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夫に付いて行かなかった私の一人暮らし

夫が海外単身赴任をしてちょうど2年が経ちました。あっという間といえばそうですが、いろいろあったなあ・・。単身、日本に残った50代主婦の変化について綴ってみます。

なぜ? ばかり聞かれる

転勤が決まった時は、子供たちも成人していたし海外志向が強めだった私が、夫について行かず日本に残ったので、「どうして一緒に行かないの」と何度も聞かれ、めんどくさかったなあ。

 ▪️新築してまだ7年くらいの家
   (そう簡単に他人に貸せます?)
 ▪️愛犬を飛行機の貨物室に入れる?
   (今年初めに痛ましい事故が現実に)
 ▪️当時は精神的に不安定だった娘
   (これは人に言いたくなかった)

その他もろもろ、私は日本に残りたい理由がたくさんあるのよ、ほっといてよ!!とうんざりすることもしばしば。

うるさい外野

夫の赴任先がタイのバンコクということで、それを聞いた男性は必ずと言っていいほどニヤニヤしながら「遊びの天国だ」と言った。女性もイジワルに言う人がいたなぁ。これもめんどくさかった。それが気になるくらいなら一緒に付いて行ってるってば。もうええねん、ほっといて!


そして実際に夫が行ってしまってからは、食事の用意をしなくていいという、夢にまでみた素敵なメリットを大きくマイナスにする予想外のデメリットがたくさんありました。


どこへ行くのも自分一人。

遠くのホームセンターへ花や土などを大量に買いに行くのも、家電を買い替えるのも自分で運転。店内では探したり迷ったりで、脳内の糖分を消費するので帰路の運転ではヒヤッとすることも増え、「買い物✖️運転」は億劫になってしまった。夫という専属ドライバーあってこその買い物だったんだなあと痛感。


土日のスーパーでの孤独感。

ほとんどご夫婦で連れ添って来てますもんね。「今日の晩ごはんは何にしようか」などと楽しそうに話をしながら店内を歩いている姿を見るたびに「娘でもいいから一緒に来て欲しいな」と思ったものです。自分のカゴの中の「少量パック惣菜」が虚しい。


何より大変だったのは「台風時」。

いろんなところに吊り下げているハンギング鉢たちを安全な場所に移動するため、家の裏に収納してある錆びた重い脚立をかついできて(この時点でもう半泣きです)、グラグラ不安定な脚立に登る55歳おばさんが両手を伸ばして植木鉢を降ろす様子は、死にいたるアクシデントが起こる確率90%の絵ヅラでした。


単身赴任1年が経つ頃には

娘も元気に快復して自立生活。私と愛犬オンリーの本格的な独居生活が始まったら、家から出るゴミが驚くほど減り、愛犬のトイレシートが大半を占める。そして出費が激減(笑)‼️そりゃ4人生活時代に比べたらねぇ、ほんとにお金が減らない。遣ってるのに減らない(と感じる)。来るべき年金暮らしに少し自信が持てるようになった。

脚立に安定して立ち上がる筋力はヨガで付けたし、土日のスーパーはよく見ると夫婦連ればかりではなかったし、そもそも平日に買い物を済ませればいいだけのことと学んだ。

そして「孤独感」は無くなった。
と言うより、慣れたのだと思う。


そう思うようになったのは、全く比べものにならない状況ですが、夫を亡くした友人もいて、彼女たちの孤独や不安に比べたら・・私は孤独ではなく「不便」なだけだとわかったから。


最も不便なのは!!

愛犬の生活リズムを最優先するために、私は丸一日の外出ができなくなりました。夕方〜晩ごはんの時間は必ず在宅です。
わんこの性格も考慮すると、ペットホテルはよほどの緊急時にしか利用しないと思う。

でも私自身も健康なうちに旅行もしたいので、夫には早く帰国してもらって、わんことお留守番してほしいです。(夫とは旅行できなくても構わない)

でもせっかく慣れた自由な暮らしが、またイライラに戻ってしまうんだなぁ…

※一時帰国で感じた夫の変化(悪化)については次回へ続く!(笑)


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