【仕事辞めたい30代】 満足のいく転職は可能なのか?

1990年代にバブルがはじけ、高度成長期では常識だった“終身雇用”の時代が終わりました。

その後、生涯一つの会社に定年まで勤務するのではなく、何社か渡り歩いてサラリーマン人生を終える人が多くなっています。

また、インターネットの普及によって人間関係も希薄になってきていることも手伝って、職場での人間関係にすぐつまづいて、そのストレスから逃げるように転職する人も多いのではないでしょうか?

今では、転職するのは普通のことになってきているのです。

仕事を辞めたいという30代は意外と多い

転職したいと行動を起こす人は20代の若者だけではありません。あるアンケート調査によると、転職を希望する年代の1位は20代前半、2位は30代前半だそうです。

30代は非常に微妙な年代でもあります。

20代で就職してある程度社会経験を積み、30代になると20代のときには見えていなかったものが見えるようになります。

例えば、大手企業であっても、ずっと存続するものではないことや、家族を養うために必要なお金が自分の想定以上の金額であることなど。

30代になると、そうした厳しい現実に気づくようになるわけです。

こうした現実を目の当たりにすると「今の収入では生活が成り立たないかもしれない」「このまま今の会社にいて大丈夫なんだろうか」と悩むのです。

30代は「まだ年齢的にチャンスがある、だから今の仕事を辞めて、転職を考えてもいいのではないか?」と思う年代でもあります。

仕事を辞めたい30代にのしかかる厳しい現実

しかし、20代と違い、30代の転職希望者となると、転職市場も一気に狭くなります。

あなたがもし、採用する側の会社の社長だったら、30代の転職希望者をどう見るでしょうか?

「ウチの若い社員たちとうまく人間関係を築けるだろうか?」「社内の課題を解決するための即戦力になり得るだろうか?」

「なぜ、この歳で転職を希望するのだろう?前職で何か問題がある人だったのではないだろうか?」など、色々なことを考えるはずです。

20代と違い、30代の転職希望者となると、前職の収入もある程度考慮し、基本給にプラスアルファしなければいけないケースも多いため、採用する側は非常に慎重になるのです。

30代で満足のいく転職を成功させるポイントとは?

しかし、30代の転職も厳しいながらも不可能ではありません。

中には30代でも、たくさんの内定をもらう人もいます。

そのような人に共通するのは、前職で培ったスキルや経験を評価されることです。

社内の問題解決のためのスキルを持ち合わせた人材を求めて求人を出す企業もまだまだたくさんあり、そうして企業は即戦力を求めています。

30代で転職を容易に成功させる人は、前職での頑張りが大きなカギとなるのです。

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