【100文字小説】あの道を歩き続けて

年越し蕎麦を啜りながら、液晶テレビの向こう側で熱唱する親友のことを思った。
かつては肩を組み、同じ道を歩いていた。

目の前で、妻と娘が蕎麦を啜った。
あの道を歩き続けてこの幸せに会えたか、僕には分からない。

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