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この頃僕は思う
自分は所詮この程度だと
ゴールがなんとなく見えてきて
自分は凡人だと思い知らされる

僕は世界の主人公にはなれない
そんな才能などあっちゃいない
頑張ってはいるけれどこの程度
誰にでも出来る事さ

なのに僕は僕を辞めれない
僕の人生の主人公のまま
スポットライトを浴びっぱなしで
不器用に踊り続ける運命

やめてくれよ
もう沢山だ
僕だって何かを成してみたいさ
憧れの人になってみたいさ
僕は僕をかなぐり捨てて
置き去りにして生きてみたいんだ


分かってるよ
所詮これは夢さ
影はどこまでもついてくるのだ
逃げても逃げても追いすがり
終いには置いていくなと泣き叫ぶだろう

その声を僕はきっと無視出来ない
だってそれも僕だから
切り捨てた僕が傷付くのを
見てると僕も痛いんだ

あれおかしいな
僕は僕を辞めたかったのに
なんで僕を大切にしてるんだろう
そうかまだ僕は僕のことを
諦めきれてはいないのか

仕方ない
仲直りをしようか
僕は僕を辞めないよ
見捨てて悪かった
ちょっとだけ
魔が差しただけのことなんだ

聞いてくれるかい僕よ
今出来た僕の夢を
正直僕はまだ僕を
認めることができないんだ
それでもなんとかやってみてさ
そしていつか僕が僕の
味方になれる日が来るといい




あとがき
こんにちは。新山栞です。
自分が人生につまずくと、成功者がことさらに眩しく見えますよね。そんな時「こんなはずじゃなかった」「こんなの自分じゃない」と失敗した自分を切り捨てようとしてしまうのは普通のことだと思います。けれどまるっきり生まれ変わるのは無理な話ですし、理想の自分になるにはエネルギーも才能も必要で気が遠くなってしまっても無理ありません。こんな自分嫌いだ、でも誰かにもなれない、けれどなかなか変われない。葛藤してもがいてあがいて、苦しむ。そして結局は、また自分に戻っていく。自分にしかなれないのなら、良い自分も駄目な自分もひっくるめて愛してやれ。そんな健全な開き直りがメインテーマ、のつもりです。

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ではまた来週!

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