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中村淳彦さんの傾聴をうけた


 ノンフィクション作家で数々の書籍を著作されている、中村淳彦さんの傾聴(インタビュー)を受けた。
「私、毒親に育てられました」「中年婚活」「悪魔の傾聴」「東京貧困女子」「崩壊する介護現場」「名前のない女たち」など数々の本を著作している。
 「東京貧困女子」は2019年に本屋大賞ノンフィクション部門にノミネートされ漫画・ドラマ化している。「名前のない女たち」は2度劇場映画化された。
つまり「すごい人」。

 極々一般人の地方でママさんナースをしている私が、なぜこのような機会に巡り会えたのか。
 それは「悪魔の傾聴ライティング」講座がきっかけだ。

 「悪魔の傾聴ライティング」は中村淳彦さんが実施しているオンライン講座。
「悪魔の傾聴〜会話も人間関係も思いのままに操る〜」の本を読んだ後にこの講座を知り、申し込んだ。
 この講座は、黒板の文字をひたすらノートに写す義務教育のような授業とは違い、受講者が書いた記事に対して、中村淳彦さんからご指摘がもらえる。自分が提出した記事は勿論のことだが、他の受講者が指摘されている内容も凄く自分の学びになる。
本当にいい時代に自分は生まれたなぁ。
 オンラインが今ほど普及していなければ、作家の人に自分の文章を読んでもらい意見をもらえる機会を得るためには、何段階も手間やお金をかけなければならなかっただろう。あるいは出版業界にも属さない私には不可能なことだっただろう。
 だが私がしたことと言えば、ウェブで申し込みの登録をし、月に6000円程のクレジット引き落としがあるだけ。
本当にいい時代に自分は生まれたなぁ。

 私は毒親・児童養護施設に入所経験がある人のインタビュー記事を作成してる。
一人のインタビュー記事を中村淳彦さんに提出し、読んで頂いた。
私自身も児童養護施設入所経験があるため、インタビューで相手に聞いた内容に加えて、自分の経験談も織り交ぜながら記事を作成した。
その内容を見て頂いた後、中村淳彦さんの方から今回の傾聴(インタビュー)について提案をしてくれた。
 中村淳彦さんが私に毒親をテーマにインタビューをすることで、その内容が今後の私の記事に使えるのでは。またインタビューを受ける経験をすることが、今後自分がインタビューしていく上での何か気づきになるのではという理由で提案して下さった。
 最初聞いた時は、「なんてありがたいお話なんだ」と驚くと同時に、「え?ホントに?この人にとって何の利点になるんだ?」と失礼な疑問を抱いてしまった。
つまり、ありがたいお話すぎて動揺した。



実施方法:LINE電話で1時間半程
中村淳彦さんから傾聴をうけた貴重な体験をシェアさせてください。
自分の振り返りも含まれているので、文体はご容赦ください。

◯インタビューを受け、良かったこと(メリット)
・素人の私にはプロのインタビューアーの横で学ぶ機会はない。だが録音で振り返ることができ、先生が自分にインタビューしている様子を自宅でゆっくりと何度も聞ける。それにより、客観的に先生のインタビュー方法を観察・学ぶことができる。
・講義に比べ、より実践的で身に入っていく学びを得られたのではという感覚があった。
・個別的な質問やアドバイスを頂けた。グループでの発言が苦手な私にとっては質問しやすい環境だった。また長々と話してはいけないという気持ちがグループ講義よりは少なく、リラックスして質問できた。
・質問を投げかけられる事により、自分の気が付いてない感情に気がつけた。それが今後の文章のネタや、活動の幅が広がる機会になったのではと感じた。


◯インタビュー受ける側をやり、気がついたこと
・幼少期の辛い出来事・恥ずかしい出来事を話したはずなのに、インタビュー終了後に全く不快感情が湧かなかった。むしろスッキリしている自分がいた。
→自分が今後相手にインタビューする時、質問に躊躇う必要はないのかもしれない。
・覚えていない質問をされたとしても、会話をしていくうちに過去のことを思い出した。
→リズムよくインタビューをすることで、思い出しやすいのかも?私のテーマが幼少期や過去のことを話してもらうことが多い為、リズム感よくインタビューする事を意識しよう
・質問に対し相手が話している・言葉に悩んでいる時、先生は沈黙していた。私がかなり悩んだ時のみ、仮定を出したりと会話を繋いでいた。
→自分はすぐに助け舟のような無駄な言葉をかけてしまっていたかも。相手の言葉・熟考中、遮らず待つ。
・質問の主旨と違う回答がきた時、同じ質問をもう一度聞き直していた
→インタビューされてる側は、自分が違う回答をしていた事に自然に気付く。欲しい内容を得られる。
・相手の言った言葉と全く同じ言葉をつかい、「〜ってどういうこと?」と質問すると相手(私)は勝手に詳しく話していっていた。
→ひっかかったワードについて詳しく聞きたいが、どう聞けばいいか悩んでしまい、結局聞けずに終わった事があった。この方法を今後つかってみよう。もっとシンプルにわかりやすく相手に質問を投げかけるのを意識しよう
・LINE電話でも、会話・録音ともになんの問題もなかった。
→インタビューの際の交通費で3万/回かかっていた。声だけでも、相手の心情を察しながらインタビューできるのでは。
・私が発言したワード全てを拾ってはいない。テーマに沿ったところを限局して拾い、深掘りしていっていた。
→自分がインタビューした時はテーマから逸れた内容も聞いてしまってたから、予定の1時間を大幅に超え2時間かかってしまった。なんでもかんでも聞けばいいって訳ではないな



 1時間半の傾聴で様々な刺激を受けました。
後半には私がインタビューライターとして今後どうしていこうと思っているか質問をしてくれて、悩みに対してアドバイスをくれました。
 悪魔の傾聴ライティング講座とは別に料金が発生してもおかしくない時間だったと思います🤔
中村淳彦さんの1時間半を頂き、本当に感謝します。


私はこの1時間半をどう今後活かしていけるか。料理していけるか。面白いと思えたことをやり続けたい。

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