2度流産→3回目の正直?

また妊娠できた。嬉しいけれど、超冷静。慣れってすごい。きっと今回ダメでも、前ほど落ち込むことはないでしょう。

2020年7月に胚盤胞1つ、8月は0個、10月に新鮮胚と胚盤胞が1つずつと、合計3つが私の卵。

ここまでくるのにざっと280万かかっていたことが、初めての確定申告でわかった(流産2回含む。転院1回。)

11月に新鮮胚を移植。hcgの数値から見て、妊娠継続の確率は20%以下と言われ、化学流産。

同時期に移植すると聞かされていた友人の顔が頭をよぎる。

あー、気まずいな。

年明けて1月。仲の良かった友達が突然の妊娠。彼女の相手は前の奥さんとの離婚成立が済んでいない中での予期せぬ妊娠。彼女はわたしがずっと不妊治療をしていることを知っているから、物凄い気を遣ってくれた上でのカミングアウト。

精一杯おめでとうと言ったけど、そこには居た堪れない気まずい空気が流れていた。

その日の夜、仲良しの男性との会話中「嫁が2人目今年は産むと思うから、彼女は一旦仕事おやすみなんだよね」とふいに言われた。

彼らは5年前に受精卵を凍結していて、なんと15個も卵があるらしい。

「だから、一度に2個戻せるか今病院に聞いてるんだよね。体外って男の子の確率70%以上らしいじゃん。男の子、欲しいからさ。」

その日の夜は荒れた。泣いて旦那に愚痴った。

予期せぬ妊娠だの、余裕ぶっこいた計画妊娠だの、みんななんでそんなにポンポンと進んでいけるのか。勉強やスポーツのように、頑張ったり、練習を続けたりすれば、うまくいくんじゃなかったのか。なんで私ばっかりうまくいかないのか。

他人をずるいとか妬ましいとかは思わない。自分の何がいけないのか、解決策もわからなければ、いつまでかかるのかもわからない。出口が見えない不安に押し潰されそうになり、その日は泣き寝入りをした。

それから5日後、10月の胚盤胞を淡々と移植。翌週妊娠判定。その5日後、hcgの数値から見ると95%の確率で妊娠継続できるでしょうと言われる。

今後は5日おきの検診となり、今は毎日7時15時23時にホルモン補充の飲み薬と座薬投与の日々を送っている。

心の平穏を保つよう意識をしている。2度の流産(1度目は心拍確定後の流産)から、喜びよりもダントツで不安が勝るので、ダメだったときに落ち込みたくないがために冷静でいようとしている。というか実際だいぶ冷静。慣れはすごい。あと、気付くと神に祈ったりしている。無宗教なのに。

次回はまた5日後。

神さまお願いします。

今回は、うまくいってください。ほんとうにお願いします。心からお願いします。