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【もっと知りたい!日アニ調査隊Vol.5】こんなにおいしいツナ缶があったなんて!高級ツナ缶「オーシャンプリンセス」、おいしさへのこだわり

はじめに

「ちびまる子ちゃん」と贅沢缶詰ブランド「オーシャンプリンセス」がコラボレーションした「花輪家の贅沢ツナ」が好評発売中です!3個セットで2,650円。スーパーで気軽に買えるツナ缶と比べると高級に感じます。

ツナはその手軽さから忙しい時に大活躍の人気食材ですが、昔は高級食材だったそうです。伝聞形なのは私もそのことを知らなかったから…。食べるのは好きだけど、詳しくはよく知らない。そんなツナ缶について「花輪家の贅沢ツナ」を販売しているモンマルシェ株式会社の熊谷悠佑さんに聞きました。

モンマルシェのこだわり

_モンマルシェのツナ缶の特徴を教えてください。

熊谷さん:
おいしさにこだわって、追求しているところです。「創業当時の高級品だった頃の味をもう一度、皆様の食卓にお届けしたい」という思いで、オーシャンプリンセスのブランドを展開しています。

_実はインタビュー前に「花輪家の贅沢ツナ」を食べたんですが、とても美味しかったです。オイルまでおいしいというか。

熊谷さん:
素材にこだわっていて、マグロは三陸沖で獲れた「夏びん長まぐろ」を使用しています。「夏びん長まぐろ」は、南から回遊してくるマグロで、夏の時期に最も脂がのっていますが、脂がさっぱりしているので、ツナ缶にはとても適しています。油は綿実油とEXバージンオリーブオイルの2種類を使用しています。

_さっぱりしている方がツナ缶に適しているのですね。オイル漬けなので意外な感じがします。

熊谷さん:
脂のクセが強いと、臭みなどになることもありまして。ツナ缶には、マグロだけでなくカツオを使っているものもあるのですが、カツオのたたきを食べる際に薬味をたくさんのせるように、独特の臭みが出てしまうことがあります。「夏びん長まぐろ」は臭みが少なく、血合などもしっかり取り除くことで、臭みがないように工夫しています。

ツナ缶ができるまで

_「削り」と呼ばれる工程ですね。ツナ缶はどのような工程で作られるのですか?

熊谷さん:
マグロを蒸して、削って、裁断して、詰めるといった流れです。輸入マグロを使用した量産品などは、血合や骨を取り除いたものを輸入しており、身をほぐす機械にかけて詰めるだけといったものが多いのです。しかし「オーシャンプリンセス」の場合は、蒸す工程からスタートし、日本の職人が丁寧に処理しています。

漁獲の方法にもこだわっており、網ではなく一本釣りのものを使っています。網だとマグロが傷ついてしまったりして、鮮度が落ちてしまうことも。一本釣りで鮮度を落とさないように釣ったものを使用しています。

_缶詰というと保存食のイメージがありますが、素材の鮮度にもこだわっているのですね。
私は缶詰の賞味期限を忘れていたりして、気付いた時にはもう直前なんてことがよくあります。鮮度にこだわっているということは、早く食べたほうがいいのでしょうか。

熊谷さん:
実はそうとも言えません。長期間の保存の間に、液が食材にじっくり染みこんでいくことによって、味わいが変わり、熟成していきます。ヨーロッパでは、ワインのように○年物のような缶詰もあるそうです。「オーシャンプリンセス」の場合は、よい素材を使い、製法にもこだわっているので寝かせた方が美味しいですよ。

村岡:
ぎりぎりに食べたほうが、むしろ美味しいなんて!身がほぐされていない状態で入っているツナ缶もあって驚きました。形を崩さないように処理するのは、相当な技術が必要そうですね。

熊谷さん:
ほぐしていないものをソリッド、ほぐしているものをフレークと呼んでいます。ソリッドは形を崩さないように缶に詰めないといけないので手間がかかりますが、お肉のようにお皿に盛った時存在感があり、より素材を楽しんでいただけます。

美味しい食べ方

_モンマルシェの公式Webサイトにはレシピも多数掲載されていますが、おすすめの食べ方はありますか。

熊谷さん:
サラダやツナサンドでもおいしいですし、ツナマヨにしてみたり、ふかしたジャガイモにのせて食べたり。先日開催したイベントでは、玉ねぎなどと一緒にあえたものをバゲットにのせて提供しました。

お土産にもぴったり!

_食べ方が色々あって、プレゼントにもよさそうですね。店内を見せていただいた時にクリスマスデザインのパッケージもあったので、お土産に買って帰ろうと考えていました。黒いパッケージのものが異彩を放っていますが、あれもツナ缶ですか。

熊谷さん:
大トロを使っている「ブラックレーベル」という商品です。メディアでは日本一高いツナ缶と言われていたりします。

_大トロだと、マグロ自体の脂が入っているということでしょうか。

熊谷さん:
大トロですが、脂っこいってことはないです。食べ方もわさび醤油などで食べるのがおすすめでして。特別感があるツナ缶です。

_「花輪家の贅沢ツナ」の特別感がありますよね。花輪クンの家をイメージしたパッケージも豪華で、今もデスクに飾ってあります。

熊谷さん:
モンマルシェは清水食品を前身にもち、清水食品は日本で初めてツナ缶を製造・販売した会社といわれています。今回は、清水といえば「ちびまる子ちゃん」ということでコラボレーションをオファーしました。店舗だけでなくECサイトでも購入可能ですので、是非たくさんの方に楽しんでいただきたいです。

モンマルシェ公式Webサイト https://mon-marche.jp/
オーシャンプリンセス公式ECサイト https://oceanprincess.jp/f/onlineshop/

感想

よく食べてはいるけど、詳しくは知らないツナ缶。ずっとツナ=マグロだと思っていましたが、カツオの場合もあるんですね…。

熊谷さんがふかしたジャガイモにのせる食べ方をおすすめしていたので早速やってみました!ツナ缶が美味しいので味付けをしなくても十分においしいです。疲れて料理がしたくない日でも、これならどうにか作れそうなので、これから食卓に登場する機会が増えそうな気配。是非試してみてくださいね!

聞き手:村岡 佑哉

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

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