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「趣味」がない

皆さんは、「趣味は何ですか?」と聞かれたら何と答えますか?
初対面の人との会話、面接や履歴書とかの大事な場面などで何度となく見るこの質問。筋トレ、物の収集、料理…等々いろんな答えがあるでしょう。
僕はというと「読書です。」と答えていたんですが…。
最近、ふと思いました。「いうほど、本読んでなくね…?」と。

1冊を大事に読みたい心情から1か月に1冊ペースなので読まない日の方が多いし、読む本も小説に偏っていて知見を深めているとは言い難い。
そうなってくると、僕の趣味ってなんだと。筋トレは1日の中で1個ふとやるくらいだし、特に集めたり巡ったりしてるものもないし、料理は年に数回しかしないし、ゲームは下手だし。

「あれ、俺趣味無くね…?」
この記事はそんな男が趣味を見つけるまでの物語である。




「趣味」とは

そもそも「趣味」とは何なのであろうか。きちんとした定義づけの下で自分の趣味を見つけたいと思った僕は調べてみました。

しゅみ【趣味】
①仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄
「ーは読書です」「ーと実益を兼ねる」「多ー」
②どういうものに美しさやおもしろさを感じるかという、その人の感覚のあり方。好みの傾向。「ーの悪い飾りつけ「少女ー」
③物事のもっている味わい。おもむき。情趣。

「大辞泉」より

ふむふむ、個人が楽しみとしている事柄。でも、程度に関して定義はないのか…。と思い、もう少し調べてみました。

どれぐらいだと趣味といえるか?」によると「頻度がいくら低くとも、自身の楽しみとしての活動であれば、堂々と自分の趣味と言ってよいでしょう。」とのこと。

えー、でも年1回程度だと趣味と思われないんじゃ?ということで、「趣味にかける時間」について調べてみました。株式会社ヒューネルが男女500人を対象に実施した「趣味に関するアンケート調査」(2022)の「休日に趣味にどれくらいの時間を使っていますか?」という質問に対して、男性も女性も「1~2時間未満」という回答が最も多く、次点が「2~3時間未満」でした。

では、僕の趣味として挙げられている「読書」は皆どれくらい時間をかけているのでしょうか。文化庁の「国語に関する世論調査」やその他いろんなサイトを参照した結果、約半数の人が1ケ月に1冊も本を読まないと回答していたり、どの年代も1ケ月に読む本の量は1冊が最多であることが分かりました。つまり、1ケ月に1冊でも十分趣味だと言えると考えられます。

あれ、思ったより少ないな…?みんな趣味ってガンガンにやってるもんだと思ったけど、そうでもないっぽい。確かに学生時代は空き時間も多くて時間をかけて趣味に没頭できるけど、社会人になれば空いてる時間は少なくなるから、趣味もそこまで時間はかけないのが普通なのかな。

趣味がない理由

そもそも、どうして僕は読書を趣味だと自信を持って言えないのか。また、どうしてそれ以外の趣味がないのか考えてみました。

(趣味が読書だと堂々と言えない理由)
・本を読む冊数が少ないと感じている
・読書を通じて身になったものをあまり感じられない
・読書が趣味って普通すぎん?
・なんか「趣味は読書です」って趣味がない時に言うやつに感じる

パっと思いつくのはこんな感じです。
1点目はさっきの項でそうでもないという結論になったからいいとして。
2点目についてですが、僕が読む本は小説が主なので、娯楽としてしか読書できていないんじゃないかっていう。なにかそれを通して身に着くものがあって趣味と呼べるんじゃないかみたいな考えが自分の中で強いので、ただただ楽しんで小説を読んでるだけの自分がそれを”趣味”とすることをちょっと憚ってしまうんですよね。もちろん、小説を読んでいろいろ考えさせられることとか感じることはあるんですけど。
3点目と4点目に関しては同じようなことですね。趣味が読書ってなんか安直に感じてしまうというか。「趣味は?」って聞いて「読書です。」って返ってきても、なんか惹きつけられない気がしちゃいます。

(読書以外の趣味がない理由)
・すぐに飽きる
・めんどくさがり
・「趣味」って言えるほど自分が熱中していない

これですかね。「初投稿を終えて。」の記事でも書いたんですけど、僕新しいことを始めても長続きしないんですよね。すぐ飽きちゃうことで趣味にならないっていうのはあるかもしれません。あと、「自分が楽しければ趣味」という言葉が前項にありましたが、それって裏を返せば自分が趣味だと思えなかったら趣味じゃないということだとも言えます。他の人から見たら「それ、趣味じゃない?」と思うようなものでも、僕が趣味として捉えられなかったら趣味とカウントできない、というのも理由としてあると思いました。

趣味開拓

それでは、ここまでの項を踏まえて僕の新しい趣味について考えてみたいと思います。「趣味 一覧」「変わった趣味」等々検索してみて、いくつか候補を見つけてきたので検討してみたいと思います。
※スポーツは運動音痴のため除外しています。

候補① 神社の狛犬巡り
これ、すごい面白そうだなと思いました。神社仏閣は好きな方ですし、「狛犬の写真を撮って集める」というモチベーションがあれば続けられそうかなと思いました。ただ、時間があるかなといった感じです。

候補② 資格取得のための勉強
まぁ、これが一番身になるかなとは思いました。興味あるのはセラピーとかですかね。ただ、勉強は嫌いなので続く気がしません。

候補③ マジック
身に着けられたら盛り上がるだろうなー、というのが選定理由です。ただ、不器用なので出来る気がしません。

候補④ ジム通い
筋肉もつくし、成果が目に見えるのはモチベーションにつながるかなと思いました。ただ、行くまでがめんどくさいと思います。

候補⑤ 登山
自然は好きだし、運動にもなるからアリだと思ってます。ただ、時間がとれないというのと怠惰な点から長続きしない気がしています。

うーん、なんかどれもピンと来ない…。

とりあえずのところは、今回の記事で出てきたものをちょっとずつ試してしっくりきたものを新しく趣味に加えたいと思います。当分、僕の趣味探しは続きそうです。


でもなんか、この趣味を探してさまようことこそが趣味なのかもしれませんね。そうだ、「趣味を探す」ことを趣味にすればええんや!俺たちの趣味探しと言う名の趣味はこれからだ!!
☆ーご愛読ありがとうございました。これからもTANA★先生の応援をよろしくお願いします。

いやー、きれいにまとまったなぁ。


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