積読は関心の蓄積である。
ウォール街のランダムウォーカーを読み終えた。
今年の1月にアマゾンのセールでまとめ買いをしたので、実際に積読になっていた期間は1月ぐらいなのだが、そのうち読もうと思いつつ長く読めずにいたものだ。
そういえばここしばらく超長期の積読をかなり解消できている。
いくつか例を挙げると、以下のようなもの。
レレバンスロスト
経済性工学の基礎
シンクロナスマネジメント
行動科学の展開
ローマ人の物語
デミング博士の新経営システム論
20年物の積読がいくつも解消している。その時々に興味のあるテーマに関連する本を読んでいるので、20年ぐらい前に関心があったテーマにまた自分の関心が戻って来たということか。成長がないというような気もしないではないが、時間と精神的にゆとりができたからか抽象度の高いことを考えられるようになったということか。
併せて、関心分野について調べていくと50年以上前の研究がベースになっているものが多く、今の時点で本を探しても最善の選択肢が昔購入して積読していたものということが多いように思う。
絶版になってしまった本もあるので、積読しておいたものが今になって役に立っている。積読は無駄ではなかったのだ。過去の自分がその時の関心に応じて購入した本なので、そもそも自分の感性に照らしてハズレである可能性は低い。特にあまり売れないような本なら後から手に入らないこともあるので買っておくことに意味があったのだ。
今後は、電子書籍の普及などによって必ずしもこの考え方が成立するかは分からないが古い本についてはこういう捉え方もありだと思う。
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