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新NISAまさにゲーム

新NISAはある種のゲームだと思う。構造がわかれば若い方はもちろん50代以上の人こそ積極的に取り組むべきだと理解しており、思うことを綴りたい。

1.はじめに
2.新NISAはゲーム
3.複利の効果
4.まとめ
雑談: 日本でもキャピタルフライトが起こる?


⒈はじめに

永濱利廣さんや山崎元さんのように良識のある人は、idecoやNISAで全世界株に投資し長期で運用するようアドバイスしている。既に投資を始めている日本人の多くはそれが最適であることを理解している。さて2024年から新NISAが始まる。おもいっきり使い倒すことをお勧めしたい。

2.新NISAはゲーム

新NISA、これはある種のゲームである。できるだけ早く上限の1800万円まで資金を入れてできるだけ長く複利の効果を享受する。早く上限まで入れ切った人ほど得をするというゲームだ。結論として、私は最短の5年で資金を投入し切ろうと思う。全て全世界株だ。

3.複利の効果

複利の効果は素晴らしい。ドルコスト平均法で積み立て投資するのが最適だと言う人もいるが、入金力があるのであれば最短で限度額まで入れることが正しいと思う。

【シミュレーション1】一括入金

元本1800万円を年利5%(✳︎1)で複利運用すると、10年後に2932万円、20年後に4775万円、30年後に7779万円になる。

✳︎1: 「ほったらかし投資術」で山崎さんは全世界株での期待リターンはやや慎重にみて年率5%としている

グラフは野村證券のみらい電卓で作成

【シミュレーション2】積み立て

毎月5万円を年利5%で30年間積み立てした場合(計1800万円)、10年後に771万円、20年後に2029万円、30年後4076万円になる。

4.まとめ

できるだけ早く上限の1800万円まで資金を入れてできるだけ長く複利の効果を享受しよう。私のような50代以上のみなさんもできるだけ早く資金を入れにいきましょう。夫婦2人であれば3600万円投入できます。70歳を超えた頃に随分楽になると思います。

雑談: 日本でもキャピタルフライトが起こる?

キャピタルフライトというと、海外の銀行に口座を開いて日本の銀行からキャッシュを移動するようなイメージがあった。日本人はそんなことはしないと思っていた。今も思っている。でも日本の証券会社に口座を開いて海外の株式を購入することも同じことだ。意識的にやっている日本人は少ないかもしれない。新NISAで積極的に全世界株を購入することがブームになるかもしれない。それは結果的にキャピタルフライトが起きているのと同じことだ。日本の銀行預金からお金が抜けていく、日本円ベースでの運用から他国通貨ベースでの運用に切り替わっていく。注視していきたいと思う。

以上です。今回もありがとうございました!