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目立つ作品を書こう

崖っぷち作家のニジマルカです。

小説を書き始めたころは変な作品を書いていた人も、経験を積んで勉強すると、控えめな作品を書くようになるものです。

それも悪くはないですが、もし読者の目を引きたいなら、もっと無茶をすることをおすすめします。

今回は「目立つ作品を書こう」という話です。


目立つ作品を書く勇気

「小説を書こう」などと思う人は、やはり何かを表現したい人でしょう。

表現したものを、できるだけ多くの人に読んでもらいたいはずです。

それなのに、どうしていつまでも、いわゆる「普通の作品」、もっとひどい言い方をすれば「誰も興味を持たない作品」を書いているのでしょうか?


その主な理由は、自信がないからかもしれませんね。

多くの人に読んでもらいたいのに、「自分には実力がない。だからこのくらいの作品でいいんだ」と思い込もうとしているのではないでしょうか。


こう言われてドキッとするなら、そろそろ、そのことを認める時期です。

「もっと多くの人に作品を読んでもらいたい!」と素直に認めましょう。

そのためには、ちょっと目立ってみるのがオススメです。

いっそ悪目立ちするくらいでもいいと思います。


「目立つ」というのは「この作品を読んでください」と手を挙げるようなものです。

勇気を出して「私の作品を読んで!」と手を挙げましょう。

いままで手を挙げたことがないなら、最初はうまくできなくて当然です。

ですが、手を挙げない限り、誰もあなたに気づいてくれないのです。


目立つ作品とは

目立つ作品を書くコツは簡単です。

  • タイトルに変なワードを入れる


人はタイトルを見て、その作品を読むかどうかを決めます。

その判断は、ほんの瞬きほどの瞬間的なものです。


自分のことを考えてみればわかると思います。

この記事を読んでいるのは、タイトルを見た瞬間の判断によるものでしょう。

瞬間的な判断で「読んでいる」ということは、同様に、瞬間的な判断で「読まれない」ということです。

読者に悪意はありませんが、結果は残酷なものだと知っておくといいですね。


「内容が良ければ読んでもらえる」という甘い考えは捨てましょう。

内容の良し悪しは読むまではわかりません。

ですから、まずはタイトルで勝負するのです。


変なワード

上で書いたとおり、単純に言って、目立つタイトルをつくるには変なワードを入れればいいです。

変なワードというのは、たとえばこういうものですね。

  • そぐわないワード

  • ドキッとするワード

  • 異質なワードの組み合わせ


本当なら、そのワードが「読者の新しい欲望を端的に表現したワード」になるのが最善ですが、そこまでは難しいので、少なくとも、

  • タイトルに変なワードを入れる

ことに挑戦してみてください。


いっそのこと、そのワードやタイトルから内容を考えるのもいいと思います。

たとえば、適当に「100円の花嫁」とか「DIY強盗」といった変なワードを思いついたら、そのタイトルになるような話を考えるということです。

うまくいけば、思いがけなく良い作品になるかもしれません。


こういった飛び道具みたいなやり方もアリです。

もしあなたが「そういうふざけた作り方はよくない」と思うなら、「小説はこうでなければならない」といった思い込みがあるのかもしれませんね。

小説は自由です。

どんなやり方も許されます。

もう一歩踏み出して、無茶なこともやってみましょう。


方法を変えれば、必ず結果が変わります。

逆に言えば、結果を変えたいのに方法を変えないことこそ、よほど無茶なのです。


今回のまとめ

「目立つ作品を書こう」という話でした。

  1. 目立つとは「作品を読んで!」と手を挙げること

  2. 読者はタイトルで読むか読まないか判断する

  3. 目立つにはタイトルに変なワードを入れる

  4. いっそ変なワードやタイトルから内容を考えるのもアリ

  5. やり方を変えれば結果が変わる

良いワードを思いつけば、それだけで勝負できます。

内容も大切ですが、それ以上にタイトルが重要だと知っておくといいですね。

それではまたくまー。

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