見出し画像

【社員のひとり言】キンモクセイは二度咲く?

はじめはふとした違和感だった。
通っていた大学の構内には大きなキンモクセイの木があって、それが学園祭の時期に咲いていたのを覚えていた。
学園祭はたしか11月だった。
それなのに最近のキンモクセイは11月より前に咲いているな…と数年前からボンヤリと感じていた気がする。

私は通勤時に植物の匂いを嗅ぐのが好きで、どこからともなく漂ってくる春のはじめの沈丁花や初夏のジャスミンの香りを楽しんだり、クチナシに関しては、わざわざ顔を寄せて嗅いでみたりしている。
少し前まで漂っていたムワッとしたイチジクの香りが終わるといよいよ秋の到来だなと感じる(会社の側の緑豊かなお宅には大きなイチジクの木があって毎年ひそかに楽しませてもらっている)。

通勤途中の小学校には大きなキンモクセイが植えられていて、毎年いい匂いだな~秋だな~と思っているのだが、去年は、一度楽しんだはずの匂い…終わったはずのキンモクセイが、確かに二度咲いたのだ!
ここまではっきりと二度咲いたのを確認したのは去年が初めてで、ネットで調べてみたところ、通常は一度咲きだが、二度咲くこともある(最近このような現象の確認が増えている)らしい。
今年のキンモクセイは、ついこの間咲き終わった(10月の中~下旬にその香りを楽しませてもらった)。
このあと今年も二度目の香りを楽しむことができるのだろうか。

▲週末を前にしてルンルンの退勤時に嗅いだキンモクセイ(2023年10月20日(金)撮影)


話は変わるが、先日、大学時代にアルバイトをしていた大きな公園に散歩に行った。
桜がたくさん植えられていて、花見の名所となっている公園なのだが、10月の下旬に、なんとその桜が一部咲いているではないか。
緋寒桜などではなく、普通のソメイヨシノだったはず…

▲なぜか咲いてしまった(たぶん)ソメイヨシノ(2023年10月21日(土)撮影)


温暖化等の環境の変化でキンモクセイも桜も以前とは違う動きをしているのだろうか。
キンモクセイや桜にとっては大変な問題なのかもしれないが、個人的に、花を見る(嗅ぐ)機会が増えてラッキーと思ってしまうのであった。


▲オマケ:飛んでる間は羽の動きが速すぎてただの棒に見えていたイトトンボ。
(止まるのを根気強く待った)(2023年10月21日(土)同じ公園で撮影)

■2024年2月21日追記
注意深く見守りましたが、昨年のキンモクセイは一度しか咲きませんでした。残念!

(営業部・O)


※本記事は【日本加除出版メールニュース vol.246】の社員のひとり言を加筆修正し作成しました。