見出し画像

これやったことある人少ないのでは?【コトバビタミン】第83回

私の住む地域は雪が降ることが少ない。

小学校低学年の頃、珍しくとても雪の積もる日があった。

こういう時、みんなのムードは「今日は授業をやめて外で雪合戦しよう!」という感じになる。

先生も乗せられて、早速みんな外に出て雪合戦開始!

程なくして、私は貧血のような状態になり、うずくまってしまった。
そして、保健室に行ったが、なかなか調子が戻らず、急遽、父に迎えに来てもらい、午前中の早い時間に早退した。

家に帰ると、暖かくして、過ごしていたが、なかなか調子は戻らず、そんなときはいつも父の得意とする「足の指を回す」という施術を受ける。

かなり押さえ込んで回されるので、調子が悪い時のその痛さは悶えるほどである。
しかし不思議と調子が悪くないときはこそばゆいだけである。

これは「指圧の心は母ごころ押せば生命の泉湧く」でお馴染みの浪越徳治郎氏(あるテレビ番組では「ジェット浪越の愛称で知られる」)から得た体調回復のための指圧である。


暖まりながら指圧を受けると、程なくして血の気が戻り、体調が回復した。


そして、そこで出た父からの言葉は、

「学校に戻りなさい」

という一言。


確かに問題なく動けるようになったし、まだ午前中だし…でも、もう一回行くって…

「いってきます」

ということで、再登校。


という訳で、一回早退して、また登校したことのある人はなかなか少ないでしょう。


小さい頃から、体調が悪いときは足の指を回してもらっていたので、大人になって父の足の指を回すこともまたにしていたが、恩返しできていただろうか。
最期に近い時も会えば足の指を回していたが、少しは調子が戻っていたのならよいなと。


おまじないみたいなものですが、みなさんも試してみてはどうでしょう?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?