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有馬記念2022全頭診断

評価はS A B C の4段階評価です。

1.アカイイト C
前走のエリザベス女王杯では雨で圧倒的外差し有利の馬場になっており、捲り気味に馬場の綺麗なところを通ったこの馬に展開が向いた中での4着でメンバーレベルが一気に上がる今回は厳そう。

2.イズジョーノキセキ C
前走のエリザベス女王杯はこの馬の苦手な重馬場で道中不利もあったので度外しでいい。
ただ、ベストは1800、2000mあたりで今回の2500mはかなり長い印象で、更にメンバーレベルが上がる今回は厳しそう。

3.ボルドグフーシュ A
前走の菊花賞はハイペースになり差し脚質のこの馬には展開が向いたため評価を上げれる内容ではなかった。ただ、一週前追い切りで凄まじい時計を出しており状態はかなり良く、スタミナのある馬で、長くいい脚を使うタイプなので中山の2500mはこなせる。
前走のように内枠から中団あたりでロスなく立ち回れれば馬券内の確率は高い一頭。
鞍上の福永騎手も最後の有馬記念だと思うので頑張ってほしい。

4.アリストテレス C
3歳時には菊花賞でコントレイルの2着と力のある馬だが今年はスランプに陥っている。今回は初めてブリンカーを着けて一発を狙っているがメンバーレベルがかなり高い今回は厳しそう。
ブリンカーを着けての追い切りでは「行きっぷりが良すぎるぐらい」とコメントされているため前目の競馬をしてくる可能性もある。

5.ジェラルディーナ A
前走のエリザベス女王杯は雨で圧倒的外有利のトラックバイアスの中、大外枠を引いて馬場の恩恵を受けれたレースだったのでそこまで評価を上げれる内容ではない。ただ、この馬は全6勝が非根幹距離(400で割り切れない距離)でのもので、なおかつ4歳になってから急激に馬体重が増えており、モーリス産駒の特徴がかなり出ている一頭。
小回りの小倉競馬場でも勝っているようにコーナリングセンスが良く、コーナを6回まわる今回の舞台は会う印象。
枠順も内を引けたので2走前のオールカマーのようなある程度の位置で内で溜める競馬が理想。名牝ジェンティルドンナの娘で底を見せていないが出遅れる時もあるため、A評価まで。

6.ヴェラアズール B
芝に転向してからは全て上がり最速とかなりいい決め手を持っている馬。
ただ、前走はいつもより前の位置で競馬ができており、内有利のトラックバイアスの恩恵も受けての勝利なので評価を上げれる内容ではなく、直線の短い中山競馬場も合っていない。
ムーア騎手からの乗り替わりはマイナスで状態も前走がメイチだった印象なのでB評価。

7.エフフォーリア B
前年の有馬記念を制し年度代表馬になったが今年に入ってからスランプに陥り、怪我が判明。半年間の休養明けぶっつけ有馬記念とかなり厳しい条件。
鞍上の武史騎手も「今のエフフォーリアを受け止めたい」とコメントしており、状態は万全ではないのは明らか。
ただ、春よりかは状態も良くなっているし、能力はこのメンバーでも1番だと思っているので復活してほしい一頭。

8.ウインマイティー C
前走のエリザベス女王杯は17着と大敗。
メンバーレベルが更に上がる今回は厳しい。

9.イクイノックス S
前走の天皇賞秋ではBコース替わりでかなり内有利のトラックバイアスの中、外を回して上がり32.7の脚で大逃げをしていたパンサラッサを差し切っており、かなり評価できる内容だった。
後方からの競馬のイメージがあるがスタートは問題なく、ダービーは大外枠からなので仕方なく後方待機、天皇賞では両隣の馬二頭に挟まれる形になり位置を取れなかっただけなので直線の短い中山では先行する戦法を取る可能性も高い。
ベストは東京だと思うが、皐月賞では5ヶ月の休み明けでダービーへの叩き仕上げ、初の右回り、大外枠という条件の中で2着に好走しており、中山も問題なさそう。
中山2500mはトリッキーなコースなのでルメール騎手も心強い。

10.ジャスティンパレス B
前目でしぶとく競馬できるタイプで中山は合うし、秋になってかなり力をつけている一頭。
前走は17番枠から内から2頭目を確保する鮫島騎手のファインプレーが光ったレースだったのでそこまで評価を上げれる内容ではなかった。
先行馬だがスタートがあまり上手くなく、出遅れると致命的なためB評価。

11.ラストドラフト C
前走は内有利のトラックバイアスの中、外から差してきての5着と評価できる内容で冬に成績を上げる馬なので状態はいいと思うが、メンバーレベルが格段に上がる今回は自力が足りない。

12.ポタジェ C
前走は出足がつかず、後方からの競馬、2走前はメンバートップの斤量、3走前は大外枠とここ3走は度外視できる内容で、内枠を引けば面白かったが、この枠から外を回らされるときつい。距離も少し長い印象。

13.タイトルホルダー A
2走前の宝塚記念はハイペースを番手で追走してレコード勝ち、3走前の天皇賞春では後続を6馬身離す圧勝と能力はかなり高く、脚質的にも直線の短い中山は確実に合う。
だが、前走の凱旋門で逃げて日本勢の中では1番しんどい競馬をしていたので海外帰り初戦のここは疲れが心配なのと7枠13番は逃げ馬のこの馬にとってはマイナスな枠なのでA評価。

14.ボッケリーニ C
前走のジャパンカップは17着と大敗しており、更にメンバーレベルが上がる今回は厳しく、枠的にもきつい。

15.ブレークアップ C
前走は内前有利のトラックバイアスと斤量54キロのハンデを活かしたレースだったので評価を上げれる内容ではなかった。
今回はメンバーレベルが一気に上がり、定量戦なので厳しそう。

16.ディープボンド B
去年の2着馬でタフな中山2500mはかなり合っている。
2走前、3走前は内有利のトラックバイアスの中、外を回してのレースをしていたのでタイトルホルダーとは着差ほど力の差がある訳ではない。
海外帰りだが追い切りはかなり良く、状態もいいと思うので内枠に入ればA評価にしようと思っていたが大外という絶望枠を引いてしまったためこの評価。
枠で人気はかなり落ちると思うので抑えておいてもいい一頭。

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