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今年の新入社員のタイプとか

新入社員の方達が入社してもう少しで3ヶ月くらい。緊張もほぐれ会社の雰囲気にも慣れたでしょうか。

同時に先輩社員の方達からの新入社員の方への印象もできあがってきた頃でしょう。

毎年3月下旬頃に、株式会社産労総合研究所から「新入社員のタイプ」と題してプレス発表されています。以前に比べるとニュースなんかで見かけることが少なくなったような気がするのは私だけでしょうかね。

何年か前に公益財団法人から一般法人の出版社に引き継がれたからかもしれませんね。

この「新入社員のタイプ」は1973年から発表されているので、現在現役中の方も自分の入社年を覚えていたら見てみるのも楽しいかもしれませんね。私の場合は下記らしいです(笑)

平成2年(1990年)【タイヤチェーン型】
装着大変だが、装着の具合次第で安全・駆動力OK。

ん...、よくわからん...。

2023年度の新入社員のタイプは

2023年度の新入社員のタイプは「可能性は∞(無限大)AIチャットボットタイプ」らしいです。

新型コロナウイルス感染症の猛威のなか、大学生活のほとんどをオンラインのカリキュラムで過ごした今年の新入社員。インターンシップや就職活動もオンラインでの選考がごく自然に盛り込まれ、むしろ対面での機会を増やそうという流れの中で入社を迎えた彼らは、対面でのコミュニケーション不足から、こちらに特別意図のない発言やしぐさでも、ストレスに感じてしまうことがある。一方で、知らないことがあればその場でごく自然に検索を始めるデジタルネイティブ世代である彼らは、さまざまなツールを扱い答えを導き出すことにかけては、すでに高いスキルをもっている。
 先輩社員は、彼らの未熟な面や不安をこれまで以上に汲み取りながらコミュニケーションを取ってほしい。AIチャットボットが適切なデータを取得することで進化していくように、彼らは適切なアドバイスを受けることで、想定を超える成果を発揮する可能性に満ちている。

株式会社 産労総合研究所


ちなみにここ近年のタイプはというと、

・2021年度 仲間が恋しい「ソロキャンプ」タイプ
 コロナ禍で孤独な就活、自由で気楽ではあるが、繋がりを求めている

・2020年度 結果が出せる「厚底シューズ」タイプ
 ITネイティブではあるが、結果を出すためにはうまく使いこなすことが必要

・2019年度 呼びかけ次第の「AIスピーカー」タイプ
 多機能だが、そのパフォーマンスを発揮するには細かい設定や環境整備が必要

・2018年度 SNSを駆使する「チームパシュート」タイプ
 
SNSを活用してグループの協力関係を作りスピーディーに活動

株式会社 産労総合研究所


流行語大賞のように最近の流行り言葉に例え、ありそうなことを当たり前に解説して、少し上げたり下げたり...。なんとなく、「うまく言うたやろ? テヘッ!」みたいな。考えてる人って高齢の駄洒落好きの方々なんでしょうか。これなら笑点の大喜利のほうがマシ、なんて言うとプロの噺家の人に失礼ですね。

もともと始めた「日本生産性本部」では意義のある調査もあったでしょうが、これを見て会社の経営者や人事担当者は参考にするもんなんでしょうかね?だとしたら本当に「くだらない」。

傾向とは言うものの新入社員であれそれぞれに個性もあり、性格も違います。このようなレッテル貼りがどのような意味があるでしょう。似たように「最近の若い人は…」みたいな言葉もそう感じます。私なら周りから「今年の新入社員は〇×△で」とか言われたくない。

ゆとり教育やインターネット・スマートフォンの普及、リーマンショックのような大きな変化で、時代とともに若い人だけでなく私たちのものごとへの考え方や行動が変わってきたのは事実でしょう。そのような中で傾向として言えることはあるでしょうが、それはどの世代も同じ。

当たり前の話ですが、〇×タイプと言われた同性世代でも職種や環境、経験により何十年か経つとまったく違う人生を送っているものです。流行語大賞同様、単なる「いち話題」としてスルーしてもよいレベルですね。

こんなことって社会でも会社にも溢れてるなぁ…。





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