宿にてモーニングのサンドウィッチ。おいしい。
叔母がこちらに向かうとのことで徳島駅待ち合わせ。なんとか車に自転車がのる。そのまま88番大窪寺。叔母含め3人でお参り。杖は持ち帰る人が大半のようなので持ち帰る。

結願書を頂く。全部回りおえたのが昨日なので昨日の日にちで欲しかったが手違い。結局千円余分に払い書き直してもらう。
そして1番霊山寺へ再び。途中中華蕎麦屋で食べたラーメンがうまかった。
霊山寺でお参りをすませ、満願書と願行成就の納経を頂く。願行成就の納経には唯一日付が入る。おじいさん曰く、善通寺の本部がお遍路を仕切っていてその決まりだから、理由もクソもないと。なかなか願行成就の納経は貰えないらしくうれしい。帰り際に叔母もいたというのもあってお接待の数珠を２つ頂く。ありがたい。
そしてそのまま大阪へ。荷物や自転車もえっさほいさおろし、目の前のスーパーで酒やらも買いお疲れ様の会をしてくれた。カニ、舟盛り刺身。
ありがとう。感謝。

訪問したお寺　88大窪寺、1霊山寺

上記その時のメモそのままペースト
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お遍路30日目、これにてお遍路のメモは終わっております。

この次の日、和歌山の高野山奥之院の空海のもとに、お礼参りも行きました。叔母の車で。

それにしても高野山、なかなかハードな道なんですね。叔母の車を運転して行ったんですけども、これ自転車でって言われたらお礼しに行けないなと思いました。焼山寺並に辛そうでした。

奥之院、神聖な感じがとてもしました。
ちょっとした橋を渡って聖域に入るんですけども、そこからカメラは一切ダメみたいで。
デカイ杉の木が並んで、なんだかボワァーーっと音が聞こえてくるような、そんな感じでした。

88番から1番までお遍路中ずっとお経を唱えてたのでここ奥之院でも当たり前にお経を唱えたんですけども。
ただ、ここはお遍路の最終地点という認識はあまりないようで、誰もが訪れる観光地な訳です。
従って、お遍路中当たり前だったお経を唱える者なんか私以外おらず、なんだか場違いのようでした。
私がお経唱え始めたと同時に、横の男性が再度手を合わせたりなんかして。いやいやワシのお経はそんなご加護なんてありもしませんよ、と。
私も全くの観光として来ていたならば、なにこいつ取り敢えず手を合わせとこうってなると思いますが。
一通りお礼をしてお遍路最後の納経を頂くと、ここでも労いのお言葉を貰って、うれしかったです。こちらこそご苦労様です。

お遍路最終局面には般若心経を覚えると言いますが、誠その通りで私も終える頃には空で唱えてました。
これはひたすら唱えたからではなくて、ここまで来る人は唱える内に自ずとその意味を知ろうとするからだと思います。
取り敢えず唱えろって言われたから唱えてきたけど、こんなに時間喰わせやがってそもそもなんなんだこいつ、みたいな。
自分がお遍路始めてからなんとなくでも唱えてきたものだし、それがいつしかちょっとした楽しみにすらなるし、あわよくばこれからも唱えるかもしれなく、体験して完結させたからこそ腑に落とせる賜物。

仏教宗教うんぬん色々あると思いますが声を大にして言います。

私は全くもって宗教とか知らんが、まぎれもなくこれにて唱えてきたものは、私のバイブルの１つとなった

「お経を唱えながら、苦しいけど楽しくもある修行だ」
これをお遍路の体験談を綴る本を読んで言うのと、お遍路を実際して言うのとは残るものも残せるものも、また解釈も全く違う。　それは別の事象に関しても。　当然。

私が本嫌いだったりするのは、もちろん文章読むの面倒いし読解力がないのもあるが、本を出す程の偉人の言葉があたかも自分の体験した言葉になり経験したつもりで腑に落ちてしまうのが、目に見えてるし怖いし恥ずかしいから。
もちろん本は素晴らしいとも思ってる。未知の知見を一畳で擬似体験出来るし、何かしらのきっかけとなるものだから。そしてそれを継続的にインプットして実際に経験しアウトプットする人も中にはいて、それは心底凄いと思う。私だってたまに本を読んだ時は1週間くらいはその気もあるが、やはり疑似体験であり結局は経験にできないのが末、だと経験している。

だからこそ私においては"実際に"やったことを重んじるのが良い。そこから新たに発せられたものがたとえ既存既知の解釈だったとしても、それは私が実際にやったことの結果として自然発生的に生じたものであり、逆にそこまで自力で辿り着いたことを賞賛し、それこそを経験としたい。
そういったものの積み重なりが、私のバイブルであって欲しい。
そう強く思う次第。

じゃああんたが書くこれはなんだ、とか
あんたが読んでるそれはなんだ、とかは、ここまで書くと私でも収拾が付かないのでもうぶん投げます。ポーい。

ただ単に腰重い考え過ぎノロノロチキン達者口で、圧倒的に経験が少ない私の遠吠えなんですけども。　それぞれ皆さんとんでもない経験があって、その上でなんだろうし、みんなスゲェです。