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持ちつ持たれつ

いろんな場面で、力を貸してほしいと頼まれることはよくあると思います。

頼まれると嫌と言えない人もいますが、話を聞いて納得したなら協力してもいいと思う堅実な人もいるでしょう。

ところが頼んできた人の以前の行いや言動が協力しようという気持ちになれ
ない場合があります。

頼んだ人に対して裏切ったり傷つけることを言って、自分は全く悪気がない。そんな人は結構います。

その時の自分本位の都合で行動していることをうっかり忘れてしまっているのでしょう。

相手はしっかり覚えています。離れてしまうほどではないにしてもこの人にはけっこう失礼なことを浴びせられたり、ないがしろにされたりと、傷つけられたことが度々あるということは、心の奥底にインプットされているものです。

受けた恩は忘れ、かけた恩は水に流さず???

月日は流れて、例えば、仕事。いいお話があって誰かを紹介する場合、先程の人には回ってきません。

知人がそのような体験談を話してくれました。何でも持ちつ持たれつ。助けたり助けられたりしてこの世は成り立っています。小さな行いが後のビックチャンスにつながるか目の前を通り過ぎていくかは紙一重です。

こんなところにも日々の行いが影響します。

見返りを狙っての行動はすぐに化けの皮が剥がれるものですが、助けられたことは忘れることはありません。

「あの時は助かりました。いつかお返しがしたいと思っていました。」となりました。

「そんなことあったかなあ?」と思えるほど小さなことだったそうですが、お返しは彼女にとって仕事での大きなチャンスをくれました。

それを機会に仕事も順調で、今や関西で活躍する手芸家になっています。

もう一人は「今度新しい仕事を始めるけれどそのメンバーにあなたも加わってほしい。」と言われたそうです。答えはNO!でした。

「この人が言うなら一肌脱ごう!」とはならなかったのです。その人は彼女の長年の顧客も抱き込んで自分のにと頭の中で勘定していたようですが、計算が外れました。

胸算用が外れて「どうして協力してくれないのか?冷たい人!」と言われたそうですが、はっきりとした理由は控えたそうです。
もう後の祭りです。そんなに人は、世間は、甘くないということです。

仕事だけに係わらず毎日毎日が積み重ね。いい日も落ち込む日もありますが、誠実に生きるということがキーポイント。知らぬ間にチャンスを引き寄せるか手からこぼすかは、その人次第だと言えるかもしれません。

今日もいい日にしましょう!


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