羊毛フェルトの寿司動画について解説
この間、新作映像を公開しました。
今回はこちらの動画について制作過程をします。
1.経緯
本作の経緯は以前から羊毛フェルトで創作活動をしていて、去年制作した羊毛フェルトの寿司を映像にしてみたいのがキッカケでした。
また、以前から羊毛フェルトの寿司による映像作品を数作品作っていました。しかし、カーチェイスといった限られた動きでしか作っていませんでした。なので、『タンク』というコマ撮りアニメで撮影作業する際、撮影物を宙に浮かせることができる装置を使って新たな動きを取り入れました。
2.撮影
撮影は部屋の一室で行いました。
背景は方眼紙の壁を作り、タンクの固定先端部にまち針を接着し、羊毛フェルトの寿司を刺した状態で撮影しました。以前は真下からの撮影が多かったですが、タンクとまち針のおかけで回転する視点が新たに作られるようになりました。今回撮影した羊毛フェルトの寿司は『マグロ』『えび』『たまご』『イクラ』となりました。
3.編集
画像
画像はPhotoshopで行いました。
以前記事に掲載された切り抜き方法で行ったので割愛します。
寿司のネタ毎に一周回るまで画像枚数を均等するよう調整しました。
今回は一周回るのに18枚が必要となりました。
動画
動画編集はAfterEffectsで行いました。
本作は4年前に公開された映像作品をリメイクし、15秒CM動画となりました。
本作は4年前と比べて大きな変化があります。
羊毛フェルトの寿司はメインに強調させるため、エフェクトのモーションタイルで羊毛フェルトの寿司を複製した背景モーションのみならず、中央にも羊毛フェルトの寿司を配置しました。中央の羊毛フェルトの寿司はエフェクトでより中央に強調させました。
背景は配色のある平面レイヤーではなく、Illustratorで文様を作成しました。本作は青海波、麻の葉、七宝を作成しました。配色は和食、江戸時代をイメージして雰囲気に合う色を選びました。Illustrator作成時は白黒にし、AfterEffectsの色かぶり補正で配色を変えました。そして、和紙の素材で描画モードで文様背景を馴染ませました。
寿司のネタの切り替わりはトランジションによる演出効果となりました。それぞれの文様背景で切り替えっていく演出となり、変化が分かりやすくなります。
四年前と比較すると成長していることを感じさせました。
4.オマケ(ショート版について)
本作は以上となります。しかし、今回はもう1作品公開しています。
内容は同じですが、1080×1920の縦長サイズによるショート版を公開しました。
サイズ変更に伴い、トランジションの演出や背景の文様背景も変更しました。
文様は市松に統一し、黒灰白の3色としてIllustratorで作成しました。黒灰白の3色はAfterEffectsのエフェクトであるトライトーンで配色を変えました。
トランジションによる移行時、『寿司』と言う文字を入れました。
次回は5月6日に新作映像をYouTubeプレミアで公開する予定です。
乞うご期待!
最後まで解説記事を読んで下さりありがとうございます!
私が制作した映像作品に関してはこちらのマガジンにまとめています。
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