ニコリのみらい

7年お付き合いした彼と別れ絶賛婚活中の25歳です。 過去の恋愛を経て学んだこと、少しづ…

ニコリのみらい

7年お付き合いした彼と別れ絶賛婚活中の25歳です。 過去の恋愛を経て学んだこと、少しづつ成長していく姿をここに残したいと思います。

最近の記事

なんてタイミングが悪いのだろう #10

別れて1か月過ぎた頃だろうか 元気のないわたしを見かねた母が 少し遠出してバラ園に誘ってくれた。 少し息抜きになった。 ……………。 はずだったのに… 帰る頃、母とわたしは出口に向かって歩いていた。 目の前は大勢の人が歩いていたけれど わたしはすぐに気付いた。 「あ、マルだ」 バッチリと目が合ったその瞬間 走って逆戻りするマル。 その後ろをちょこちょこ追いかけて走り去る女。 ???????? 何が起こってるのか理解できなかったが 母はすぐに状況を理解した

    • 別れてから #9

      7年間隣にいた人が急にいなくなるなんて 違和感でしかなかった。 「あ〜みんなに報告するの面倒くさいな〜 だいたい同じ反応されるんだろうな〜〜」 わたしはみんなに報告することが とても億劫だった。 反応はだいたいわかる、傷口がえぐられるだけだ。 「あ〜お父さんとお母さんになんて言おう…」 「お義母にも一言言っといた方がいいかな…」 「てか実家のお店どうしよう」 「インスタの写真消さないとかな?」 「消したらみんな勘づくよな〜」 「マルの友達とはもう遊べないな〜」

      • 花束みたいな恋をしたを観た感想

        遅ればせながら「花束みたいな恋をした」観てきました。なんとな〜〜〜くの内容はわかっていましたが予告は観ておらず、ふらっと映画館へ。 ………泣けた。 自分に置き換えて感情移入してしまった。 最初はどっぷり2人の世界で 毎日毎日一緒にいるのが当たり前で 何度も身体を重ねて、後先考えずに同棲して。 ペットも飼い始めて。 たのしかった日々もライフスタイルや 周りの環境によって自分も成長していくことで ズレが生じてくるんよな…。 相手に依存せずに自立していれば上手くいったのかも

        • 別れ #8

          それからのわたしたちは やっぱり上手くいくわけもなく。 もともとマルは家賃にお金がかかるということで アパートの2年契約を待って退去し、 実家に帰ることは決めていた。 半同棲生活を終えるのと同時に 1ヶ月間距離をあけることになった。 7年間、こんなに連絡を取らなかったことは はじめてだった。 1ヶ月たっただろうか? わたしが待ちきれずに、マルに連絡した。 「どうするか決めた?」 会って話すことになった。 わたしはマルへの別れの手紙を書いた。 …どうかこれを

        なんてタイミングが悪いのだろう #10

          価値観がちがうと気づいたけど #7

          多分、わたしとマルの浮気の基準はちがう。 マルは身体の関係を持ったら、 わたしは他の子に気持ちが傾いてるのに わたしたちの関係にケリをつけようとしないとき。 確かにマルは身体の関係はなかっただろう。 それはなんとなくわかる。 でも心の浮気だとおもう。 マルは浮気じゃないと言い張った。 そうでしょうね、価値観がちがうもん。 ていうか、そもそも 彼女がいやがること普通にできちゃう あんたの神経やばいから。 実はわたしの実家のお店で働いているマルは わたしと付き合っ

          価値観がちがうと気づいたけど #7

          身の毛がよだつとはこういうことか #6

          マルの車に乗った。 落ち着けわたし 心の声とは裏腹に どんどん声が荒くなる。 わたし「今までなにしてたの?」 携帯をいじり口を閉じたまま、首を左右に振って とぼけた顔をするマル。 わたし「何してたのって聞いてんだよ!!」    「家の前で見たって言う人がいるんだけど」 マル「ほぉ〜」 ほぉ〜じゃねーよ。 わたし「とりあえず家行こう」 ご飯食べに行く予定を全てキャンセルして マルの家に向かった。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ わたし「家上げたの?」

          身の毛がよだつとはこういうことか #6

          初めての感情に出会った日 #5

          ある日、中学時代の女の先輩に会う機会があった。 わたしとマルが付き合っていることは 知らない人は少ないんじゃないかという そんなレベルで公認だった。 先輩に尋ねられた。 「ニコリって彼氏と別れた?」 わたし「え?別れてないですよ〜! なんでですか?」 先輩「お祭りでニコリの彼氏に似た人が 女の子と歩いてたんだよね」 わたしは人違いだろうと思った。 マルはそんなことする人じゃないと本気で思ってた わたし「マルのお兄ちゃんじ

          初めての感情に出会った日 #5

          すれ違って行くふたり #4

          ひとり旅はとてもたのしかった。 たまに旅先で撮った写真をマルに送って いまここにいるよーとか共有していた。 マルもたのしそうに話を聞いてくれていた。 でもやっぱり、ひとりで行くことには 納得していなかったらしい。 このまま旅に行くなら 別れたいとまで言われた。   わたしにはその理由がわからなかった。   マルはゲームが趣味で ヒマさえあればずっとゲームをしていた。 わたしが一緒にいるときも。 ついにはオンラインゲームを始め 知らない女の子と通話しながらゲームをしだ

          すれ違って行くふたり #4

          人生の分岐点 #3

          地元に帰って来たマルが就いた仕事はずばり   わたしの実家のお店だ。 祖父が設立した会社で、 当時はわたしの父が後を継いでいた。 わたしは姉妹で男兄弟はいない。 つまりそういうことだ。 父はいろんな角度から物事を捉えるタイプなので もし別れたときのことを考えてあまり乗り気ではなかった。(ということを後から知った) 祖父はかなり乗り気だったように思う。 わたしとマルはというと そこまで深くは考えていなかっただろう。 マルもやってみたい仕事だったし わたしも、単純に

          人生の分岐点 #3

          マルの家族の話 #番外編

          彼(マル)が地元に帰ってきた。 遠距離は別れるカップルが多いと聞くけど わたしたちは乗り越えられた。 マルのお母さんに 「あんたたちすごいね」と言われて 照れくさかったけど笑みがこぼれた。 そうそう。話の続きの前に マルの家族の話をしてみようと思う。 マルの家族は お父さん お母さん  お兄ちゃん マル 弟 妹 犬1匹 近所に住むおばあちゃん(母方) 県外に住むおじいちゃん(父方) だ お父さん 目がパチくりしていて、笑ったときにできる目尻のシワが優しい人柄を醸し出

          マルの家族の話 #番外編

          遠距離恋愛はじめました #2

          月日はながれ、高校3年生の春。 うちの学校は進学校ではないので ほとんどの子は大学まで進学する子は少なかった。 わたしは県内の専門学校 彼は関東に就職がきまった。 いちど県外に出てみたかったらしい(田舎あるある) そんなかんじで遠距離恋愛がはじまった。 短いスパンだと1ヶ月 長くて4ヶ月に1回とか会ってた気がする。 彼は同期にも恵まれ 彼のお父さんも単身赴任で近くに住んでたし たのしんでたから安心した。 夏休みを利用して2週間関東に泊まったこともあったな〜。そこから

          遠距離恋愛はじめました #2

          一目惚れからはじまった7年間 #1

          はじめまして! ニコリのみらい と申します。 7年間お付き合いした彼とのことや その後の恋愛をかいてみたいと思います。 初心者ですのでお手柔らかに… - 出会い - 出会いは高校に入学した4月 同じ陸上部に入部したことがきっかけである。 彼のことはここでは"マル"(仮名)と呼ぼう。  「マルくんってかっこいいよね」 同じ部の2つ上の姉が言った。   わたし「マルくんって誰?」 当時のわたしは入部してまだ3日とかで 全く彼のことを認識していなかった。。 だが、わたし

          一目惚れからはじまった7年間 #1