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退勤後に発生する文学への欲求

社会人になってもうすぐ1年経つ。

4月に入社してから、会社で決められている資格を取るとかなんかいろいろあった。

会社から帰ってきてもとりあえず夜ご飯をつくって食べて、明日のお弁当を作って、お風呂に入って、ちょっとテレビを見たりスマホをいじったりして、資格の勉強をして寝るという流れがほとんどだった。

先月やっと資格を取れたので、もう勉強する必要もなくなった。

今まで「資格を取らねば」というプレッシャーから、本や映画を読んではいけないのではないかと思い自制していた。
資格が取れた日から怒涛の勢いで本を読んだり映画を見たりしている。
砂漠に水状態である。

1日中PCや書類と向かって悶々として帰ってくると、仕事ですり減った何かを本や映画で埋めたくなる。

退勤前になると、今日は本を読もうか、いやTwitterで見た気になっている映画を見たいな、と考え始める。

2週連続で友達と映画を見に行って、その帰りにお互いに本を貸し合って、夜中にヘビーな漫画を読んで眠れなくなり、休みの日はひとり家で映画を見て本を読んで過ごす。

文学への欲求は、特に退勤後に発生する。

仕事で疲れた自分を癒そうとしているのか、社会の一部になった自分を人間だと思い続けたいために文学を入れようとしているのかわからないけど、とにかく読みたい、見たいとなる。

今は宮地尚子さんの『傷を愛せるか』と、現代思想の『恋愛の現在』を読もうとしている。

もう満タンになることはあるのでしょうか。

ちょろい女子大生の川添理来です。