かつては、楽曲をヒットさせようと思ったら「テレビドラマのタイアップを取って、そのテレビ局系の音楽出版社をサブ出版社として設定して、広く世間に曲を浸透させていく」という手法が取られましたが、テレビ神話が崩れてしまった（失礼）昨今では、もはやこの手法は得策とは言えません。

ご存知の通り最近では、デジタルをいかに有効活用するかがキーワードになってきており、もっと具体的には、優良なネット媒体（たとえばYoutubeなど）で「レコメンドされやすくするための施策」を考えることが、音楽ビジネスにおけるキモとなってきています。

Youtubeを例にあげれば「リピートされやすいショートムービーの作り方」「ショートムービーと動画との連動のさせ方」「配信サイトへの誘導」「Content IDの設定」「さまざまな二次創作作品を活用してのプロモーション」などが必須になってきております。

これらを使いこなすには、10年前に書かれた著作権や音楽原盤権の教科書は、ほぼ全く役に立たず、著作権知識はもちろんですが、常にその媒体の「レコメンド・アルゴリズム」を探っていく、というシステム解析能力も必要になってきていますし、二次創作を活用したプロモーションを打つとなれば「ネットおたく文化」にも精通する必要がでてくるわけです。

これらの事柄を教えてくれる教科書は、正直言って「なかなか無いなぁ」というのが感想ですが、「お、これはちょっといいかもよ！」というイベントがあったので紹介します。

ストリーミング時代の音楽マーケティング講座「Music First 2024」

第1回　3/19(火)18:00「音楽の届け方が変わった理由」
第2回　4/2 (火)18:00「音楽アーティストとファンの繋がり」
第3回　4/16(火)18:00「眺めるだけの数字 to 行動する数字」
第4回　4/23(火)18:00「Billboardから見る2024」＊＊＊＊

詳しくは下記リンクで確認いただきたいのですが、こういった「実践的なセミナー」ってあまりないですよね。今回このイベントを企画されている方はボクの知り合いでもあり、「この方の企画ならばかなりイケているはず」と思って紹介した次第です。当然、ボクも拝聴させていただく所存です。

皆さんもよろしければ是非、下記のリンクよりご確認ください。
https://ilaj-musicfirst2024-all.peatix.com/