如月じゅん

韓国ドラマ・読書・庭いじりが趣味の40代会社員/ 若かりし頃に熱中したテニスは膝痛(加…

如月じゅん

韓国ドラマ・読書・庭いじりが趣味の40代会社員/ 若かりし頃に熱中したテニスは膝痛(加齢による)で断念/ 清少納言が好きで(毒があるところ)、書かずにはいられなかった彼女自身にも共鳴/ 過ぎゆく季節、日々のこと、湧き上がる感情を琵琶湖のほとりから発信します。

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  • 特別養子縁組

    特別養子縁組で娘を迎えて11年。 血縁ってなんぞや。 Noteで自問自答していきます。 不定期更新

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うなぎと参鶏湯

今年の夏は暑い。 暑い時に食べたくなるもの、それはうなぎだ。 職場でうなぎの話に花を咲かせていたら、韓国人エンジニアのYさんがポツリと言った。 「参鶏湯食べたいです」 聞けば韓国では、夏の暑い時に精をつけるための食べ物と言えば参鶏湯で、日本人にとってのうなぎと同じようなものらしい。 Yさんはもう2年以上も帰国できておらず、母国の味恋しさで、ついに会社の寮で韓国料理を作りだしていた。 そんなYさんは当然、韓国料理の味にうるさく、韓国料理店に行っては「違う」「あまりおいし

    • 2度目の函館 グルメ編

      円安が止まりませんね。 娘が中学に進学するタイミング。 親と一緒に行ってくれるうちに(もう徐々に喜ばなくなってきた)、旅行に行きたいね、久々に飛行機に乗りたいねと家族会議を開いたのが、ANAの早割適用期限の今年の正月でした。 だけど、この円安。庶民の旅行に海外はハードルが高い。 国内で美味しいものを食べまくるぜ、と向かった先は函館です。 1日目 昼ごはん 鮨処木はら 初回からド本命の寿司です。 こちらは1度目の函館(16年前!)にも行ったお店で、その味とコスパが忘れら

      • 祝 本屋大賞受賞 『成瀬は天下を取りに行く』

        一報にいち早く反応します。 おめでとうございます!

        • 十三まいり@嵐山 法輪寺

          1ヶ月ぶりの投稿です。 仕事が繁忙期な年度末に加え、娘の小学校卒業と中学校入学で、よくぞここまで辿り着きました(自画自賛)。 その間に、noteに書き残したいことが溢れ出てきました。 新生活が日常になるまでしばらくはかかるでしょうが、 noteに向き合える日常の時間。それは内省の時間であり、わたしにとっては必要な時間なのだと改めて思いました。 ☆☆☆ 十三まいりをご存じでしょうか。 どうやら全国的な習慣ではないようですね。 数え年十三歳に成長した男女が儀式として、京都

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        うなぎと参鶏湯

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          2年越しのしだれ梅@鈴鹿の森庭園

          なじみの図書館で何気なく手にした雑誌のグラビア写真。 あまりの美しさにページを繰る手が止まりました。 注釈をみると鈴鹿の森庭園のしだれ梅とありました。家からそう遠くもありません。 そばにいた夫に、「ここ行ってみたいな」と写真を見せました。 その年は結局、訪れるタイミングを逃し、次の年はコロナの後遺症で外出もままならず。 2年の熟成期間を経て新名神で40分、しだれ梅の庭に行ってきました。 冬と春をいったりきたりする頃に咲くのが梅です。 桜よりは地味な存在の梅。メインストリ

          2年越しのしだれ梅@鈴鹿の森庭園

          【会社員つれづれ】イメージ通りの仕事ってある?

          今日は職場のお話を。 わたしが所属する部では、月に一度連絡会(月例会)がある。 部長が進行役で、部で共有すべきことを話す。事務に関することで共有すべきことがあるときは、わたしも話すことはあるが、呑気に眠気覚ましのコーヒーを飲みながら参加するのが普通だ。 「今日の晩ごはん、何にすっかな」と部長の声をいつものように遠くに聞いてたら、「むむ!?」と引っかかる一文が。 ヘルプラインの利用実績  労働組合への新入社員の投稿。本人の希望が充分に反映されずに配属されたとの不満。配属先選

          【会社員つれづれ】イメージ通りの仕事ってある?

          わたしの中の清少納言

          今年になって何かと平安時代がクローズアップされている。 NHK大河ドラマ『光る君へ』が影響しているのは間違いない。本屋には平安時代の関連本が並らび、遂にはJR西日本の米原駅(滋賀県)と上郡駅(兵庫県)の間を紫式部のラッピング列車が運行を開始した。 流行りに安易に乗っかって、大津をPRしたい魂胆丸出しの大津市には辟易してしまうが、平安時代の女流作家たちにスポットライトが当たるのは喜ばしい。 何を隠そう(別に隠してはいないが)、わたしは昔っから清少納言が好きだ。このnoteの

          わたしの中の清少納言

          血の繋がりって何なんだろう  ~最初の一歩~

          2024年が明けてしばらくが経った。年明け早々から「まさか」の連続。能登は父の出身地で、今も親戚が住む特別な場所だ。気をつけていないとブルー沼に飲み込まれそうだ だけど、今年は辰年で年女でもある。良い年にしたいとの思いが強い。龍のごとく、変化に対応し上昇気流に乗りたい。 辰年は特別な年だ。 そうそう、12年前の辰年にわたしは娘と「めぐりあい」をした。 手術を無事終え日常に戻っても、朝日に誓ったわたしの養子を迎えたい気持ちは揺るがなかった。闘病中から養子という選択を夫に話

          血の繋がりって何なんだろう  ~最初の一歩~

          今年の締めは『翔んで埼玉~琵琶湖から愛をこめて』

          年末も差し迫ってきたある週末に観に行ってきました。 ええ、日頃noteで滋賀県を自虐している者の務めでもありましょう。 事前にNetflixでパート1をちゃんと予習し、地元のイオンシネマ草津にて参戦しました。 ばかばかしくって面白かったです。 全編に散りばめられた小ネタが関西人には定番の「あるある」で、映画館で上がる笑い声に「そうそう!」と一体感も楽しみました。 これこそが「男装の麗人」桔梗魁を演じた杏。スタイル抜群で作りモノ(失礼)の顔のGACTKとのツーショットは魔

          今年の締めは『翔んで埼玉~琵琶湖から愛をこめて』

          ラストダンスは白鳥の湖パドトロワ

          今、達成感に浸っています。 「燃え尽きたぜ、真っ白にな…」の心境であります。 この週末に娘のバレエの発表会がありました。 ソロのヴァリエーションを披露し、このたびバレエから卒業した娘。 親子共々、よく続いたなというのが正直なところです。 そもそもわたしはバレエとは縁もゆかりもない人間で、公立中高の部活上がりの体育会系です。 それなのにバレエの扉を恐る恐る開けたのが5年前。娘が小学2年生の春でした。 娘は小さい頃から踊ったり歌ったりが大好きな子でした。 保育園の生活発表会

          ラストダンスは白鳥の湖パドトロワ

          京都モダン建築めぐりと思い出ぽろぽろ 

          「そうだ、京都にいこう」 そんなCMが関東地方では流れるそうで。今、京都駅はスーツケースを携えた観光客でいっぱいである。 アフターコロナ。 今年は海外からもたくさんの取引先が来社された。タイ、ベトナム、アメリカ、フランス、韓国、エトセトラ。 そのすべてが週末金曜の来訪だったのだから、目的は明らかというものだ。 わたしの勤め先の事業所は京都から新快速で約15分程度。東京駅から新浦安の距離感をイメージして欲しい。 つまり、みなさん京都観光をセットで出張で来られているのだ。むし

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          ありがとう 世界ふしぎ発見

          『世界ふしぎ発見』が来年3月に終了すると先月発表された。 地上波放送をあまり見なくなって久しく、『世界ふしぎ発見』も最近は少しご無沙汰になっていた。 それでもやっぱり終了となるとやっぱりさみしいものだ。 毎週楽しみに観ていたのは高校生の頃だったろうか。 ミステリーハンター(ふしぎ発見のレポーター)では竹内海南江さんが有名だが、わたしは石井麻里さんが好きだった。低めの声にゆっくりとした口調、驚いたときにはワーとかキャーとかではなく、大きな瞳をより大きくされる表情はとても魅

          ありがとう 世界ふしぎ発見

          この週末は長居公園に行きました。娘がいた乳児園がすぐそばにあり、実習で乳児園に通っていた時にはベビーカーでいつも散歩していた思い出深い特別な場所。あの時1歳にもならない娘に、今が一番いい時やの~と呟いていた歯が抜けたホームレスのおっちゃん。まだ生きているかな~。

          この週末は長居公園に行きました。娘がいた乳児園がすぐそばにあり、実習で乳児園に通っていた時にはベビーカーでいつも散歩していた思い出深い特別な場所。あの時1歳にもならない娘に、今が一番いい時やの~と呟いていた歯が抜けたホームレスのおっちゃん。まだ生きているかな~。

          韓国ドラマ『いつかの君に』ありのままの君でいい

          相変わらず韓国ドラマを観ています。 次に何を観ようかと迷っているときに岸見一郎さんの記事を読みました。 アドラー心理学で有名な岸見さんが韓国ドラマを観ているとは意外でした。 何が岸見さんを捉えたのかが気になって観始めたのが『いつかの君に』です。ドラマの世界に没入しました。今もあたまの中で挿入歌の「涙を集めて」が鳴り続けています。 映像もとてもきれいで、冒頭の写真のシーンは特に印象的でした。 観終わると、岸見さんが書かれてることが理解できると思います。 最終話、インギュ

          韓国ドラマ『いつかの君に』ありのままの君でいい

          塩野七生さんが2023年度の文化勲章を受章された。 わたしは塩野さんの著作でマキャベリやチューザレ・ボルジアを知った。「道」の精神が息づく日本人とは異なるヨーロッパの価値観を知った。授賞式でお元気なお姿を拝見したい。

          塩野七生さんが2023年度の文化勲章を受章された。 わたしは塩野さんの著作でマキャベリやチューザレ・ボルジアを知った。「道」の精神が息づく日本人とは異なるヨーロッパの価値観を知った。授賞式でお元気なお姿を拝見したい。

          血の繋がりって何なんだろう ~病棟からみた朝日に誓う~

          2006年秋に子宮体がんと診断されました。特別養子縁組で0歳女児(2023年現在11歳)の親となるまでの備忘録です。 マガジンでまとめています。 2009年1月末、手術を受けるために入院した。 K大付属病院で長く診てもらっていたH医師が、別の病院へ異動となっていたため、わたしは手術を前に転院をした。 一世一代の手術は、やはり信頼している医師にしてもらいたかったのだ。 一度腹をくくったら、自分でも不思議なくらい動じなくなる。 手術前の説明の時でのこと、 開腹して子宮内膜

          血の繋がりって何なんだろう ~病棟からみた朝日に誓う~