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8/25 ワーク取り組みと考え中

 頭がこんがらがっていたので自分用まとめ。
 私見の入る後半は有料としました。まだ考え中なので……。
 前回同様、特に有益な情報はなしです。

「エリックバーン 人生脚本のすべて」 15章 脚本の伝達

 いま、読み進めている本はこちら。
 特に系統だってまとめたりはしてないんだけど、ここはまとめておきたいと思ったので気まぐれに書き出しました。


 あと、記号の意味など事前に理解しておきたい基本的な知識は、こちらがわかりやすいと思います。
 参考まで。


スタイナーの仮定とファミリーパレード

 「反対の性の親は大抵子供にすべきことを言い、同性の親は子供にそのやりを示すことになる」

 親のC2が「強制命令CI」を出し、親のA2が子供に「パターン指示プログラムAI」を与える。それから親のP2から出されるのが「対抗脚本」
 「親のC2が子供のP1を作る」=「子供のP1は親のC2である」つまり私という子供のP1は私の祖父母のC2であり、私に強制命令CIを出しているのは私の親の親(祖父母)ということになる。
 スタイナーに従うと、私は女性なので私の脚本に影響を与えているのは父方の祖母ということになる。

 子供のP1の中にはMCP(幼少期に取り入れた母親の影響)とFCP(幼少期に取り入れた父親の影響)がある。
 おそらくMCPはMother child parentの略。つまり母親のP1のことだろうか? だとするとFCPは父親のP1 。

 「子供のP1は親のC2である」から、私という子供のP1の中にはMPC(母のP1)として母方の祖父のC2、FCP(父のP1)として父方の祖母のC2がいて、私は女性なので「私の脚本プログラムは父方の祖母のC2からきている」ということになる。
 スタイナーの「反対の性の親は大抵子供にすべきことを言い、同性の親は子供にそのやり方を示すことになる」というのに従えば、私は父方の祖母の指示を受けていることになるからだ。

 「反対の性の親は大抵子供にすべきことを言い、同性の親は子供にそのやり方を示すことになる」とは、「どのように人に近づけば望む反応を得られるかというパターンをごく幼い頃に学ぶ」ということからきている。
 エディプス期以降、男児の場合は大概は母親の気をひくために父親のやり方に倣い、女児の場合は父親の気をひくために母親のやり方を模倣することになるからなのだろう。

 幼い私に代入されたのは、祖母に受け入れられたかった父が祖母の「こうしなさい」に応えようとした思いつまり「父方の祖母の指示」に従うこと
 そして祖父に受け入れられたかった母が祖父の「こうしなさい」に応えようとした思い「母方の祖父の指示」に従うことの二つだ。

 そのうち私が「父方の祖母の指示」の影響を強く受けることになるのは、女児だった私は父に受け入れられようと、子供だった父C2の思いである「父方の祖母の指示に従うぞ」に応えようとするから。 
 そして父に応えるためのやり方は彼の対象である母から学ぶってことだね。その母のやり方は、祖父に受け入れられたかった母が倣った母方の祖母のやり方ということになる。
 こうして脚本が引き継がれていくことをファミリーパレードと言う。

 勝者のパレードでは脚本と反脚本が一致する。
 一致しないケースでは葛藤が生まれる。
ex)母親のP2は子供に「優れた医師になれ」という脚本を示すが、同時に母親のC2は子供に祖父の馬鹿さと飲酒にまつわる武勇伝をうっとりとした様子で語る「失敗してしまえ」という強制命令CIを出す。

P332

 こちらの例は母のC2を受け継ぐことになる男児の場合。
 つまり「優れた医師になれ」は母方の祖父の指示を継いだ脚本。これは母親のP2に取り込まれ言葉として示される。
 でも同時に母は母方の祖母から祖父の馬鹿さや飲酒の武勇伝を喜ぶ態度(失敗を喜ぶやりかた)を無自覚に倣っている。これが母方の祖母のC2から母のC1に焼き付けられ、子供に「失敗しなさい(そうすれば愛される)」と言う言葉ではない態度、強制命令CIとして受け取られてしまう、ということだろう。
 脚本にこうした矛盾があるとき、体現するのは母のC2から受け継いだ後者の方ということになるのか。母のP2からいくら「優れた医師になるべき」と命じられていても男児のC1が失敗した方が愛されると感じたのならそうなるしかないよな。
 でもこの時母は自分の出しているC1の強制命令CIに無自覚なので、「優れた医師になるのよ」と一所懸命躾けてきたのに、どうして息子は堕落してしまったの? ということになる。
 脚本を刷り込まれた子供自身もどうしてなのかわからないだろう。悲劇的だな。

 問題の解決に必要なのは自分の中に引き継がれ無自覚に放っている態度を見つけ、「私」自身が強制命令CIから解放されること。どの立場であれ「私」がやるしかない。
 それこそが敗者のパレードを引き継がない、つまり負の連鎖を止めることになるが、人によっては破滅的で苛烈な強制命令CIに気づき対処しなければならないということでもあると思う。
 さて、ではどうするかについては明日まとめることにして。

 以下、本の内容を理解したことから外れた謎理論となるため有料枠としました。

夕子を通して考えてきた、毒親連鎖というテーマと合わせて。

 これまで夕子を描くこと通して、はたして毒親とはどういう状態になっているのか? 子供を守るには、連鎖を止めるには何ができるのか? について思い巡らせてきた。
 これまでのことを参考に考えたことを、思いつくまま書き留めておこう。

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