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新作『UNKNOWN』について

オンライン映像イベント"PVSF2024GW"より新作『UNKNOWN』を公開しました。

どのような経緯で作り始めたか解説したいと思います。

1.参加した理由

PVSFは映像連続投稿祭と言うオンライン映像イベントで以前から参加していました。私は去年のPVSF2023S以来となります。
オンラインで映像を皆さんに見せる機会が滅多にない上、趣味で作っている私には成長しているか確かめる場所でもあります。
あと、色んな方々との映像作品を知るきっかけになるので、今回参加しました。

2.テーマ

前回は『パングラム』とテーマに英語を並べるモーションアニメを作りました。今回は最近まで羊毛フェルトで様々な物を作り、その中で『UFO』を作っていました。

羊毛フェルトで作ったUFO

UFOを作ったので、シンプルなSFアニメーションでも作ってみたいと思います。今回はそのような流れで作り始めました。

3.撮影時

撮影時は羊毛フェルトのUFOを宙に浮いているように見せるため、タンクという固定器具を使用しました。

撮影した一部のシーン(無修正)

下は方眼紙で敷いています。方眼紙を利用することで動かす際、均等する幅を目視できます。

今回は数十枚撮影しました。
夜の森林にUFOが出現する設定として木も追加で作成して撮影しました。

羊毛フェルトで作った木(無修正)

4.編集+シナリオ作り

撮影した画像はPhotoshopで編集をし、背景を取り除きました。ちなみに木の画像サイズは1080×1080より大きいサイズにしました。予め大きいサイズにする事で背景のコンポジションを作る際、1920×1080サイズを数倍にすることができます。背景のコンポジションを移動させる事でUFOの高度を変えることができます。

UFOのみのストップモーションアニメを何度も確認しながら、シナリオを組み立てました。スケッチブックで描きました。

シナリオ作りの絵コンテ(仮)

追加で牛がさらわれるシーンを入れました。なぜなら、浮遊して接近しているだけでは寂しかったからです。

5.場面でこだわった点

①森林

森林のみのカットシーン

森林の木はPhotoshopで切り抜き、AfterEffectsによるカラー補正で奥行き感を出すようにしました。エフェクトの『モーションタイル』で少数レイヤーを効率良く複製しました。
背景は星空を作り、羊毛フェルトの質感とマッチさせるように生地の画像を取り込み、描画モードなどで調節しました。

②UFOを照らす光

UFOを照らす光

UFOを地上へ照らす光はシェイプの線レイヤーで作成しました。
『パスのトリミング』と『テーパー』で先端から広がっていくように見せました。UFOの周辺に光る演出公開はUFOのレイヤーを複製し、エフェクトの『ブラー』などで光らせました。

③フォントならび演出効果

今回、タイトルやクレジットに使用したフォントはAdobe fontsより『LTR BeoSans』を使用しました。
フォントによって映像の雰囲気がガラッと変わってしまったので、様々なフォントを試してみました。その中でLTR BeoSansは文字崩れが映像の雰囲気をマッチして使用することに決めました。
演出効果についてAfterEffectsのエフェクト『フラクタルノイズ』『時間置き換え』で時間差によるグリッチっぽい出現アニメーションにしました。

④牛の素材

UFOにさらわれる牛は牛乳石鹸の牛のデザインを使用しました。

無修正時の牛の素材画像

PhotoshopとAfterEffectsで編集して作り上げました。

6.最後に

以上で解説を終えます。
今後は9月のFRENZ2024に向けて制作を始めています。それ以外にも自主的に映像作品や創作アートを作る予定です。

最後にPVSF2024GWの運営陣、出展者並びに見てくださった視聴者の皆様、イベントお疲れ様でした!

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