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幽霊の真実(仮)第2章 ※幽霊と夢について。

夢とは、幽霊を視るためのしくみである、
しかし、夢とは本来どういうものなのか
どうして、幽霊の夢をみてしまうのか?

幽霊あるあるで、夢で見たんだじゃないのそれ
と言われたり、または、夜中に、見た幽霊のほとんどを
夢の出来事として、安心したい気持ちを持たれたり。
はっきりと、明確に、幽霊を視たつもりでも
心のうちは、曖昧だったりしませんか?

人は、リアルな夢と現実の区別がつかない
脳の仕組みや、病気もあります。

夢で、幽霊を視たのに、起きてから
現実で幽霊を視たと記憶しているし、
その感覚も覚えている、
なんで、そんなことが起こるのか
簡単ではありますが、説明していきます。

1,幽霊の夢みるのはなぜか?

夢とは、睡眠中、あたかも現実の経験であるかのように感じる
一連の観念、心象の事。
夢は、生理現象の一つで、呼吸と同じで、自分を維持するために毎日見ている。(1日に3~5回夢を見ていることが現在分かっている)
記憶の管理をするためである。
また、不安や悩みを解消するため、夢が必要とされている。
夢は、神経生理学では、過去に見た情報を、ジャンル別にして記憶の倉庫に貯蔵していて
(記憶の二重貯蔵モデル。海馬から大脳皮質へ)
その倉庫から、引き出したりまとめたりする作業を、睡眠中に行っている。
この時、視覚に関する脳の部位視覚野が活性化することが分かっていて
脳が睡眠中行っている記憶の整理をしている、その行程を
映像として再生している状態が夢である。

どうして、幽霊の夢をみるのか、これには二通りの考察ができる。
1つ目は、不安や悩みの答えを、幽霊(オカルト)に求める、思い込み
幽霊思考(自動思考の一つ、造語)を持っている、
普段、人は悩みや不安について、無意識に答えを求めるようになっている(マインドワンダリング)
その内面の葛藤が幽霊思考の影響を受けることで、夢の中で幽霊を視てしまう。
なんらかの答えを幽霊の仕業にすることで、責任転換や、逃避の役割などを担っていると考えられる。
悪夢についても、実は浄化作用があると言われ、本人とっては印象が悪いが、無意識が処理しきれない
問題を、夢に移すことによって、負担が軽くなるからと考えられている。
2つ目は、日中、覚醒状態起きている時に、ホラー映画やホラースポットに行ったり、怖い話を聞いたりすると
不安や恐怖を感じて、大きなストレスを感じます、これが暗示となって
1で説明した流れが起こり、夢で、幽霊の夢を見ることになります。

まとめ、夢の中でどうして、幽霊を見てしまうのか?


1,幽霊の情報を持っている事、幽霊の情報は普段生活に必要ないため、無意識に貯蔵される。
2,幽霊思考を持っている事。
3,不安や、悩みを抱えている事。
3,夢とは、変性意識状態であり、記憶の整理のため、無意識(幽霊の情報)と
  繋がり易く、変性意識状態では、意識が薄れて、理性が働かなくなり
  常識の概念が外れて、何でもありの状態になるため、幽霊を視ることができる。
4,日中に起きた、出来事が原因で、夢で幽霊を視ることがある。

2,目を覚ましてから、どうして幽霊を見たというのか?


脳は、リアルな夢と、現実の違いを、区別できないと言われてします。
まず、脳には、夢の中でも目ざまている時と同じシステムが働いているため
以下のことが考えられます。

夢を、見ている間に感じる感覚が、起きている時と同じ反応をしていて
ホメオスタシス(生体恒常性)という、対外環境が変化しても、体内の環境を一定に保つ仕組みが働きがある。
例としては、梅干しが目の前にあると、食べなくとも、口の中に唾液が出てくる。
暑いときは、体温を下げるために、汗をかくなど。
幽霊の夢を見ている時は、このようなことが起こります
幽霊を見て怖いと感じた時、恐怖を感じた時の反応
心拍数の増加、顔の血の気が引く、震え、発汗などが
夢を見ている時でもおこります。
この時のリアルな感覚をが、現実で感じたと、思い込み
目が覚めた後も、夢の中で見たと思わず、現実世界、起きている時に見たと信じることになります。
もう一つ、考えられる事として
記憶が作られるとき、空想と現実が混ざると困るからと
脳は、「これは現実では無いと」判定ラベルをつけて
きっちり区別する、しかし、寝ぼけていたり、脳がダメージを受けて
このラベルが外れると、幻覚との区別がつかなくなる、

例として、金縛りも、半分寝ぼけているため、脳が朦朧としている時だから
レベルが外れて、幽霊が見えたりする、

つまり、夢でラベルが外れるのは、意識が薄れ、理性が働かなくなり
常識の概念も小さくなり、非常識なもが見えるようになるから。

他にも、第2章で述べた、

記憶の仕組みで
人は、自分の思うことを正当化する傾向があるため(自己正当化バイアスは「正常性バイアス」とも呼ばれ、自分にとって都合の悪い情報を無視し、自分を正当化する人間の認識の欠陥のことです。)
夢で見たかもしれないと感じていながらも
他人との幽霊の話題を共有している時に
幽霊を、現実に見たんだと言っていまいがちで
数人の同じことを伝える、そのまま数日経つことで
自分が正当化した、記憶が強化され
幽霊を現実に見た事が、本当の出来事として
改変される。
このように、記憶は、正確に記憶されるものでは無くて
じぶんの都合の良いように変更して記憶されることは
日常的に起きている。(過去に経験した記憶が歪曲され、誤って再生・再認される現象は過誤記憶)(全く経験したことのない出来事が実際に経験したかのように思い出される現象は虚偽記憶や偽記憶と呼ばれる)
記憶とは、正確では無く、自分の都合の良いように、記憶するようにできているため。

目を覚ましてから、どうして幽霊を見たといってしまうのか


夢を見ている時でも、起きている時と同じ、システムで働いているために、起こる思い込み。
夢の中で、ラベルが外れることで、非常識なものを創造できるようになる。
記憶も、自身の都合に合わせて記憶されることから。
幽霊思考を持っている人は特に、幽霊の夢を見るし、起きているときに見たように思い込みをします。
幽霊思考を持っていない人は、夢で幽霊を見ないか、見たとしても
夢で、幽霊を見たと自覚できると考えています。

ここまで、読んで頂いてありがとうございます。

幽霊思考についても、別記事で説明していますので、合わせて読んで貰えると幸いです。

https://note.com/nice_laelia523/n/n2a57e8d2cbe3


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