ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル3月号感想④】今だから考えたい「インフレに負けない家計管理」
nicoと申します。
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日本FP協会より届くFPジャーナル3月号についての感想続きです。
今号の特集は「今だから考えたい『インフレに負けない家計管理』」です。
第2部の「分野別 新セオリーとのQ&A インフレ時代のFPアドバイス」の感想続きを書いていきます。
教育 予算を決め、将来につながる使い方を考える
デフレの間も教育費は上昇していたのに対し、今のインフレ下で削減傾向にあるというのが興味深いです。
本来なら、お金の価値が下がるインフレ期間では、値上がりすると思われるものにお金を使うのが有効なはずです。
そこに「教育」も含まれるはずなのですが、節約対象になってしまっているのですね。
「将来につながる使い方」と言われても、18歳の時点で将来をかちっと定めている子は何人いるのでしょう。
私など「一番社会的に役に立たなそうだから哲学科に行きたい♪」などと嘯いていましたから。
まあ、あの時期にいろいろ考えることができたのはいい経験だったと思っているし、私の形成という意味では今につながってはいるかもしれませんが。
少なくとも、子どもの意向を無視して親に従わせるのは、呪いが残りますのでやめましょう。
そもそも、社会変化のスピード感が違いますから、自分たちの頃良しとされていたことが今もそうとはまったく限りません。
子どもの人生は子どものものだということは忘れないようにしたいと思います。
Q1 教育費準備に学資保険は利用すべき?
本来の保障性を重視する意味で、利用はありだと思っています。
もちろん記事にあるように、保険だと解約しにくくきちんと学資に回せる人が多い、という面もあるでしょう。
逆に預金だとそんなに使ってしまう人が多いのかと驚くのですが。お金を目的別に色づけして考える、というようなことも難しそうですね。
Q2 NISAで教育費を貯めてもいい?注意点は?
使いたいときに市場が下降傾向にあったら、と思うと、私は安易にお勧めできません。
個人型国債などの方がよい気がします。
Q3 貸与型の奨学金や教育ローンは使ってもいい?
使ってもいいかどうか、という選択になるのが不思議な気がします。使わなければ学べないということなら選択せざるを得ないのではないでしょうか。
ただし、返還することが負担感になるのは否めないと思います。
これもやはり子ども自身の意向を重視すべきでしょう。
Q4 教育費と老後資金とのバランスはどう考える?
親がこれほど教育費のことを考えなければならないのは、職業の流動性が少ないせいだと思っています。
就職における新卒ブーストの力があまりにも大き過ぎます。
大人になって自分の適性、関心をよく理解してから大学進学し職業を選ぶことがもっと普通になったら、自分の学費は自分で払うという考え方も可能になるでしょうし、学びも深いものになると思うのです。
明日に続きます。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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