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「見返り」 二年 有留 奎斗

こんにちは!
今回noteを担当します、四日市中央工業出身、文理学部体育学科2年の有留奎斗です。
普段からふざけてばかりの自分ですが、素直に書いてみました。
最後まで読んでいただけると幸いです。


努力について。
サッカーを始めて約14年。
幼い頃の努力と今の努力の仕方は全然違う。
僕は幼い頃、ただカッコよく思われたいがための努力で、いわば「見せ方」だった。
やっと大学2年のこの時期に努力の本質を理解してきたと思う。
努力を継続することは簡単ではない。しかし僕は毎日自主練、筋トレすることで努力してるつもりでいた。
僕は今年の4〜6月、苦しんだ。1年からAチームで活動させてもらっているものの、関東リーグ前期、アミノバイタル杯全試合ベンチ外、練習試合も出ても20分、出ずに帰ることもあった。トレーニングのパフォーマンスも上がらなかった。
メンタルが弱く、苦しんでいた僕は自主練という努力を精神安定剤にしていた。毎日自主練をする自分に酔っていた。体が大きくなった自分に酔っていた。これだけやったから大丈夫、また今日上手くなれた、いつか報われろと。


そんな時、同期のマル(丸山喬大)と一緒にチームの仕事をしてるときに言われた。
「アリ、見返りを求めちゃダメなんだよ。」
と。
マルに言われた時、はっと目が覚めた。「見返り」という言葉に。
マルの言葉には説得力しかなかった。
自分の現状に繋がった。
チームの仕事だけじゃない、自主練をして努力していることに見返りを求めているのではないか、自主練をしていたらベンチ入れると思ってるのではないかと。見返りを求める努力は努力ではない。それはただやっているだけの自己満足だと。
心が痛かった。少しでもそう思っている自分がいたからだ。だから試合出れないのか。
僕はそこで自分のエゴに気づいた。

これを読んでいるあなたはどうですか?

努力というものは、結果を出すことや成長するための過程である。サッカーは全て結果だ。過程を評価してもらうのではない。

努力というものに「見せ方」は必要ない。

わかっていたつもりだったが、努力の本質をしっかりわかっていなかった。結果を出すことができていない1年半だからこそ、エゴになってたのかもしれない。

努力は、いつ報われるかわからない。だから、どのくらい努力すればいいかなんて、誰にもわからない。わからないからこそ結果が出るまで努力し続けることは難しい。そこで結果が出るまで見返りを求めれば、「頑張っているのに」という邪念も出る。邪念はいらない。結果が出ないことには理由がある。たくさんの理由が。自分と向き合うことも一つ、やり方を変えるのも一つ。試行錯誤しながらやっていくことで夢を叶えられるはず。目先の小さな見返りを求めるのではなく、その先にあるもっと大きなゴールだけを求めて、行動し続ける。
行動した上で結果が出れば信頼もついてくるだろう。誰からも応援されるだろう。
そんな選手に、人間になりたい。

素直に書いたけどこれは決意表明でもあり、自分に言い聞かせてる部分もある。

やからこそやらなあかん。

夢は誰からも応援されるプロサッカー選手だ。

叶えてみせる。

やらなあかんことは山積み。

敵は常に自分。

甘えはいらない。

ばかでもやるときはやる。

いつかは雑魚キーパー、失点キーパーじゃなくて

守護神という言葉が似合うように。

チームに必要な選手になれるように。

これからの有留奎斗を楽しみにしていてください。


最後に

高校や地元の仲間へ
みんなの存在はむっちゃ俺にとって大きいし、元気と刺激をもらってます。応援してくれるみんなに感謝しかないです。
ありがとう。

最高の親友でありライバルへ
1年からGKで関東リーグに出てて悔しいけど羨ましい。いつも刺激をありがとう。
これからもお互い高め合って夢を叶えられるように頑張ろう。

家族へ
何不自由なく本気でサッカーさせてくれてありがとう。
これからも迷惑かけると思いますが、サッカーを通じて立派な人間になれるよう頑張ります。
これからもよろしくお願いします。

拙い文章となりましたが、自分の思いを素直に書きました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

いつも日本大学サッカー部への多大なるご支援、ご声援ありがとうございます。皆様のご理解、ご協力のおかげでこのような状況下でありながらもサッカーを本気でやる事ができています。感謝しかありません。今後とも日本大学サッカー部をよろしくお願い致します。

有留 奎斗 (ありとめ けいと)
<経歴>
阿児JFC→ソシエタ伊勢SC→四日市中央工業高等学校

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