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ジェットコースター人生 その52-3

ジャマイカ戦はフランスの第二の都市リオンで開催されます。

前日に着くと早速市内観光。旧市街にある中世の建物は荘厳の中にも市民の暮らしになじんでいました。広場のゼラニュウムの赤が青空に映えていました。いつもは静かな街もその時はワールドカップ一色でいろんな国旗がたなびいて盛り上がりは相当なものです。これが欧州のサッカーファン!

口々に歌っている人もあり、いろんな場所で初対面の外国人とピンバッチの交換をしています。高校生たちもその輪に加わって両手いっぱいのいろんな形のをゲットしています。お土産にするとか。

早速、旅行会社勤務の元スタッフがチケット調達に出かけました。

「どんな方法でも?チケットを手に入れます。」彼のサッカー熱は特にカズに注いでましたが、なんと青天の霹靂!直前の合宿で外されたのです。

カズの雄姿を見たさに参加した今回でしたが…。カズが置いて行った魂を確かめるそうです!

いよいよ明日、ワクワクが止まりません。最悪な場合はスタジアム近くでダフ屋の言い値で手に入れることになるかもしれません。ここまで来たら日本に帰って毎日お茶漬けでもいいから手に入れて!

サッカーワールドカップチケット

半分諦めていた翌日の朝早く息を切らしてホテルに戻ってきました。

夜中は駅のベンチで横になって早朝やっと譲ってもらったそうです。

朝食のオレンジジュースで乾杯して、出発準備に部屋に戻ります。

取れたチケットはスタジアムの四か所でばらばらの席でした。

誰一人、心細いという者はなくすんなり分配することができました。

9時出発が待ちきれずロビーでうろつく日本人にエールを送ってくれる人もいて、こちらも緊張感が高まりました。

人のよさそうなバスの運転手が迎えに来て私たち7人だけのバスは出発しました。

当日の様子は軽く ニケと歩けばquarante-septに書きました。

よろしければ一緒に読んでください。


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