物書き、に憧れる海(かい)と申します。 読んで頂ければ嬉しいです。 良ければ感想お聞か…

物書き、に憧れる海(かい)と申します。 読んで頂ければ嬉しいです。 良ければ感想お聞かせください。

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「夏の日」

ひどく暑い夏の盛り。 汗を垂らしながら路地を歩く。太陽が痛いほど全身を照りつける。下を向くと黒く濃い影が足元に伸びている。目に入った汗を拭い、再び歩く。影が追いかける。 男は横領に手を染め、借金を返済に向かう。後のことは考えていない。汗が目に入る。少し薄くなった影が男の後を追う。 その場をしのいだときには、男は影になっていた。影は男を従えて歩く。影はさらに薄くなり輪郭ができつつある。 ある暑い夏の日のできごと。

    • 「なつ。」

      夏の始まりの青空はワクワクする。 夏の終わりの夜空は少し切ない。 ひとなつの思い出とともに秋が始まる。 涼しくなった風に新しい季節を感じながら。

      • 空を切りとる 心に収める

        • 「空が青いから。」

          空が青いから もう少し生きてみようと思えた。 君が待っている。 笑顔が見たい。 そう、今日は空が青いからね。

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        「夏の日」

          「勝利。」

          僕は権力も財力もコネも無い。あるのは夢を諦めない気持ちだけ。 誰もが振り向く容姿端麗さがあれば・・・なんて思ったこともあったけれど、誰も彼もなんて振り向いてくれなくていい。大事な人に囲まれているから。 さあ、勝ちにいこう。反撃の開始か、攻撃のターンか。人生は最後に笑えれば勝利だ!!

          「勝利。」

          「花火」

          夏の風物詩にはいろいろな思い出がある。 小さな頃、両親や兄弟と初めて見たときの感動。いっしょに食べたかき氷の味。 友達とはしゃいで声をあげた記憶。 恋人と手をつないだ感触。 そして人と人とが集まれなくなった事実。 いろんな思い出を超えて、また人と歓声が集うことを願って。

          「花火」

          やる奈良 いま鹿ない!!

          やる奈良 いま鹿ない!!

          「線香花火。」

          線香花火のような恋をした。 ひどく小さくて派手さも無い。ただ君を想っていた。 長く永く続いて消えていった。 火種がどこかで報われますように。

          「線香花火。」

          「夜明け。」

          昼から夜に替わるとき太陽は月に頼みます。 夜から朝に替わるとき月は太陽に頼みます。 「今日もみんなをよろしくね。」 雲や星も準備しています。 さあ、夜明けの始まりです。

          「夜明け。」

          「決めました。」

          いろいろ考えた。 許す、ことがいちばん。 無関心、になることが最大の復讐。 どれも本当にその通り。 しかし、自分の尊厳を守ることが必要。 必ず勝つ。過去にも自分にも。 応援よろしくお願いします。

          「決めました。」

          「夏休みの記録。」

          天狗に会ってきた。迫力と重みに圧倒される。自分の内面と向き合えと諭された気がした。 きっと今夜の夢には天狗が現れてくれる。夜空を大きな下駄が駆けることだろう。

          「夏休みの記録。」

          「マルデン」

          念願のマルデンM5を手に入れた。コロンとしたフォルムに小さな可愛さ。 色はオークルと迷ってローズに。持っている手帳やノートが黒や茶系なので明るめカラーを選んだ。ミニマムな大きさなので、手軽に持ち歩ける。 ペンフォルダーが小さめまので入るか心配したが、カヴェコのミニボールペンがジャストフィット。 気づきや日々の一言をメモしていこう。

          「マルデン」

          君が赤色を好きだと聞いた日から 僕のラッキーカラーは赤になった

          君が赤色を好きだと聞いた日から 僕のラッキーカラーは赤になった

          「初恋」

          中学生の頃、席替えのたびに窓際になることを祈っていた。窓から教室移動で歩いている君が見える。 見ることができた日はいつもよりちょっと幸せ。いつの間にか君のクラスの時間割を覚えてしまった。 下を歩いているので、窓からじゃないと見えない。あのときの窓枠からの景色を切り取っておきたかった。 ラムネに浮かぶ泡のような淡い初恋の思い出。

          「初恋」

          「性格」

          真面目だね、と昔からよく言われた。思春期の頃はなにか褒められているような気が全くしなくて言われるたびに砂をかんでいるような思いにかられていた。大人になるとその反動が少し表れたような気もするが、根っこの部分は変わっていない。自分でも真面目だと思う。やはり真面目がいちばん強い。大人になると強みに代わった気がする。 道をそれず真っ直ぐに真面目に生きたい。

          「性格」

          「リーク」

          とくダネを求めて日々街を歩く。手にはカメラと小さなメモ帳。 となりのおばちゃんに初孫が生まれた! 公園に新しい猫が遊びにきた! この世界はあたらしいニュースでいっぱいだ。 新聞に書いて貼り出すのが楽しみだ。 今日も僕は歩く。ニュースをリークする。 いつか記者になるまで街の小さな出来事を見つけていく。

          「リーク」