ご機嫌でいるための決意

私はアラサー、既婚の某企業に勤める者。今年に入り様々な荒波に乗りながらもなんとかやってきましたが、この度ご機嫌でいるためにある決意をした。
今日から毎日投稿したい。

今年、本厄だ…と気づいたのは今年の初詣。全くお祓いするつもりなかったが、家族に付き合って行った神社で気づきその場で祈祷を決断。
これでなんとか今年もやってけるかと思ったら束の間…本当にいろいろなことがあった。

新卒はいわゆる大きな会社の事務職。大きい会社特有の年功序列や厳しい社風、働きがいのあるようなポジションとは無縁などもあり8年目で今の会社に転職。前の会社が嫌いになったわけではなく、むしろ良い会社だと思っている。ただ退職を決意した時は「会社のことは好きだけど、この会社で働く自分は嫌い」。当時の自分の思いをざっくり伝えるとこんな感じ。

いざ転職するとなると2ヶ月間の研修や配属先での慣れない業務で四苦八苦しなが、転職前の「もっと主体的に働きたい!動きたい!」が叶い、とても楽しい日々だった。上司や同僚、仕事仲間とも上手くやっていけて、転職して心からよかったと思っている。

転職して3年が経った頃、上司から「管理職への昇進、おめでとう」と内示があった。正直、翌年の4月までに管理職にならなかったら諦めようと思っていた時期だったので、素直に嬉しかった。「これで仕事のことは気にせず、ライフプランに集中できる」ちょうど不妊治療を始めて次のステージに行くタイミングだったので、そんなことを考えていた。昨年末までは…。

管理職になったからと言って大きな変化はなかったが、積極的に後輩をフォローしたり、部の運営サポートをすることは怠らなかった。上司や同僚への恩返しの気持ちは変わらない。しっかり行動で示したい。一方で自分の持つ業務量の負荷はかかってきてはいたものの、その時はあまり気にならなかった。

大きな変化が起きたのは、翌月。
部長が役員へ昇進、それに伴い副部長も部長に昇進。副部長不在の部の運営が始まる。
もともと、私の部署は、他部とのコミュニケーションがピカイチの部長と業務の進め方、資料作成、ロジカルシンキングが得意な副部長の両輪で成り立っていた。部下の私たちもその二人の元だからなんとかできた。ただ、この辺りから色々変わり始める。
まず、格段に部の空気がピリピリするようになった。管理職になり後輩たちに心配をかけたくなく、ピリピリした空気の中にも穏やかな気持ちを持ってもらえるよう面談などの時間を設けて工夫した。また副部長が持っていた仕事も降りてくるようになった。
それと同時に元々持っていた業務も、急遽進めなければならず、慣れない担当領域まで任されることになった。しかも、自社の取りまとめだけでなく、先方の窓口担当がいないため先方の取りまとめもしなければならなくなった。とにかく矢面に立たされて、心無い言葉にも無になってやっていくしかなくなった。
そして余裕のない私は、ピリピリするようになった。同時に部でも余裕ないことが続く。新部長の緊急業務が増え、一つ上の先輩も子育てとの両立でパツパツ。後輩ちゃんはプロジェクトで関わる人たちから無神経な言葉を投げられて心が辛い状態が続き、もう一人の後輩ちゃんも一つ大きな仕事を終えたと思ったらまた大きな仕事が来る無限ループで心が病んでいた…

気がつけば精神が不安定になり、友人のちょっとした態度にもイラついた。そしてついに家庭でぶちまけた。しかも誕生日に。

最初は話を聞いたパートナーだったが私の爆発が2日間続いたためついにパートナーから突き詰められた。
「何が嫌なの。何があったの。話は聞く。でも、大切な人を傷つけて本音を言わないのは良くない。ちゃんと腹割って話そう」

そこで気づいた。なぜ私は会社でいい顔して、連絡とりたくもない人に連絡とって仕事を進めて、本当に大切な家族や友人を傷つけてしまったんだろう。そこになんの意味があるんだろう…

「ごめん。私が一番わかってる。頭ではわかってるのに、感情のコントロールができない。今それに悩んでる」

パートナーに話を打ち明けて、少し心は落ち着いたが、一つ気になったことがあった。

「おかしい。いつもなら本音を話して仲直りさえすれば心が穏やかになるのに…全く穏やかにならない」

ただ、パートナーにこの状況を伝えたことで、私も彼も少しピリッとなるとハッと気づくことはできるようになった。でもいつものような笑顔は出なかった。

そして木曜日。ついに、癌である仕事で出てしまった。めちゃくちゃ悪い空気になった。すごい自己嫌悪した。

「帰る場所はあるから。無理はしないで。」

パートナーからのメッセージに涙した。
それでも頑張りたいと思いその日は乗り越えたが、翌日は出社せず在宅にした。

土日は、家で休む選択もあったが無性に両親に会いたいのとお墓参りに行きたくなり急遽新幹線に乗った。パートナーも一緒に来てくれた。

久しぶりに楽しい時間だった。お墓参りの後、祖父母の家の掃除をした。祖父の書斎から小学生の頃の自分の手紙が出てきた。
本当にしょうもない内容だが、ずっと取っておいてくれた祖父に心から感謝した。人を大切にするってこういうことかもしれないと思った。

その日の夜、両親とパートナーと夕飯を食べた。他愛もない話をしていたが、パートナーから「話したほうがいいんじゃない?」とサポートがあり、今回の一連について話した。そして家族で対話して決めた。



休職します。

自分の人生の歩き方を決めるために一旦リセットします。
もしかしたら人生ゲームで大きな遅れをとるかもしれない。
でも自分の人生は自分しか決められない、

私がこれからも人生を続けるために。


お暇いただきます。

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