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修羅場ー

:俺さ、今の仕事に成長感がなくなってきたんだよなー。

:その気持ち分かるわ~。で、あなたはどうしたいの?

:うん。そろそろ独立しようと思うんだ。

:うんうん。で、あなたはどうしたいの?

:いや、その…これまで営業畑でやってきたからさ、この営業スキルを活かそうと思うんだ。

:なるほどねぇ…で、あなたはどうしたいの?

:ビジネスプランも作っていて、あとは一歩踏み出すだけなんだけど、やっぱ怖いんだ。

:誰でも未知の領域に踏み出すのは怖いものよね。で、あなたはどうしたいの?

:・・・。

:で、あなたはどうしたいの?
:で、あなたはどうしたいの?
:で、あなたはどうしたいの?

:ち、畜生! やってられっかよ! なんで、そこまで俺を詰めて来るんだよッ!

:あら、あなたのコミットメントはその程度なの? 見損なったわ。

:クソッ、だいたいなんで、俺が前向きな話をしようとしているのにトゲのある質問ばっかしてくるんだよぉおおお!? お前はあれか? 攻撃色のオームなのか? 

:あらやだ。平静さを失っているあなたの方が攻撃色のオームに見えるわよ? オーム、目を覚まして…森へ帰ろう…?

:う…うるせぇ! おまっ、おまえのかーちゃん、でーべそっ!(スタコラサッサー)

男は、半泣き状態で女の前から敗走しました。

別の男:彼、帰っちゃいましたね。

:そうね。

別の男:彼、大丈夫そうですか?

:まー、大丈夫じゃないかしら? 感情的になっていたけど目は死んでいなかったわ。彼は “また来る” わよ。

別の男:流石はマスター!

:あら、私を褒めてもディスカウントはしないわよ、うふふ。

そう、ここは修羅場ー

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