G1 CLIMAX31 Aブロック 各選手の決勝進出条件

※このnoteにプロレス初心者向けの解説はございません。あしからず。



どうも、プロレスバカにからぐあです。


 現在新日本プロレスでは「G1 CLIMAX31」というシングルリーグ戦が開催されておりその中でもAブロックは現在かなり勝ち点の状況がややこしい事になっています。星取表は新日本プロレス公式サイトまたは「トペスイシーダブログ」様が事細かくまとめてくださってますので、そちらをご覧下さい。それでは本題へ行ってみよう!!


 


・優勝決定戦進出の可能性が残っている選手(10月9日現在)

・飯伏幸太(現在12点)
・ザック・セイバーJr(現在10点)
・鷹木信悟(現在10点)
・KENTA(現在10点)
・矢野通(現在8点)
・石井智宏(現在8点)

 この6人が現在、優勝決定戦進出の可能性を残しております。(ぶっちゃけ-O-カーン様に勝ってもらってもっとややこしくしてほしかった…)
 さて、ここからは各選手がどのような星取表になったら決勝進出ができるかをまとめます。

※なお、引き分けやノーコンテストの可能性まで考えていると僕の頭がショートするしまとめるのに時間があまりにもかかるのでここから全試合、勝敗がつくものとします。
※あと選手名は敬称略です。こちらもあしからず。


・飯伏幸太

 飯伏は現在12点でトップを独走しています。しかし、残すところ公式戦はあと1試合しかなく対戦相手は同じく優勝決定戦進出の可能性を残しているKENTAです。では、飯伏がこのKENTA戦に勝った場合、負けた場合の優勝決定戦進出条件をまとめます。

 【KENTA戦で勝利した場合】
 KENTA戦に勝った場合は飯伏はまず14点になります。そしてKENTAは飯伏に負けると最高12点までしか伸びないので問題無し。
 しかし、飯伏はザックに公式戦で負けています。ザックはここから最高14点まで伸びる可能性を残しているのでもし飯伏とザックが14点で並ぶと直接対決の結果でザックが決勝となってしまいます。
 なお、鷹木が14点まで伸びても飯伏は鷹木に公式戦で勝っているので直接対決の結果でも問題無し。
 もっと言えば石井、矢野も確実に14点まで伸ばすことは現状不可能なので問題無し。

 要するに、ザックがここから2連勝しなければ、このパターンでは飯伏の優勝決定戦進出は確定します。


 【KENTA戦で敗北した場合】
 まず、KENTA戦を落とすと飯伏は12点で公式戦を終えます。
 そして、KENTAはタンガ・ロア戦と飯伏戦を現在残しておりこの2人に勝つと14点まで伸びます。なので、飯伏目線で言えばKENTA戦を落とすとなるとタンガ・ロア戦でKENTAが負けていないと飯伏の優勝決定戦は100%ありません。
 しかし、タンガ・ロア戦でKENTAが負けたとなるとKENTAも12点止まりなので飯伏と同点になります。ただ、KENTAと飯伏のみがトップタイで12点となると直接対決の結果でKENTAが優勝決定戦進出となってしまいます。
 だがしかし、ここにザックや鷹木、矢野、石井が入ってくると話が別です。

 例えば、飯伏12点(KENTA戦❌)、KENTA12点(タンガ戦❌、飯伏戦⭕)、ザック、鷹木、石井(または矢野)が12点で並んだとするならば直接対決の結果では、飯伏もKENTAも鷹木もザックも石井(または矢野)も自分以外の全員に勝っている選手はいないので5すくみになる可能性があります。こうなるともう分かりません。新日本プロレス次第です。

 では、今度は最終結果を飯伏12点(前と同条件)、KENTA12点(前と同条件)、矢野12点、鷹木10点、石井10点、ザック12点とします。
 こうなると見ての通り鷹木と石井を除く4人が12点なのですが、飯伏はKENTAにもザックにも負けてるのですが矢野には勝っているので4すくみになります。なお、矢野が10点以下の場合はKENTAが優勝決定戦進出です。そして、矢野が10点以下、石井が12点になってもKENTAは石井にも勝っているのでKENTAの優勝決定戦進出に変わりはないです。

 ではでは、今度は先程の最終結果の中の鷹木とザックの点数を逆にします。(鷹木12点、ザック10点)
 こうなってくると、実は飯伏にも可能性は残っています。というのも公式戦で負けてるザックが脱落、KENTAにも負けてはいますが飯伏は鷹木には勝利しています。KENTAは飯伏には勝っていますが、鷹木に負けています。鷹木はKENTAには勝っていますが飯伏に負けています。なお、矢野石井の現在8点組に関しては矢野が12点になった場合は矢野はKENTAにのみ勝利しているのでギリギリすくみに入ることができます。石井はこの状況で12点になっても、この中で唯一勝っているザックが10点になっており飯伏、鷹木、KENTAに直接対決で敗北しているのですくみの中に入ることはできません。
 直接対決の結果で、優劣が全くつけられない状況になるので3〜4すくみの状態になるという事です。こうなった場合も新日本プロレス次第です。(3〜4すくみの場合って何するんだろう。優勝決定戦進出者決定戦way戦でもやんのかな…)

 ざっくりですが、こちらが飯伏の優勝決定戦進出条件でした。KENTA戦に負けると正直飯伏としてはかなり複雑な状況にならないと厳しそうです。では次は…この選手!


・鷹木信悟

 鷹木は現在勝ち点10点です。-O-カーン戦、高橋裕二郎戦を残しており最高で14点まで伸ばす事ができます。ここでは、鷹木が2連勝した場合、1勝1敗の場合、2連敗の場合をまとめます。


 【鷹木2連勝の場合】
 まず、鷹木が14点になります。この時点で石井、矢野は脱落になるので今回はこの2選手は触れません。
 ここで大事なのが先程めちゃくちゃ喋った「飯伏幸太 VS KENTA」の結果とザックの2連戦の結果です。
 では、まずは飯伏VSKENTAに飯伏が勝つとしましょう。
 こうなると鷹木は決勝進出は100%不可能です。ザックがここから何勝しようと鷹木は飯伏にもザックにも負けているので、直接対決の結果的に完全にアウトです。
 しかし、ここで飯伏VSKENTAでKENTAが勝つとどうなるか?
 そうなんです。鷹木はKENTAに勝っています。KENTAが14点になろうと直接対決の結果で鷹木が優勝決定戦進出です。ただし、これはザックの成績を考慮しなかった場合の話。
 ザックが2連勝してザックが14点になると「鷹木、ザック、KENTA」の3すくみとなります。

 要するに、鷹木がこの場合ですんなり決勝に行く方法は「飯伏VSKENTAでKENTAが勝って、更にザックがここから1度でも負ける」となります。


 【鷹木1勝1敗の場合】
  こうなると鷹木は12点止まりです。先程の通り、飯伏 VS KENTAで飯伏が勝てば直接対決とか関係なく鷹木は優勝決定戦進出は不可です。

 このような状況になってしまうと鷹木は、3〜5すくみ(飯伏、KENTA、鷹木、矢野(石井)、ザックが12点止まりになる事)の状況にする以外は優勝決定戦進出はありません。

 【鷹木2連敗の場合】

 シンプルです。飯伏が12点以上でリーグ戦を終える事が現状確定しており、更に鷹木も10点止まりなので今後のリーグ戦がどんな結果になろうと鷹木は優勝決定戦には行けません。



 これら全てをまとめると鷹木に関しては、飯伏VSKENTAでKENTAが勝たないとほぼ優勝決定戦進出は不可能です。IWGP世界王者がここから怒涛の巻き返しなるのか…注目です。では、続いてはこちらの選手!


・ザック・セイバーJr

 ザックも鷹木と同じく現在勝ち点10点です。VS矢野通、VSタンガ・ロアを残しています。前半は57年組を全員撃破しダントツトップだったものの石井、KENTAに負け遂に飯伏に抜かされてしまいました。その飯伏には勝ってるのに…()
 ここでは先程の鷹木と同じく、ザック2連勝の場合、ザック1勝1敗の場合、ザック2連敗の場合をまとめます。


 【ザック2連勝の場合】
 ザックは14点になります。石井、矢野は14点まで点数を伸ばせないので脱落です。ここで注目すべきはやはり「飯伏 VS KENTA」の結果。
 この試合でもし飯伏が勝つと飯伏も14点になります。しかし、先程の説明通りザックは57年組(鷹木信悟、内藤哲也、飯伏幸太)全員を撃破しています。つまり、直接対決の結果で飯伏が14点になっても、更には鷹木が14点で並んできても直接対決の結果でザックが優勝決定戦進出となります。


 では、今度は「飯伏 VS KENTA」でKENTAが勝ったとしましょう。飯伏は12点止まりで脱落です。KENTAに関してはタンガ戦で勝てば飯伏戦の勝ち点をプラスして14点となります。ザックがKENTAと並んだ場合、ザックはKENTAに負けているので直接対決の結果でKENTAが優勝決定戦進出です。KENTAがタンガ戦で負けていればKENTAは飯伏戦に勝っても勝ち点12止まりなのでザックが優勝決定戦進出です。
 ただし、ここにジャイアン鷹木が2連勝して割り込んでくると先程の「鷹木2連勝の場合」で説明した通り、鷹木、ザック、KENTAが直接対決の結果で優劣をつけられず3すくみになります。やっぱりこうなるともう分かりません。いつも通り新日本プロレスに判断を仰ぎます。

 これらをまとめるとザックがこの状況で優勝決定戦にすんなり行くには、飯伏VSKENTAで飯伏が勝つのが一番楽ですね。


 【ザック1勝1敗の場合】
 ザックは12点止まりとなります。この時点で「飯伏 VS KENTA」で飯伏が勝てばザックは完全に優勝決定戦への道が絶たれます。
 更に言ってしまえば、ザックが負けた「1敗」が矢野から喫したか、タンガ・ロアから喫したかで矢野にも一筋の光を与える可能性があります。というのも矢野はザックに勝って、更に石井に勝てばザックが12点までしか伸ばせない挙句自身の勝ち点が12点まで伸びます。
 しかし、KENTAが勝つとザックにもまだ可能性がわずかにあります。といっても、KENTA、飯伏、ザックで12点で並んでしまうと飯伏、ザック両名に勝利しているKENTAが優勝決定戦進出となってしまいます。つまり、矢野(または石井)、鷹木が12点止まりで4〜5すくみになる以外はザックがこの状況で優勝決定戦に行ける可能性はありません。
 なお、石井も矢野と裕二郎を倒せば12点となり、石井はザックに勝っているので辛うじてすくみに入ることができます。

 【ザック2連敗の場合】
 鷹木と同じです。飯伏が12点以上でリーグ戦を終えるのが確定しているので10点のザックは優勝決定戦進出ができません。


 ザックはKENTAに1敗を献上したのが痛いですね。KENTAに勝てば唯一自力で優勝決定戦に行ける権利を持っていたのですが…ザックは2連勝したら後は「飯伏 VS KENTA」で飯伏が勝つことを祈るしかなさそうです。
 さて、それでは次の選手です。


・KENTA

 KENTAも現在勝ち点10点となります。残すはタンガ・ロア戦と先程から重要視されまくっている飯伏幸太戦です。初戦こそYTRに丸め込みで敗戦したものの、怒涛の勢いで勝ち点とファンからのバックステージコメントに対する賞賛をもぎ取ってきました。
 ここではKENTA2連勝の場合、タンガ戦❌飯伏戦⭕の場合、タンガ戦⭕飯伏戦❌の場合、KENTA2連敗の場合をピックアップします。


 【KENTA2連勝の場合】
 KENTAは14点となります。KENTAが14点になるという事は飯伏は間違いなく12点止まりなので飯伏は脱落です。石井、矢野も同様に14点の選手が出てしまっているので脱落です。
 また、ザックが2連勝して勝ち点が14になった場合もKENTAはザックに直接対決で勝っているのでKENTAが優勝決定戦に進出します。
 しかし、ザックが1敗以上し、鷹木が14点になってしまうとKENTAは鷹木に負けているので鷹木が優勝決定戦進出となります。

 また、鷹木とザックが共に14点になると3すくみになるのでこれまた分かりません。またまた新日本プロレスに判断を仰ぎます。

 この状況でKENTAがすんなり優勝決定戦に行く方法は「飯伏との直接対決に勝ち、鷹木が1敗以上する」が確実ですね。


 【タンガ戦❌飯伏戦⭕の場合】
 KENTAは12点止まりとなります。しかし、飯伏もこの状況だと12点止まりとなりKENTAは飯伏に直接対決で勝つ事になっているのでこのままだとKENTAが優勝決定戦進出となります。
 しかし、鷹木かザックが2連勝したらKENTAは優勝決定戦には行けませんしなんなら鷹木が12点で並ぼうものならまた3すくみ(KENTA、鷹木、飯伏)となります。また、ザックも12点で並ぶとなると4すくみとなります。更に言ってしまえば矢野か石井、どちらかも12点で並ぶ可能性もあり首位が5人という異常事態になる可能性もあります。
 なお、【ザック1勝1敗の場合】で説明した通りKENTA、飯伏、ザックが12点で並ぶと直接対決の結果でKENTAが優勝決定戦進出です。


 【タンガ戦⭕飯伏戦❌の場合】
 先程と同じくKENTAは12点止まりです。しかし、今度は飯伏に直接対決で負けているので飯伏が14点となり鷹木がどうなろうとザックがどうなろうと石井がどうなろうと矢野がどうなろうとKENTAは優勝決定戦に進出する事ができません。


 【KENTA2連敗の場合】
 もはや定型文となっていますが、やっぱり飯伏の12点以上でのリーグ戦終了が確定しており、KENTAは2連敗の場合10点止まりなので確実に優勝決定戦に行けません。

 

 KENTAに関しては完全に飯伏戦次第、という感じがあります。飯伏戦に勝てば優勝決定戦進出の可能性はかなり高いです。
 それでは、次の選手はこちら!


・矢野通

 現在勝ち点8の敏腕プロデューサーです。同じ勝ち点8の-O-カーンが脱落する中、実はあと2戦(ザック戦、石井戦)残しており全勝すれば12点と現在トップの飯伏に並ぶ事ができます。ここでは、矢野に関しては完全に優勝決定戦に行く方法は一つしかないのでその方法について説明します。

 まず、矢野はここから2連勝が絶対条件です。1度でも負ければ優勝決定戦進出の可能性は0になります。しかし、もし矢野が2連勝して勝ち点が12になった場合は少し話が変わってきます。
 というのも、矢野が12点になっているという事は直接対決でザックに勝っている事になるので、まずザックは14点まで伸ばすことができません。12点が限度です。
 そして、現在勝ち点12の飯伏も最終公式戦であるKENTA戦に負けるとこのまま12点でリーグ戦を終える事になります。
 14点まで伸ばせる可能性がある鷹木も、ここから2連敗や1敗して、勝ち点が10〜12で止まる可能性があります。
 そうなんです。飯伏、矢野、ザック、鷹木、KENTAが勝ち点12で並ぶ可能性があります。
 直接対決はどうなんだろうと考えましたが、矢野はKENTAとザックには勝っています。57年組の2人には負けてますが。ギリギリこの5すくみに入ることができ、首位5人の状態に持っていく事が可能です。なおザックと鷹木が2連敗し、2選手の勝ち点が10点でストップした場合でも、残る12点勢は「飯伏、矢野、KENTA」となりこの3選手は直接対決の優劣がつけられないので3すくみとなります。
 後で説明する石井も同様なのですが、矢野に関してはこのパターンに持っていく方法以外現状優勝決定戦進出の方法がありません。監督の優勝予想は外れそうだ…

 さて、次で最後の選手になります!


・石井智宏

 現在勝ち点8点です。「え?8点?12点ぐらい取ってない?」とか考えちゃうぐらい今年も名試合を製造しまくっています。裕二郎戦と矢野戦を残しており、Aブロック最終日はCHAOS対決であり、どちらかが勝ち点12、どちらかが勝ち点10となってしまうので矢野戦は同門対決であり負けられない戦いです。

 石井も矢野と同じようにここから2連勝が絶対条件となります。2連勝すれば勝ち点は12点になり、飯伏がKENTAに負けるKENTAがタンガに負けて飯伏に勝つ鷹木が1敗以上するザックが12点以上になる(ザックが2連敗して10点になると飯伏、鷹木、KENTAの3すくみになるが、石井は⬆の3選手全員に負けているので唯一リーグ戦で勝っているザックが12点である事が絶対条件)、以上の条件を満たせば石井は上記の通りザックに勝っているので飯伏、鷹木(ただし2連敗するとすくみに入れない)、ザック、KENTAの4すくみに割って入ることができます。なお、ザックと鷹木が共に2連敗した場合は石井、飯伏、KENTAの3選手が残りますがこの場合は直接対決の結果で2選手に勝っているKENTAが優勝決定戦進出となります。
 逆に言ってしまえばここまで条件を満たさないと勝ち点8の矢野と石井は優勝決定戦進出の可能性がもう既に無いという事です。G1は本当に過酷だ。


 という訳で、Aブロックで優勝決定戦進出の可能性がある6選手の優勝決定戦進出条件をまとめました!
 Bブロックは現在、オカダコブの2強となっていますがAブロックはまとめないと誰がここから優勝決定戦に行くのか分からないぐらい大混戦になっています。なんならAブロックは誰も自力では優勝決定戦に行けない状況です。
 今回初めてプロレスに関する記事を描きましたが、情報収集と勝ち点の整理が本当に大変でビビりました。新日本プロレスの公式さんはこのまとめを毎年やってるのね…素直に凄いです。

 という訳で、以上!頭が未だにパンクしているにからぐあでした!


 P.S.優勝決定戦進出条件は、もしかしたら情報に間違いだったり条件のミスがある場合があります。何かあったらご連絡ください。

【お知らせ】

 投稿して数時間で星取表を見直したところ、石井智宏選手、矢野通選手にもまだ優勝決定戦進出の可能性がありましたので、追記しました。初稿については忘れてください…申し訳ないです。

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