鞍上にルメール騎手を迎えれたのも鬼に金棒。

スルーセブンシーズ A
前走の凱旋門賞は世界の強豪相手に直線進路を切り替えながらも4着と強い内容。
2走前の宝塚記念も直線で進路を切り替えるロスがありながらもイクイノックスの2着と評価できる。
近2走の内容からも完全に覚醒している印象。
舞台適性も文句なく、鞍上にグランプリ男の池添騎手を迎えれた点もプラス。
ただ、後方からの競馬になるため、近2走のようにスムーズさを欠く確率も高いためA評価まで。
馬群を捌ける器用さもあるため、道中ロスなく運べる内枠が理想。

ソールオリエンス B
前走の菊花賞は離された3着だったが明らかに距離が長く、馬の能力だけで来た印象。
コーナリングや位置取りに課題があるが能力は素晴らしい馬。ただ、今年の3歳世代はレベルが低いと思っていて古馬の最高レベルが集まるこのレースでは斤量が軽いとはいえ厳しい戦いになる。
鞍上の川田騎手も長距離レースでの成績がかなり悪くこの乗り替わりはマイナス。

タイトルホルダー A
前走のジャパンカップは状態が悪い中で不得意の東京コースという事を考えれば悲観する内容ではなく、むしろ差されてからも盛り返す脚を使えていた点は評価できる。
元々、現役最強と言われた馬で今回は得意の中山コースに変わり、おそらく逃げることができる、状態面も前走より上げてくる事を考えれば馬券には入れたい一頭。
逃げ馬なので外すぎる枠は評価を下げなければならない。

タスティエーラ B
今年のダービー馬でソールオリエンスと共に3歳戦を引っ張ってきた馬。
ソールオリエンスよりも先行力があり、中山適性はかなり高いものがあるが今年の3歳のレベルを考えるとこの評価まで。
現状、同じ3歳のソールオリエンスより評価は高い。

ディープボンド B
前走は東京の瞬発力戦で持久力が売りのこの馬には全く向かないレースだったので度外視でいい。
今回は鞍上にマーカンド騎手を迎えて、初のブランカーも装着するという事で年齢的にも最後の勝負にきている印象。
有馬記念は2年前に2着に来ておりレース適性馬かなり高い。
超ハイレベルの今年のメンバーならあって3着だが穴馬として面白い一頭。

ドウデュース A
前走のジャパンカップは前有利の展開を好走馬の中では1番後ろから差してきており評価できる内容だった。ただ、ハイレベルのG1を2連続で使っていて状態面の上昇は無く、右回りになるのも個人的にはマイナスだと思っている。
4歳になって馬体の筋肉が凄く、レース中の前進気勢も出てきており距離はもう少し短い距離のほうが良いようにも思う。
ただ、元々、世界最強馬イクイノックスに土をつけるほどの能力の持ち主で大きく評価を落とすことはできない。

ライラック B
本調子に戻ってからの近2走はどちらも向かないレース展開の中で進路を切り替えるロスもある競馬だった事を考えると評価できる内容。
瞬発力よりは持続力を活かすタイプでこのレースへの適性も高い。
このメンバーに入って能力がどこまで通用するかだが、穴馬として面白い一頭。

C評価馬
アイアンバローズ、シャフリヤール、ディスティマ、ドゥラエレーデ、ハーパー、ヒートオンビート、プラダリア、ブローザホーン、ホウホウエミーズ、マテンロウレオ



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