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ラストダンスは白鳥の湖パドトロワ

今、達成感に浸っています。
「燃え尽きたぜ、真っ白にな…」の心境であります。

この週末に娘のバレエの発表会がありました。
ソロのヴァリエーションを披露し、このたびバレエから卒業した娘。
親子共々、よく続いたなというのが正直なところです。

そもそもわたしはバレエとは縁もゆかりもない人間で、公立中高の部活上がりの体育会系です。
それなのにバレエの扉を恐る恐る開けたのが5年前。娘が小学2年生の春でした。

娘は小さい頃から踊ったり歌ったりが大好きな子でした。
保育園の生活発表会で披露する劇やお歌を家でも延々とやり続ける娘に、これはもしかしてバレエなのか…と頭によぎりました。

バレエ。それは美しくも恐ろしい世界。
むかしむかしに読んだ漫画で、ライバルからバレエシューズに押しピンを入れられたり、トウシューズの紐をズタズタに切られたりすることをイメージ付けられ、芸術って観るのはいいけど、やりたいとは思わないな~(できないが正解)側でした。

自己流で踊りまくる娘に、
母には「バレエやらせてみたら」と呟かれ、
娘の踊りを目にした友達には「もう観念したら」と言われ、とうとう家から一番近くにあるバレエスタジオをおっかなびっくりで訪ねました。

当初のわたしはレオタードの下にタイツを着ることも知らず、先生には「次回からは髪の毛をアップにしてください」と言われる始末。
スタジオの独特な空気に親子で萎縮し、「とりあえず半年やってみよっか」でスタートしました。

バレエの先生って、ダンサーという名の芸術家でありまして。
気難しいし、厳しいし、おっかない。
最初の数年はレッスンを観てられなくて、レッスンが終わりスタジオから出てくる娘を車で待つあかん母親でありました。

初めはレッスンに行くのを渋ることがある娘でしたが、1年目の発表会で魅せられたのでしょうか。続けたいと言うようになりました。

とにかく見るもの聞くものが初めてのことばかり。
シニヨンの作りからメイクの仕方、芸人の松浦景子ちゃんのYoutubeには本当にお世話なりました。

わたしの廻りのバレエ歴なしのママは、松浦景子ちゃんにどれだけ救われてきたことか。
ありがとう、景子ちゃん!!

娘はこの春中学校に進学します。
バレエ歴がプラスになる競技に進みそうな予感です。




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