【お詫び】街頭宣伝における点字ブロックの閉塞について

2021年7月21日
社会民主党 新潟支部連合
幹事長 松原准一

 去る7月19日に新潟市中央区古町十字路で行われた街頭宣伝活動において、社会民主党新潟支部連合の党員を含む参加者の多くが横並びに立ち、点字ブロックを閉塞するという過ちを犯しました。Twitterに写真を投稿し、多くの方々からご指摘を頂くまで誰ひとりこの行為に疑問を抱かなかったのは

①点字ブロックを必要とする方々(以下、点字ブロックユーザー)はそう多くないだろう
②点字ブロックユーザーの方が通行する時に開ければ問題ないだろう

という考えを無意識に共有していたからに他なりません。いずれもマジョリティの都合を点字ブロックユーザーの方々に押し付けるものです。マイノリティの存在を人数の多少ではかったり、マジョリティには求められない移動時の工夫を当然のものと見做したりするのは排除や差別への加担です。排除・差別に加担している瞬間を掲載したTwitterの投稿をご覧になり、歩行を妨害された辛い経験を思い起こされた点字ブロックユーザーの方もいらっしゃることと思います。

 日頃、排除や差別に抗い、インクルーシブ社会の実現をめざして活動している社会民主党新潟支部連合が障がい者の排除・差別に加担した今回の事態は私どもの不徳の致すところであり、痛恨の極みです。総ての点字ブロックユーザーのみなさまに心からのお詫びを申し上げるとともに、2度と同じ過ちを犯さぬよう、街頭行動の実施・参加に関して以下3項目の取り組みを徹底致します。

⑴社会民主党新潟支部連合主催の街頭宣伝・街頭労働相談会等において点字ブロックを閉塞することのないよう、備品・人員の配置に細心の注意を払う。参加者多数となることが予想される場合には、点字ブロック周辺にスタッフを配置し、閉塞の防止と歩行者の動線確保を徹底する。

⑵他団体主催で社会民主党が参加者である街頭宣伝・屋外集会においても点字ブロックが閉塞されていないか、歩行者の動線が確保されているかに細心の注意を払うとともに、党員は閉塞の防止と歩行者の動線確保を率先して行う。

⑶社会民主党全国連合を通じて、全国各地の支部に対して⑴並びに⑵の全国規模での徹底を要請し、新潟支部連合の過ちを他地域で繰り返すことがないように努める。

最後に、本件に関して厳しくも適切なご指摘を下さったみなさまに感謝を申し上げます。


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