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野良猫を初めて保護するときの注意点

猫はかわいいものですが、猫を飼うにあたっていろいろな注意点がありますのでこれから猫を飼っていきたいなって思う人の一つの指針になればいいと思います。

血統書付きの猫というのはとてつもなくかわいいものですが、負けず劣らずそのへんの雑種もかわいいのは間違いないです。それになんといっても血統書付きの猫とくらべて利点がいくつかあるので、ここはあえて野良猫をひきとって育てるというところの実際のところを見てみましょう。

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さて、野良猫をみつけました。とてもかわいくて人懐っこくてちびで空腹に震えています。かといってそのままひろっていきなりおうちの子になることはできません。いくつか手順を踏まないといろいろと不幸になります。

1・そもそも自宅で猫を飼っていいのかわるいのかの確認をする

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いきなり野良猫をひろって飼っていいのは一人暮らし持ち家戸建ての家に住んでいる人だけです。まず賃貸アパート、マンションに住んでいる人は契約書でペット可になっているかどうか確認しましょう。猫を飼うと当たり前ですが基本壁紙はバリバリにされて死んでしまうと考えたほうがいいです。またどうしてもペット臭が壁紙にしみつくので退去時に恐ろしい金額をとられてしまう可能性があります。ちなみにわたしがペット不可マンションで勝手に猫を拾って飼っていた時に請求された金額は、

月7万家賃ワンルームマンションで40万円

に達しました。壁紙から床まで張り替え、かつ次の入居所がその工事の間はいることができないということでの違約金になります。これはこちらに非があるのでなんとも避けることができないものになるので本当に気を付けたほうがいいです。

分譲マンションでも規約にペット可か不可か、またペットなら何匹まで飼っていいのかの規約がある場合がほとんどです。ご近所さんとのトラブルに発展する場合もあるので野良猫を拾う前、まずは冷静になって自宅の住居環境について確認してみましょう。戸建てに住んでいればそういったトラブルとはもちろん無縁ですが、家の資産評価にかかわってくる部分もあり家族との話し合いは必須です。そうしないと家に持って帰ってしまったのにも関わらずまた捨てざるを得ないという不幸なできごとにもなりますし、万一そうやって再度猫を捨ててしまった場合は動物愛護法違反になってしまうので。

2 野良猫なのか地域猫なのかを判断する

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首輪をしている地域猫に関してはわたしは反対の立場ではあります。さだまさしも家の外にだしてはいけないってCMで言ってましたよね。ただその猫が地域猫としてかわいがっている近隣の人がいる場合、連れて帰るのは慎重になったほうがいいです。地域猫と野良猫の区別のしかたとして大きくわかりやすいのは、耳の切れ込みがあるかないか?首輪があるかないか?餌箱やみずやりの箱がそばに置いてあったりしてないか?というところを注意してみていけばいいと思います。

ちなみに耳の切れ込みは去勢or避妊をしているというサインです。

3 獣医にみせる

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野良猫は病原菌や寄生虫の宝庫です。まず間違いなくノミは引っ付いているはずなので、獣医が開いている時間帯であればそのままゲージにいれて獣医さんにみてもらうのが一番です。ノミは早めに対処しないといけないため、もし拾ったのが日曜日で獣医師が開いていない・・・等の状態であればまずはノミ取りシャンプーを使ってきれいにしてあげましょう。またノミは卵を産み付けている場合もあるので、シャンプーをしたからと言って安心せずに。また外の猫はかたつむりやトカゲなどを食べることがあるので、そこから寄生虫に感染している危険性も大いにあります。寄生虫はむしくだしを飲ませる必要があるので獣医さんにかならず処方してもらいましょう。

4 去勢、または避妊について考える

基本的に猫は去勢または避妊をしないと際限なく増える、また家の中でかうにあたってもそれらをしていないと大変なことがいくつかあります。猫の個体差はあると思いますが、オスの場合だとそこら中にマーキングをしますしメスの場合は発情期うるさすぎて寝ることが困難になるでしょう。ただ年齢によっては去勢、避妊をすることで意味が薄い場合もあるので必ずそれも獣医さんと相談しましょう。

5 猫のトイレ、砂、餌を用意

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さて獣医に見せておうちに帰ってきました。必要なものをそろえましょう。絶対いるものとしてトイレと砂です。猫はわりとトイレに関してはしっかりしていて、きちんとトイレと砂を用意してあげればそこで勝手にしてくれる場合がほとんどです。トイレの砂に関しては安いもので十分ですが、個人的にはどちらかというと細かめの砂のほうが捨てる時に重量がへるのでお勧めかと思っています。トイレと砂を買う際はきちんと目があいたスコップを買うのを忘れずに!

餌はいちばん安いものから与えていったほうがいいです。というのも猫はかなりのグルメなので、最初から高くておいしいであろう餌をあげてしまうと安いカリカリには目もくれなくなってしまいます。金銭的な負担を全く気にしないという人以外はお徳用の一番やすいカリカリで十分ですし、いい餌に関してはたまにあげるくらいの感覚のほうがいいかと思います。

6 猫のおもちゃと爪とぎを用意する

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猫は狩猟本能が高い生き物なので、動くものであればわりと反応してあそんでくれます。かつ15分ほど遊んであげるとつかれてうるさくならないので、できる限り遊んでくれる時にあそんであげましょう。爪とぎにかんしては早めに用意してあげればあげるほど自宅の壁紙の損傷を最小限に抑えてくれます。


さてあとはとりあえず一緒にくらしていくだけです。かわいいやつも、いつまでたっても慣れてくれない場合もあるでしょうが、家に来た段階で家族の一員です。愛してあげましょう。


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