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他人と共有したい感動した人、物事、言葉などについて気ままに書いていきます。 とりあえ…

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他人と共有したい感動した人、物事、言葉などについて気ままに書いていきます。 とりあえず一日一つの記事を投稿するのが目標なので雑な箇所、至らぬ箇所が多々あると思います。暖かく見守ってください。

最近の記事

ギルガメシュ叙事詩の名言

まずギルガメシュについて説明します。 彼は神と人間の間の子で、そのおかげで腕力もあるし、血筋もよいしで好き放題に生きていました。ちなみに王様でした。 見かねた神々が刺客としてエンキドゥという人?を差し向けます。そして彼と戦いますが戦った後に初めて自分と互角かそれ以上に戦える彼と友になります。(”強敵”と書いて”とも”と呼ぶような関係でしょうか、北斗の拳の) (余談ですが、やはりギルガメシュは寂しかったんだろうと思います。神様の血をひいているおかげで普通の人間よりはるかに

    • 屈原を諭す漁師

      伍子胥と同じ楚の国の人に屈原がいます。 彼と同じくらい剛直な人ですが、彼も漁師と関わりがあります。と言っても詩の中での話ですが。 ただその詩の内容に感銘を受けたので書きます。 屈原は士大夫(貴族)で政治家なんですが、マジメで剛直、かつ有能なので疎まれて失脚します。 そして国も追われ、川のほとりで詩を吟じていると漁師に話しかけられます。なぜこんなところにいるのか、と。(なんで漁師は屈原の顔を知ってたのかは疑問です) 屈原答えて、 “みんなが濁っている中で、私だけが清しか

      • シェイクスピアのセリフ②

        たまに英語の古典や名言を和訳したり、翻訳したりして遊んでいます。シェイクスピアの劇のセリフに”slave”という単語があり、その訳語に”下郎”を思いついたので、そのテンションのまま訳してみました。意訳もいいところですが書きます。(後で調べたら”福田恆存”という方がすでにこの”slave”を”下郎”と訳していました。…浅学を自ら晒して恥ずかしい…) 原文のすぐ後に訳を記載しています。 KING RICHARD III : A horse! a horse! my kingd

        • シェイクスピアのセリフ①

          短いながらも人物紹介は手間と時間がかかるので軽めのセリフ、名言も紹介していきます。 一番初めはこれ。 “No profit grows where is no pleasure ta’en” シェイクスピアの劇のセリフです。 古い英語で、かつ劇中のセリフだからか文法や単語が現代英語と少し違うので、現代の標準的な英語に直してみます。 No profit grows where there is no pleasure taken. where there と続くと冗長だ

        ギルガメシュ叙事詩の名言

          伍子胥の兄

          あの復讐鬼、伍子胥の兄です。 伍子胥はこの兄と父の仇を討つために一生の大半を費やしました。 復讐に人生をかけられるだけあって伍子胥は性格の激しい人だったようですが、その兄はとても心根が優しい人だったと思われます。 父とその息子2人を始末しようとした王が、その息子たちに使者を出します。捕らえている親父を助けてやるから出頭するように、と。もちろん出頭してきたら彼らも処刑するつもりです。それを知ってその父は “尚(伍子胥の兄)は仁だから(殺されるとわかっていても)必ず来る”

          伍子胥の兄

          伍子胥の逃亡を助けた漁師

          彼について語らせてください。 その前にまず伍子胥、という人物の紹介をします。 古代中国の貴族の次男坊である伍子胥は役人だった父と兄を王に殺され、逃亡していました。そのままその国にいると彼自身の命も危ういし、復讐も果たせないからです。ちなみに彼の父兄が処断された理由はかなり理不尽で、それゆえに伍子胥は復讐の鬼になったのだと思われます。 その逃避行の過程で長江を渡ろうとした際に船を出してくれた漁師がいます。 この漁師が、、、かっこいい人なんです。義侠の人とでもいうのでしょう

          伍子胥の逃亡を助けた漁師