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ついに有料版「ChatGPT Plus」を解約した 移行先と今後の期待について、ぽつぽつと

昨年より有料課金しておりましたChatGPT Plusをこのほど解約いたしました。そこに至った経緯と理由、あとは今後の展望などをつらつらと書きました。よろしくご査収ください。

生成AI戦国時代

単純に生成AIの後発組が充実してきた、というのが大きな理由です。Claude、Gemini、Perplexity、他諸々。
中でもClaude-3は明らかにGPT-4より優れた回答をしてくれるぞ…!と思う瞬間が多々ありました。無料版のSonnetでもGPT-4より上回っていると感じました。(いわんやOpusをば)
ベンチマークのスコアなどは、どうしても手前味噌的になりがちなので参考までに捉えていますが、それでも実際に触る中で、明らかにGPT-4よりも良い、と思うようになりました。

ChatGPT Plusの主な使い道

  • アイデア出し

  • アイデアの壁打ち
    (思考の水平化や深掘りに)

  • 様々なドラフトを一瞬で作成

  • 画像生成

  • 資料読み込み→内容要約

  • 他、アシスタント的業務
    (主にExcel関連の補助、例えば表形式で出力して〜など)

以上の用途で十分実用的でした。そして、自分の業務(調査・リサーチ・簡単な助言や意思決定など)において、大いに役立ってくれました。時短、省エネ、などです。本当にありがとうございました。
逆に、GPTsなどはあまり使ってませんでした。ストアができた今年のはじめ頃は「AppStoreの再来か」などと騒がれていましたが、自分としてはあまり有用な用途を見出せませんでした。
(余談ですが、こういった最先端技術界隈は、騒ぐことでお金になる面もあると思うので、話半分くらいで見るのがちょうど良さそう、とも思ったり)

なかなか解約に踏み切れなかった理由

一つに画像生成があります。わりとDALL-E3を使用していました。出力される画像の質が安定しているのが好みでした。意外にもこれが解約を踏みとどまっていた理由の一つ。
もう一つが、ぜんぜん本質的ではないのですが、やはり生成AIの革命的存在であるChatGPTから離れることに、心理的な抵抗があったから、です。現在まで続く生成AIブームと、そしてブームでなく今後も続くであろう、人類社会変革の立役者たるChatGPTに対して特別な感情を持っている人は、特に生成AIに関心がある人にとって、少なからずいるのではないかと推測します。(ルビコン川を渡らせた存在として*)

*「ルビコン川を渡ってしまった」東京大学が生成系AIに対する声明を発表

https://ledge.ai/articles/ut-genarative-ai-statement

とはいえ、いつまでもレガシーにしがみついていては進歩はないので、一度関係を見直すことにしました。
と、大げさに書きましたが、本当は月々のサブスク料金がもったいないなあ、と感じるようになったと言うのが1番の理由です。
(「人類社会の〜」とか言いながら、実にみみっちい!)

乗り換え先は

何度かこのnoteにも書かせていただきましたが、直近はもっぱらPerplexityを使っています。

やはりChatGPT Plusと同額でGPT-4だけでなく、Claude-3の最上位Opusなども使えるのが大きいです。先月までOpusの使用回数は1日5回までだったそうですが、それが1日600回までと大幅に緩和されたタイミングも重なりました。
さらに、最近新たなブラウザとしてその名を聞くようになってきたArcの検索バーにもPerplexityが追加されたことからも分かるように、本来は検索支援サービスがメインのイメージです。なので、色んな言語モデルを使い分けながら、検索をした上で最新の情報も参照しながら活用できるのが非常に良いと感じました。結論として自分の用途ではこれで十分、となりました。

PerplexityはChatGPT Plusと同じ月額20ドルですが、下記紹介コードから登録いただくと1ヶ月10ドルでお試しできます。コードを再掲しますのでよろしければお試しください。https://perplexity.ai/pro?referral_code=B7R9KCUI

あとは、解約に踏み切れなかった理由にも書いた画像生成ですが、こちらはMicrosoft Copilotのdesignerを使うことで代用可能となりました。
さらに、最近遅ればせながらStable Diffusion Web UI(ローカルで動かす画像生成AI)もパソコンに入れたため、より自由度の高い(あはーんやうふーんな)画像生成ができる環境も整いました。
さらにさらに、SNSなどでバズっている「実写版千と千尋の神隠し」などはLeonardo.Aiで作れたりします。これ以外にも画像生成サービスは雨後の筍のようにぽこぽこ出ています。要は、画像生成においても、DALL-E3にこだわる必要がない、と判断したということです。

釜爺がすごい
https://ai-freak.com/anime-to-real/

今後の期待

そらあGPT-5でしょう!先月Claude-3が出た頃くらいに、Microsoftの公式サイトにGPT-5の記述が出ていてまもなくか!?と一瞬話題になりましたが、どうやら違ったようです。関係者の話などによるとGPT-5リリースは今年の夏頃でしょうか。
あとはテキストから動画生成するSoraですね。この辺りが実装されたタイミングで、またChatGPTに戻ってくることにします。それまではしばしのお別れです。たくさん技術の進歩を体験させていただき誠にありがとうございました。

しばしさよなら、サム またいつか



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