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私の学生や生徒は大抵アニメファンが多い。
私はあんまりアニメを見ないので、ストーリーの話なら共通理解を持てるけど、声優がどうとか、テーマソングがどうとかという話だと全く分かりません。
ま、そもそも学生たちは大体テレビ放映やNetflixを見ていて、ちょっとがんばりやさんとか、濃い目のファンだと日本語音声で字幕ですという人もいるけど、ほとんどドイツ語で聞いている。

仕事でもないのに、ドイツ語を聞かないとダメ?!と思うくらいなので、まあ、多分私がドイツ語のアニメを見ることはない。

でも、日本語でも見ないのは、原作を先に知っていることが多いからというのが1つ。
マンガや小説(REゼロとか薬剤師とかはラノベで先に読んだ)を先に読んでいると、その登場人物についてのイメージがぼーんやりあって、アニメを見ると、声が違う!とか、こういう技だったの?とか、びっくりすることになる。

私の夫は絵が描ける人なのだけど(白い紙に線が見えていて、それをなぞるだけだよね?という。いや、私には見えません)、彼は読みながら、脳内で映像化してるそうだ。
映画みたいに頭の中に浮かんでいる、と。
読むのはすごく遅いけど、多分すごく楽しいんだろう。

私はそれに比べたらぼんやりに過ぎない。
でも、せっかくぼんやりしてるのを、はっきりさせるのが好きじゃない。
ハリーポッターシリーズも、映画を見てしまったがために、その後本を読むときにもハリーはダニエル・ラドクリフの顔が浮かぶようになってしまった。

もう1つは時間が制限されるから。
本は5分の待ち時間でも読める。
私は寝る前は必ず本を読むけど、もしこれがアニメだったら、途中で終わるのが変な気がしてしまう。
30分(ていうか25分?)拘束されるのがいや。

小説がマンガ化されるときもそう。
顔とか服装とか、固定されるのがいやなので、あまり読まない。
(本好きの下剋上とか)

あと、レシピを探すときも今どき動画がすごく多いけど、いらないところを飛ばせないので、私はできるだけ文と写真だけのものを探す。
文だけだと読みにくいので、適宜に写真があるのはいい。

もちろん、世の中にははっきりしたイメージを持ちたい人もいるんだろうと思う。
だから、その人たちは動画のレシピを見て、小説でなくマンガを、マンガでなくアニメを見ればいい。

それぞれ好きな方法を選べる社会になってよかったと思うけど、私が好きな方が旧式なので、いつか駆逐されてしまうかもしれないというのはちょっと怖い・・・

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