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本は好きだが、本屋は嫌いだ

 小説家を目指している人は五万といる、はずだ。自分も含めて。カクヨムで投稿を始めて、Twitterで物書き仲間と繋がるようになって、そう感じる。しかも、みんな本気! 熱い! 暑苦しい! もしかすると、いまこのノートを読んでくれているあなたも、そんな松岡修造みたいな人かもしれない。もしそうなら聞きたいことがある。

 「本屋は好きか?」

(noteってEnterキー押すと、自動で空行入るのか?)
(あ、Shiftを押すと入らないのか)

 なんか、余計なツイートを挟んでしまったので、もう一度言う。

「本屋は好きか?」

 私は嫌いだ。複雑な気分になるから。

「こんなに書籍になってるのに、自分のはならないのか」
「こんな本より自分の作品のほうが面白いはず」
「……でも自分のは本になってない。てか、公募の惜しいとこまですらいってない」
「カクヨムで人気作品というわけでもない」
「仮に本になったところで、これだけの作品のうちの一つでしかない」

 そんな気持ちが渦を巻く。まるで……

 物書きっぽい比喩を出そうと思ったが、いまいちいいのが思いつかなかったからなかったことにする。思いついたら、しれっと修正する。

 ちなみに、比喩の優劣とは「その飛距離にある」と誰かが言っていた。そして「その飛距離において、村上春樹の右に出る者はいない」とも。なんとなくわかる気がする。


 閑話休題。それでも私は本屋に足を運んでしまう。なぜなら、小説が好きだから。自分とプロの差を実感して、自らを鼓舞したいから……たぶん。

 というわけで、今日も丸善に行った。「今日も」と言ったが、最近は書くことばかりで、本屋に行ったのは久しぶりだった。これからはもっとたくさんの本を読みたいと思う。

 今日買ったのはこの↓三冊。

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 一番右は衝動買いして半分まで読んだが、めっちゃ面白い。物書きは読んで損はないと思う。

 真ん中は説明の必要はないだろう。

 左端は、自分がいま応募している文学賞の昨年の大賞作品。読んだら自信喪失するのではないかという不安に震えている。

 それぞれの感想は読了したら投稿したい。(あくまで希望。余力による)


 これが、物書き歴(足掛け)二十年の私の記念すべきnote初投稿だ。

 プロフィールに「お酒と音楽とランニングについて書く」と書いたのに、初っ端からどれも出てこないのは我ながらどうかと思う。から、次はお酒か音楽かランニングについて書こうと思う。


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