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第14回 糖尿病専門医について

公平病院 医療秘書部についてご存じでしょうか。
わたしたちは医師の後ろについて様々なサポートをしています。

内科医はもちろん糖尿病専門医につくこともあり、患者さんにお話しされている内容が本当に勉強になるのでいつも聞き入ってしまいます。
ところで糖尿病専門医とはどんな医師でしょうか。

内科あるいは小児科で規定の研修を終えそれぞれの学会の認定医や専門医の資格を持った医師が、糖尿病に関する専門的な研修を更に3年以上受けて、経験症例のレポートを提出し、専門医試験(筆記と面接)に合格すると「糖尿病専門医」の資格を取得することができます。この3年間の研修期間中には学会の認定した施設において、指導医のもとで患者さんの診療、指導や教育に携わり、必要とされる様々な診療経験を積みます。

「糖尿病専門医」は資格取得後も最新の知識や技能を維持・獲得するための研鑽を継続し、5年ごとに一定の審査を経て資格を更新する必要があります。更新のためには、糖尿病に関連する学会に参加し、教育講演を受講し、また、担当する糖尿病患者についての診療内容や指導歴の報告が必要とされます。

糖尿病学会HPより

ものすごい努力をされないと難しいということがわかりますね。
厚生労働省の統計によると、日本には約30万人もの医師がいますが、診療項目に「内科」と明記している医師の6万人のうち、内科専門医の資格を持っているのはおよそ2万人程度だといいます。さらに、日本糖尿病学会の糖尿病専門医の認定を受けている医師は、約5,300人しかいないそうです。
そのうち3名が在籍しており、糖尿病の患者さんの生活に寄り添って症状や数値をみながら、最適な食事療法や運動療法、薬物療法のアドバイスを行います。
当院では看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、検査技師、わたしたち医療秘書部などあらゆるスタッフとチームを組んで糖尿病患者さんの治療にあたりますので安心して糖尿病治療を受けに来てください。

是非お気軽に『にじいろの会』へご相談ください!


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