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避難バックを用意することよりも大切だと思うこと

私と相方は、親として人としてクズの極みを実感する日々なので、子育てについて何かを言える状況にないのですが、唯一子育てをしていて「もしかしたらうまくいっているのかもしれない」と思える事例があるので紹介します。

我が家では、「地震だ」と体感でわかる揺れを感じたら、どのくらいの揺れかを判断せず、すぐに靴を履いて外に出て建物から離れる、ということを実践しています。

寝ている時間も同様です。
私と相方が目を覚ますレベルの地震の場合、迷わず子どもを担いで外に出ます。
(子どもたちは大体起きませんが。)
スマホから緊急地震速報のアラームが鳴っても同様。(例え揺れなくても)

これは、訓練ではなく、常に本番という意識でやっているし、やっている私たちも常に本気で逃げているので本番です。
なので、いつも外に逃げて、大きなことにならなくて良かった、と毎回安堵しています。

いつも揺れがおさまったら、近所を見渡します。我が家は子どもが産まれてからこれを続けていますが、近隣は子育て家庭が多いにも関わらず、外に出てくる人を見たことがありません。

なぜ?

完全に私の想像ですが、
皆、家の中で揺れを検証しているのではないかと思います。その検証、絶対安全な場所に逃げてからやればいいのでは?と毎回思うのです。

自分の家の耐久性は家を買う時に説明があるのかもしれない(家を買ったことがないのでわからないが)子どもがその家にいるとは限らない。

もしかしたら、子どもだけかなりやばい建物の中にいる時に、大きな地震が起こるかもしれない。

3.11の時の「津波てんでんこ」の話ではないけど、咄嗟の時、考えるより行動出来るようにするには、知識を教え込むことより、目の前の大人が咄嗟に行動し続けるしかないのでは、と思うのです。

何ヶ月か前に、我が子が学校にいる時、震度3の体感でわかる地震が起こりました。我が子は自分だけが机に下に潜り、先生から褒められたと嬉しそうに話してきたことがあります。

状況を聞いたら、その時担任の先生も机の下へ潜れと指示を出さなかったので、授業中自分だけが机の下で頭を守る体制をとり、それを褒められた、のだと。

子どもはそこにいる大人の指示を待つ傾向にあります。

これ、親が近くにいない時、自分の子供がやったらどうなりますか?
もし、頼れる大人が近くにいなかったら?
子どもが大人の真似して揺れを検証して逃げ遅れたら?

子どもは今自分が滞在している建物の築年数を知らないし、耐久性も知らない。

だとしたら、地震が起きたらすぐ逃げろ、身を守れ、を親が率先して行動で示すべし、と思うのです。

私は地震の時に、自分の履き物が下駄箱にしまってあり、乳児を抱えて裸足で外に飛び出したことがあります。
でも、誰も外に出てこないんで、恥ずかしいと思う必要もありません。

安心して命を守る最優先の行動しよう。

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