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IB PYP 新ガイドブック 「教えることと学ぶこと」 Pg68

今日は改正版PYPガイドブック 「教えることと学ぶこと」に基づいた評価についてのワークショップに参加した。

IBの強みである探求単元クラスで使われる学習活動が先生方のワークショップでもよくつかわれる。[See, Think and Wonder], [Walk and talk], [Quotable quotes]などなど。

ホーリステックに評価ができる教育者とは?(Pg73)

1.学習したことを自分で評価できるようになるように生徒をサポートできる
2.集めたデータに基づいて、授業やアセスメントの計画ができる(例:教師とのコラボレーション)
3.アセスメントをする目的理解し、状況に合った評価の方法を選択できる (例:生徒の理解度や進行状況に合わせ、テストをクイズに変更するなど)
4.協力しあいアセスメントを分析、改正し次のステップへ進むことができる(例:教師とのコラボレーション、話し合い)
5.効果的な採点、フィードバックを伝えることができる(例:しっかり生徒と話し合いの時間を設ける)
6.アセスメントデータを生徒やコミュニティーに伝えることができる(例:生徒の評価結果を保護者にプレゼンする)
7.証拠やデータをもとに振り返ることができる
8.学習達成のために、色々なアセスメントを計画することができる
9.教師として実践を振り返り、生徒も自己の学習を過程を振り返ることができる

新しいガイドブックには、アセスメントをデザインするにあたり、確認する点が73ページに記載されているが、『PYP:原則から実践へ』に比べ、生徒の意思を尊重する教え方や、実際に生徒の意見がどうやって導入するかに重きが置かれている。

ワークショップ中に一番楽しかったのが、Patrick Griffin and Pam Robertsonの[Professional learning teams and decision making] からの引用を読み、グループで[Quotable quotes]をした事。この記事の中で印象に残った部分をまとめてみる。

1.伝統的なアセスメントの考え方, 例えば、席順をつけたり、ABC
などの評価点から、成長型マインドセットの考え方を採用して、伸び率にフォーカスをするアセスメントの仕方。

2.観察とデータの両方を使って、評価をする。決して直観だけで評価を決めない。

3.「私の生徒」ではなく「私たちの生徒」。教師同士のコラボレーションを積極的に行い、「私の生徒」ではなく「私たちの生徒」とい意識を高める。

4.試験だけがアセスメントではない。

個人的な感想

年齢や学年に縛られる評価のつけ方から、伸び率フォーカスの評価の付け方になれば、もっともっと学校がすきな子供たちがふえるだろうなー。

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