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行動力とコネ、速度(レスポンス)の掛け算

今日はオーストラリア生活において、行動すること、コネの構築、レスポンスを早くしてチャンスを掴むことがいかに大事かという話。

行動しなきゃ何も始まらない

オーストラリアの永住権をどうやって取ったのか?と聞かれたら、勤務先がスポンサーになってくれた。と言うが、元を辿っていくと「留学前に1通のメールを現地の音大教授に送ったから」となる。

経緯

  • 音大を休学して語学留学直前に、現地の音楽大学をウェブで検索し、金管楽器の教授のメールを発見し、1通のメールを送る。

    「今現在東京の音楽大学の学生ですが、来月からオーストラリアに語学留学に行きます。音楽を続けていく場を探しているのでバンドを紹介していただけませんか?」

    大学の先生から間もなく返信があり、せっかく東京から来るのだったら大学を見学に来てください。とのこと。その時に「ウィンドバンドとブラスバンドがあるけどどっちがいいの?」とメールで聞かれたものの、違いがよくわからず「どっちでも大丈夫です。」と返信しました(笑)

現地到着後から1年後の帰国までの流れ

  • 大学の先生にウェルカムされて音大の授業を聴講させてもらった

  • 週に一回の音大の金管バンドのリハに参加させてもらった

  • 音大でネイティブのオージーに囲まれて英語とコミュ力がアップ

  • 音大の金管バンドで隣の席に座った学生が地元のバンドで指揮をしていて、誘われてバリトンを吹くことに

  • 語学留学中は毎月のようにパークギグ(公園でポップスなどを演奏)やコンサートで演奏

  • 音大のブラスバンドの強化合宿にもサポートとして誘われて参加(ここで英語のネイティブ、若者の早口な英語のシャワーを72時間浴びた)

  • ナショナルズにも誘ってもらい、帰国日を3か月遅らせて、課題曲のExtreme Makeoverでナショナルズデビューを果たした

私は語学留学出発前は、日本で教員になることしか考えていなかったのですが、上記の経験で衝撃を受け、ここが人生のターニングポイントであったと心から思います。帰国後は、どうやってオーストラリアに戻るかばかり考えていました。

コネ社会のオーストラリア

オーストラリアではコネを重要視していて、有名なフレーズ

「It's not what you know, it's who you know(何を知っているかではなく、誰を知っているか)」

にもあるように、知識よりもその人のコネを重視しています。

コネによって物事が進んだこと

  • 地元のブラスバンドで隣に座っていた人が名門校の男子校の音楽教員で、教育実習生として受け入れてもらえた

  • 楽器店も経営している音大の先生に短期アルバイトで雇われ、音楽教育のカンファレンスに3日間参加した

  • カンファレンスの教員バンドの隣に座った先生が田舎の名門校の音楽教員で、教育実習生として受け入れてもらえた

  • 大学院を卒業してから永住権がないので求職が難航していた所、先に就職が決まった同級生が採用係の人に直接交渉し短期スポンサー付きで就職先が決まった

  • 仕事が一般公募される前に友人伝いに紹介され面接し永住権のスポンサーになってくれる学校に転職した

巡ってきたチャンスを掴みたければ返信は秒でせよ

私のオーストラリア人生で、自分の力で何かを得たことと言えば「That sounds perfect!」「I appreciate it, thank you so much!」と秒で色々な人の誘いに返信したことでしょうか。日本でよく聞く、「検討させてください(I'll think about it.)」と言った瞬間に相手はNoの意味で解釈する為、絶対に言わないほうが言いフレーズだと思います。すぐに返信できなくても興味がある場合は、とても引き受けたいけど、~~の理由で、、次回絶対に誘ってください。と付け加えるのが次に繋げるスキルだと思います。

オーストラリアの履歴書にはReferee「推薦者」を載せる必要があり、この推薦者によって運命が変わることがあるので、Refereeに載せられるような方とコネを作るのも作戦の一つ。


番外編

オーストラリアはパブで飲み会を楽しむ文化があり、誰かのパーティーに呼ばれたり、演奏会後の打ち上げやコンテスト等のイベント中のパブの集まりには必ず顔を出したほうがいいです。というのも、パブで友人などを通して知り合った方達から仕事がもらえるケースが本当に多いです。

大体の流れ

  1. コンテスト後の打ち上げで全バンドが一軒のパブに集結

  2. 立ち飲みでふらふらしながら友人の下に行くと、周りに数人の見知らぬ人達

  3. 私に気付くと友人がその数人の方に私が何をしているのか紹介してくれる

  4. 新しく知り合った人から場合によってはその場で電話番号を聞かれ、翌日仕事のオファーが入る

何百の会社や学校に履歴書を送りましたが、最終的には人の縁、繋がりのおかげで今まで全て決まってきているので、オーストラリアに来たら一人でも多く知り合いを増やし、できる事ならReferee(推薦人)に快くなってくれる自分のサポーターを増やすと自分一人で掴めない運が回ってきます。

「初めの一歩を踏み出す行動力」
「コネの構築、とにかく顔を出す!」
「レスポンスは早めに」

今日も応援ありがとうございました♪


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