お勉強185:リキッドバイオプシーの時代

https://ascopubs.org/doi/full/10.1200/PO.21.00101

ctDNAで分子レベルでの遺残病変を見て、
転移性大腸がんの手術後の予後との相関を見ました、
という論文。
(馬鹿なので、ctDNAどうやって測っているかは
 よく分からない)
Figureを見てもらったらいいが、
ctDNAがポジティブか、ネガティブかで
明らかに予後が違う。圧倒的。

たぶん事前検体が取れないとダメなんだろうけれど、
(非常に特異的な変異があればよいのだろうが)
治療後の判定が難しい根治的(C)RTの予後判定というか、
残っているか、残っていないかを推定する
というのにこのストラテジーは有効なのだと思うし、
実際ASTROでそういう発表があったと聞く。

実際、大腸がんではもうここまで進んで
アジュバントをするかしないかの指標にしたり、
コンバージョンのタイミングを計ったり、
というのが国のレベルで走っていてすごいなぁと思う。

放射線治療でも、偉い先生に頑張ってほしいところ…

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