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【今日の授業】漢字の成り立ち「決」とdecideの語源

小6女子対面

今日は動詞の否定。現在と過去4パターンを練習しました。
課題はひらがな。
やめていいよって言ってるのに、まだがんばる!と。。。

小4オンライン国語

「調べて話そう、生活調査隊」
クラスでアンケート調査をして、発表するという単元。
例としてネットで拾った小4向けアンケートに答えてもらい、グラフを円、棒、折れ線、帯の4種類を見てもらった。
それぞれの名称と特徴と読み取り方をおさえました。

漢字は4年間分を復習中。
部首ごとに集めるというのをしていて、今週はさんずいとしんにょうをチェック!
部首の意味は分かっているけど、どうして「決」がさんずいなんだっけ?と見直してみると・・・

(河川の水が)「堤防を切ること」を意味していたのが、古代中国語のkwet(決)クエトゥなのです。(中略)
古代中国語のkwet(決)は、「切ること」→「終わらせること」→「決めること」という変化を経たのです。参考として、英語のdecide(決める)とフィンランド語のpäättää(決める)パーッターの例も挙げておきましょう。
英語のdecide(決める)は、切ることを意味したラテン語のdecidereから来ています。
フィンランド語のpäättää(決める)は、pää(端)パーから作られた語で、当初は終わらせることを意味していましたが、やがて決めることを意味するようになりました。

「決める」の「決」にさんずいが入っているのはなぜか?

面白い!
確かにつくりは「抉る」と同じです。
手ではなく、水によって抉られるのが、堤防の決壊な訳ですね。

ドイツ語も考えてみました。
ドイツ語で決めるは「entscheiden」。
entは分離、解き放つことなどを意味する接頭語です。
(ドイツの「すみません」はEntschuldigung。「Schuld-責任、罪」を解き放つから来てるんですね。「容赦せよ」と同じですね)

後半のscheidenが何かというと、分かれる、別れる、離婚する、手放す、区別する、取り除く、立ち去る、(婉曲的に)死ぬなど。
合わせて考えると、「これかな、これかなという分別(迷い?)から解き放つ」って感じでしょうか。

ラテン語の「de」も「離す」というようなことを表す接頭語だそうです。
英語でも「departure」などがありますね。

このように欧州系言語には接尾語、接頭語(ドイツ語は前置詞も)があって、知らない単語でもおおよその意味を推測することができます。
これと同じ働きをするのが漢字の部首ですよね。

国語、継承語の学習者たちは特に、例えその漢字が読めなくても、部首からなんとなく意味を推測したり、音を予想したりできるようになれるといいと口を酸っぱくして言っています。


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