※あくまで個人用に纏めたものとなっており、Wikiの様な役割を持ったものではありません。ご了承ください。

これは、2022年8月31日に行われた『ELSE "IF"SOLO LIVE~僕らは何度も、君に恋する。~』の感想を書くために必要だと感じ個人的にまとめ上げたものであり『夏の三部作』について軽く触れたものとなっております。

大きな見出しとなっている部分は曲へのリンクが、アンダーバーが付いている文字はツイートへのリンクが貼っており、楽曲や当時のツイートを見てみたい方はそこから飛べる様になっております。


またネタバレ……というより、明確な答えみたいなものに関しては、あとがきに記述する理由により省いておりますのでご注意下さい。
決して本来書きたかった記事の項が膨大になる恐れがあったので分割した訳ではありません。ええ。その様な、見通しが砂糖のシロップ漬けレベルで甘かったといった事は断じてありませんので間違っても勘違(ry。

0.夏の三部作とは何か

まず始めに。
こちらではtwitterとyoutubeに投稿された、全員が閲覧できる状態のものを掻い摘んで集めたものが載っています。
また全てのツイートを拾って載せているわけでもなく、アーカイブのないSHOWROOMや、fanboxといった有料コンテンツ内で語られたものに関しては（私も知らないので）含まれておりませんので悪しからず。

恐らくこの記事を読んでいる方の中には
『IFってなーに？』
『夏の三部作ってなーに？』
という方が中にはいるかも知れません。
何せもう2年前の事になりますので、最近エルぽきを知った方の中には『まぼろし』『SUPERNOVA』『8月31日』の3曲でしょ？という事以外は分からないという方がいるかもしれません。

まずはそこからサラリとお話します。

2020年7月に1つのツイートが投稿され、そこから始まりました。

ただ波打ち際を映しているだけの映像なので、これだけだと「あぁ今日は海の外に遊びに来てるんだね」とも思える、何の変哲もない日常ツイートに感じられました。
波音も綺麗で安らぎますね。

そして数分後に公開されたもう1つのツイート。

これにより物語が一気に動き出しました。
突如として公開された動画は衝撃的で、エルセちゃんそっくりな黒髪の少女は誰なのか、なぜ制服なのか、どうして深海ではなく陸地にいるのか、そしてこの光景を撮しているのは誰なのか……。
そして『if～僕らは何度も君に恋をする』というタイトルから、個人的にシュ○インズ;ゲートを連想し『エルセちゃんが人間として産まれた可能性の世界線が、何らかの原因でこちらの世界線と繋がってしまい、その蜃気楼を垣間見ている』という憶測が立ちましたが、この映像だけでは謎が深まるばかりでした。

1.まぼろし 

公開日:7月31日

新たな楽曲が出ること以外の詳細が明かされる事なく一週間が過ぎ去り、モヤモヤした気持ちが解消されないまま公開される前日に迫りました。
このまま何事もなく公開されるのかと思いきや、7月30日にぽきさんから意味不明な言葉と一緒に新たな予告編がツイートされました。

とうとうこの時が来たかと、期待がより一層強くなりました。

先の予告動画の中に詰め込まれた情報の答え合わせになるのか、様々な予想を立てながら公開される一曲目、『まぼろし』。
楽曲の内容は全て、ここで語るより実際に見て貰うのが一番早いと思います。
というか見てください。
エルぽきのMVの中では恐らく初となる実在する場所が使用されているものとなっており、更に今までとは違って1本の動画だけでは完結しない物語性も含め、新たな試みとして踏み込んだものとなっておりました。
ただ残念ながら曲中に謎の少女に対する明確な答えとなるものはなく、謎は謎のまま残りモヤモヤとした状態が続くのでした。

2.SUPERNOVA

公開日:8月16日

『まぼろし』の公開以来、IFのストーリーが進展する様な音沙汰も特になく過ぎ去る日常の中、8月13日に新たに意味深なツイートが投稿されました。

そして同日の夜、新たな予告映像も投稿されました。

イヤホンで聞いて貰うと分かるんですが、声が左右から聞こえ、独り言ではなくまるで誰かと話しているように聞こえてきます。
そして次々と上がっていく予告ツイート。

1. 8/15昼

2. 8/15夜

3. 8/16朝

4. 8/16昼

5. 8/16夜

6. 8/16公開前

ちなまに一緒に上がっている画像はMVから切り取られたものが使用されていますので、上記からツイートに飛んでどこのシーンがどういう風に使われているのか見てみると面白いかも知れません。

そしてギリギリまで動画製作をしていた為に本来の予定から30分遅れで夏の真ん中の日に公開された二曲目、『SUPERNOVA』。

公開が遅れた理由も納得な、その美麗で圧巻の映像にプロブルの本気度が伺えました。
ここで何となく『黒髪の少女はエルセちゃんが変身・転生した姿ではなく別の存在』という事を何となく理解できたり、新たな謎やちょっとした伏線を回収しつつも、全ては最後の楽曲へと持ち越されました。

3.8月31日

公開日:8月31日
こちらは夏の三部作を締めくくる楽曲という事もあり、夏の終わりと共に各種配信サービスで公開されることが決定しておりました。

なのでこの曲だけは、MVよりも一足早く各種配信サイトで内容を聞くことができました。
だけれどもその前に訪れる『8月31日』の公開予告動画。

2人の姿はないけれども、2人？で喋っている様子が映し出されてます。
そして各種配信サイトにて先行で『8月31日』を聞き歌詞から情報を読み取ろうにも限度があり、先んじて聞けるからといって全貌を掴みきれる訳ではないのが三部作。
なので最後までしっかりと物語を見届けましょうという事ですね。

とうとう待ちに望んだ三曲目となる『8月31日』が公開。
所々に見られる小物の中には、予告映像に出ていた向日葵やじょうろ、『まぼろし』や『SUPERNOVA』にも映っていた謎の本、隠れぽきさん。

一夏の間に繰り広げられた物語を追いかける1ヶ月はあっという間に過ぎ去り、分かる人には分かる、分からない人には分からないまま夏の三部作は終わりを迎えました。

そして余韻に浸るのも束の間、9月5日に『夏の三部作』の振り返り配信が行われる事になりました。

こちらではIFというタイトルの由来やMVの絵コンテ、ぽきさんの仮歌といった製作秘話や裏の部分が一部覗けるといった、内容が盛り沢山の配信となっております。

ただ、結局あの少女は一体何だったのか、IFとは何だったのかに関しての具体的な内容は配信でも特に言及もされなかった為、解釈は見た人に委ねる（要はエルぽきからは明確な答えを提示しない）といった、私の解釈が合っていたのか分からず、ちょっとモヤモヤした形で終わりを迎えました。

（端的に言えば、二年後に間違ってたと判明しました）

4.そして二年後

約1ヶ月に及び繰り広げられた物語と黒髪の少女の存在は、我々の心の中にしっかりと爪跡や謎、不思議な体験と「また来年」という言葉を残していきました。
しかしそれとは裏腹に2021年には夏の三部作に対しての音沙汰はなく、楽曲が上がったという痕跡だけが残り『最初からそんなものは存在しなかった』かの様に忽然と姿を消してしまいました。

やはりあれは白昼夢だったのか。
夏が見せた蜃気楼だったのか……。

と思いきや

帰ってきました。
実は『エルセ 2nd ワンマン LIVE』の後に告知はあったのですが、改めてIFが開催される、あの夏が戻ってくるという告知がされました。
（ワンマンライブに関して稚拙ながら綴ったものがありますので、興味がある方はこちらからどうぞ）
去年は何の音沙汰もなく完全に終わりを迎えたと思っていたものが、あの不思議な夏が急遽帰ってくるという報せを受けて度肝を抜かされた方も多いのではないでしょうか。
それに関しては別途綴ってあります。
（というより本当はそれを綴りたかったけど、読む側も夏の三部作を知っているという前提が必要になったのでこれを書きました）

5.あとがき

2年前に行われた催し事の情報を集めるという事もあり、断片的に散らばっている情報を見て集めていく事に某シリアルでエクスペリエンツなゲームをしている様な気分にもなり、過去に置かれた宝探しをしているような気分にもなりました。
当時さっさとtwitterとnoteのアカウント作ってクソデカ感情を書き残しときゃ良かったと本気で後悔。

この夏の三部作に関する一連の動画はyoutubeのエルぽきチャンネル内の再生リストに纏められてますので、こちらから観られます。
ちなみに『まぼろし』に関しては実写のMVという事もあり実在する場所が舞台となっているのですが、MVの製作に携わった方が明しておりますのでこのツイートから見ることができます。
そして実際に『まぼろし』で使用された場所を聖地巡礼している光景の一部が『#エル信者会』に挙がっておりますので、気になる方は覗いてみてはどうでしょうか。

それでは、ありがとうございました。